【取材】台湾フリークまでいる、いま注目の上野の騒豆花(サオトウファ)という、台湾の食とスイーツのお店は行く価値あり

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夏のスイーツと
夏の恋は、
昨日のように甘く、
泣くように甘かった。


夏の台湾スイーツ。
マンゴー豆花(トウファ)は、
フルーツの甘さと
ヘルシーなトウファが美味しい。




夏の扉が開こうとしている。

僕にとって夏の記憶といえば、特にワクワクドキドキするのが、夏のスイーツと夏の恋だろうか。

夏のスイーツ、夏の恋は心に強く刻まれ、シーズンが終わっても、遠い昨日のように甘い記憶になる。

夏は、不思議な季節だ。

夏のスイーツといえば、巷で噂になっているのが、台湾のフルーツスイーツである。
日本には台湾フリーク、という、人たちがいる。

台湾が好きで好きで。何回も台湾を訪れ、もちろん台湾の食やスイーツにもとても詳しい。

そんな台湾フリークの方をはじめ、台湾人気で一部の人々がいま注目しているのが、上野の騒豆花(サオトウファ)という、台湾の食とスイーツのショップである。

なかでも、騒豆花だけが唯一作っているフルーツ豆花(トウファ)が、ヘルシーな味わいでたいへん人気だ。
僕は、さっそく上野にある騒豆花を訪れた。

女性を中心にお店は賑わっており、あらためて台湾の食、スイーツに、僕も興味をもった。

これからの季節には、夏だけしか食べることができないマンゴー豆花がおすすめだという。

僕は、マンゴーが大好物なので、夏の台湾スイーツにワクワクしながら、お店に入った。

「台湾の食、スイーツの老舗であり、人気店の騒豆花(サオトウファ)が上野にオープン以来、盛り上がっていますが。台湾スイーツの人気の秘密はなんでょう。」

ひとつは、ヘルシーということですね。
トウファなので、お豆腐というか、大豆の豆乳を絞ったスイーツですから、すごくヘルシーだし。それと騒豆花しかないメニューで、フルーツを使ったトウファが人気なんです。
とても見栄えがよくて、若い女性たちは、SNSやインスタに載せたりして、バズっているという現象もよく起きていますね。

「トウファは、豆乳づくりから始まると言われていますが。大豆は、どんなものを使っているのでしょうか。」

大豆は、産地を厳選して使用しています。
騒豆花の台湾の本店と同じ味を再現するという姿勢で。本店のオーナーが厳選したもの、食材や大豆、大豆を絞る機械などを台湾や産地などから直輸入しています。

「台湾の本店の美味しさを、日本でも味わえるんですね。」

私も台湾の本店に研修に行って。トウファの作り方を1から教わって、日本に持ってきた感じなんですが。食材とか機械を台湾と同じものを日本で使っても。
やはり気候がちょっと違うし、それに一番は、お水が違うんですね。台湾のお水と。そこを試行錯誤しながら、これは企業秘密なのですが、いろんなろ過する機械だとか、浄水器のようなものまでつけて、台湾のお水、台湾の味を強く強く求めました。
お水が、一番のポイントで、苦労した点ですね。

「騒豆花の夏だけのスイーツ、マンゴートゥファは、どんな特徴がありますか。」

マンゴートウファは、やはり南国のフルーツで。日本だと、宮崎マンゴーとか、お高いイメージがありますが。台湾では、一般的なフルーツなんですね。
なので、台湾のどこのお店にも並んでいるし、スイーツにもどんどん使われています。
騒豆花の本店は、マンゴートウファが一番の看板メニューでもあるんです。マンゴートウファは、騒豆花では日本のお店も、台湾のお店も、夏しか作っていないんです。
同じフルーツトウファの中でも、マンゴー特有のまろやかさが、ちょっと舌にねっとりつくような感じで美味しくて。
マンゴートウファのフルーツとトウファの相性が、私個人的には一番合っていると思います。

「マンゴートウファを美味しく召し上がるには、どのように食べるのがおすすめでしょうか。」

食べ方に関しては、それぞれなんですけど。
一番下にトウファがあって、そのうえにマンゴーのシャーベットが載っていて、一番上にマンゴーのフレッシュなフルーツをカットしたものが載っています。
なるべくその3種を一緒にすくっていただいて。バラバラに味わうのではなくて、一度にまとめて味わう。
バラバラに味わうと、一番下にトウファだけが残って、豆の味しかしないので。できたらカレーライスを食べるみたいに、すくって食べてもらいたいですね。

「マンゴートウファが生まれたきっかけは、なんでしょう。」

劉(りゅう)ママと呼んでいるんですが。騒豆花は、本店の劉さん一家がオーナーでして。
劉ママは、いま3代目ですが。トウファは、台湾では一般的なスイーツでして、街のいろんなところで食べられるんですけど。
フルーツトウファは、特にマンゴーを使ったトウファは、騒豆花がオリジナルなんですね。劉ママが試行錯誤して、たぶん考案したと思うんですけど。
だから、シャーベットも手作りなんです。生のフルーツをミキサーにかけてシャーベットを作るんですけど。
台湾のマンゴーと日本で流通しているマンゴーと、若干、味が違うんですね。
だから同じレシピで作っても、シャーベットは同じ味ができなかったんです。それが苦心した点ですね。
だから、マンゴートウファは、台湾のマンゴーを使っています。台湾のマンゴーがどうしても入らないときは、南米産のマンゴーを使って作るときもあります。

「これからもトウファの新商品が出る可能性は、あるのでしょうか。」

台湾の本店と連絡を密にとりながら。本店で開発したものをこちらで取り入れたりとか。そういうことは、今後ありますね。

新商品の開発は、常にすすめられているのでしょうか。

そうですね。トウファだけでなく、お料理の方も、常に商品開発が行われています。

引用:騒豆花公式HP

「トウファは、これからどうなっていくのでしょう。」

いまは、台湾の味や、そして台湾で覚えたトウファの味は、日本でも食べられるようになってきています。
台湾に行ったことがある人も多いと思いますが。だんだん一般化されてくると、他のスイーツみたいな感じで、決して台湾フリークとか、台湾に行った人じゃなくても、一般的に楽しめるスイーツになっていくと思います。
お店がオープンしたときから、台湾の騒豆花は知っているというお客さまもけっこういらっしゃったし。
台湾スイーツ大好き、というお客さまが増えるだろうという、手応えを強く感じています。

とても楽しみにしていたマンゴー豆花を食してみた。

マンゴーがプルンプルンしている。弾けそうなフルーツの肉感的なマンゴーだ。奥まですくいあげるようにして、お口にいれる。マンゴーがお口の中で、踊っている。爽やかで、仄かな甘さ。

そしてシャーベットのやわらかな甘さ。マンゴーのプリンッとしたヘルシーな味わいは、とても心を穏やかにしてくれる。夏の暑さにとても合う、涼しい気を感じるスマートなスイーツだ。

今まで、スイーツといえば、欧米が中心だったが。台湾スイーツをはじめ、アジアのスイーツ人気も、これからは日本で広がっていくのではないだろうか。そう、スイーツの国境がなくなっていく。

いろんなことでイライラしていても、スイーツのきゅんきゅんした甘さでご機嫌になったり。スイーツは、美味しさだけでなく、心を癒し安定させるという幸せ感も持っていると想う。

欧米や台湾スイーツは、いまの時代の日本人にとって、やさしくて、心が和む、貴重な食べる「もふもふ」なのである。

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いろはめぐり編集部

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