【インタビュー取材】入谷のクラシックギター専門店「ギターショップアウラ」に潜入!200万円超のギターも登場
皆さんこんにちは!実はギターも少し弾けるよしたにです。
高校時代、ゆずにあこがれてアコギを握り…かれこれ10年以上経ちますが、今でもビートルズや森山直太朗、くるりなどを練習しています。
ただ、人前でライブをするのは苦手で…ライブは一度もしたことがありません(笑)
あがり症なんです…
それはさておき…楽器が大好きな私は、以前から台東区にある楽器屋さんにインタビューや取材をさせていただきたいなと考えていました。
調べているうちに出てきたのが、入谷にある「ギターショップ アウラ」さん。
クラシックギターやフラメンコギターを中心に、新品やヴィンテージを取り揃えているんだとか。
ギターが大好きな私としては、ぜひ取材させていただきたいと思いアポイントメントを取ったところ…快く承諾いただけました!
今回は、入谷駅徒歩5分のギター専門店「ギターショップ アウラ」さんの全面協力の元、クラシックギターやフラメンコギターの魅力を存分にお伝えします。
ギターに興味がある方は必見です!
ぜひ、最後までお読みください。
クラシックギターとフラメンコギターの違いは?ギターの特徴を徹底解説
ギターショップアウラは、東京メトロ日比谷線入谷駅の3番出口or 4番出口から、徒歩5分ほどのところにあります。
JR鶯谷駅からも、徒歩10分ほどでアクセス可能です。
約束していた時間にお店に到着すると、まず目の前に広がったのはギター…ではなく、たくさんの引き出しでした。
この引き出しの中に入っているのは、楽譜。
これだけたくさんの引き出しに、ぜーんぶ楽譜が入っているんです!
びっくりしますよね。
しばらくすると、代表取締役の吉田史郎さんが店内を案内してくださいました。
店内をざっとご紹介いただいた後(後ほどご紹介しますので、お楽しみに!)、インタビューに移ります。
よしたに:クラシックギターとフラメンコギターの違いって、どんなところなんでしょうか。
吉田さん:クラシックギターとフラメンコギターは、基本的に形や作りはほぼ同じなんです。スペインが本場なのも同じ。ただ、フラメンコギターのほうが少し薄い木材を使っています。
また、クラシックギターとフラメンコギターはよく似ていますが、奏法はまったく違います。クラシックギターは主に主旋律として演奏することが多いので、単音で弾いてもきれいに余韻が残る楽器が多いです。
対してフラメンコギターは踊りの伴奏に使われるので、いわゆるコード弾きを多用します。コードでじゃん!と鳴らしたときに気持ちいい、乾いていてザクっとした音色がフラメンコギターの特徴です。
よしたに:クラシックギターやフラメンコギターの本場は、スペインなんですね。
吉田さん:そうなんです。うちの会長は以前、10年くらいスペインに滞在していたんですよ。
その時の縁で、現地のルシアー(ギター製作家)と仲が良くて。
当店には、日本には今までなかったような素晴らしいギターを、日本に紹介したいというコンセプトもあります。
時には海外のお客さまから、電話で「おたくに〇〇が作った〇〇年のギターがあるだろ。状態はどうなんだ」というお問い合わせをいただくこともありますよ。通販もやっているので、海外でも発送可能です。
よしたに:なるほど…国内のルシアーさんが作られたギターも多数あるようですね。
吉田さん:もちろん、国内のルシアーさんが作られたギターも多数販売しています。特に尾野薫(おの かおる)さんや田邊雅啓(たなべ まさひろ)さん、アルベルト・ネジメ・オーノさんのお三方は、毎週末必ずどなたかがお店に来て、リペアをしてくださるんです。
国内を探してみても、これだけアフターサービスが充実している楽器店は少ないと思います。
よしたに:それはすごい…!楽器をやる者にとって、こんなに嬉しいことはないと思います。
私は恥ずかしながらクラシックギターに造詣があまりないのですが、初心者がギターを選ぶうえで大切なポイントは何かありますか。
吉田さん:①価格、②音やネックの握りやすさ、③見た目、デザインの3つが重要になってくると思います。
まず価格は、安くても30,000円以上のものを選んでいただきたいです。3万円未満のギターと3万円以上のギターでは、作りが全然違います。あまり安いものにしてしまうと、ベニヤ板を貼りつけたものだったりするので音が粗悪になってしまいますね。
初心者の方には、3万円~10万円くらいのギターがおすすめです。もし真剣にこれから頑張りたいということであれば、少し奮発して15万円以上のものをおすすめしています。
15万円を超えると、単板と言って薄くて音の抜けが良い木材を使っているギターが出てくるんです。
つぎに音やネックについては、ぜひ触って体感したり、試奏したりしていただきたいです。
クラシックギターやフラメンコギターは通常のアコースティックギターやエレキギターに比べると、ネック(指で押さえるのに握る部分)がかなり太いです。したがって、握りやすさは非常に重要になります。
どんな音を求めているのかも、イメージがあるとなお良いですね。
最後は見た目。これ、意外と大事なんです。
自分好みの見た目のギターだと、つい握りたくなるんですよね。値段や音、ネックである程度ギターを絞れたら、最後は見た目で選んでいただくと良いと思います。
穏やかな口調でインタビューに答えてくださった吉田さんでしたが、その言葉の節々にクラシックギターやフラメンコギターへの愛があふれていました。
これは、ぜひギターを弾いてみたい!
次は、実際にギターを試奏させていただきました!
ぜひ、ギターの音色に癒されていってくださいね。
クラシックギターを試奏してみた
インタビューを終えて、いよいよギターの試奏です!
ちなみに、私のクラシックギター経験は高校の音楽の授業で少し触った程度。
アコースティックギターとは勝手が違うので、少し緊張します…
おすすめのギターをお願いしますとお話したところ、一本目に出していただいたのがこちら、尾野薫 ブーシェモデル(2020年製)。
日本人が制作した国産のギターですが、本場スペインとまったく同じ工法で作られています。
手に取ってみると、軽くて滑らかな質感が目を引くギターです。
弾いてみると…まず、指への負担が少ないことに驚きました。
アコースティックギターやエレキギターはスチール弦を使用するので、長時間練習していると指が痛くなってきますよね。
しかし、クラシックギターやフラメンコギターはナイロン弦を使用しているため、指との摩擦が少なめ。
ネックもたしかにアコースティックギターと比べると太いですが、そんなに気になりません。
そして、音。
とても繊細で、日本人らしい慎ましさというか、穏やかな心の中にある芯の強さを感じるような音色です。
お値段を伺ってみると…吉田さん、「こちらが大体80万ですね」とサラッとおっしゃいました。
…持っているの、怖くなるんですけど…(笑)
そして、もう一本ご紹介いただいたのが…アントニオ・マリン ブーシェモデル(2020年製)。
本場スペインの88歳、レジェンドのルシアーが作ったギターです。
こちらは、吉田さんにお願いして演奏していただきました。
曲はヴィニシウス・ジ・モライス作曲の「ユリディス」です。
皆さんは、動画をご覧になってどんな感想を持たれましたか?
私は聴いたとき、音の1音1音に「地中海」を感じました。
同じクラシックギターなのですが、こちらのほうが陽気で、明るい音がします。
まったく同じ方法で作っているのに、スペインのギターと国産のギターはなんでここまで音が違うんでしょう…
国産ギターの動画を用意できなくて申し訳ないのですが、気になる方はぜひ体感していただきたいです。
この後私も少し弾かせていただいたのですが、このギターでEのコードを弾くとめちゃくちゃ様になります!
爪ではじいても、指でなでるように弾いても、ニュアンスがバッチリ伝わる感じです。
なんだか、ちょっとだけギターが上手くなった気がしました。
ちなみに、恐る恐るお値段を伺ったところ…「200万円」だそうです。
く、車買える…(笑)
今回試奏させていただいたギターはどちらも2020年製でしたが、お店には1800年代~1900年代初頭に製造されたギターもあります。
日本でいえば幕末、世界的には産業革命の頃のギター。
なんだか、気が遠くなりますね…
初心者向けのギターも2万円台くらいから揃えていて、常時100本以上は在庫があるそうですよ。
ギターの奥深い魅力を垣間見ることができる、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。
まとめ
ギターショップアウラ、いかがでしたか?
私のように楽器やギターが好きな方にとっては、とてもワクワクするお店だと思います。
ギターの品揃えはもちろん素晴らしいのですが、従業員の皆さんがとても気さくなのが印象的でした。
アポを取ってから取材までの間に皆さんが私の記事を読んでくださったようで、取材の合間にたくさんお話をしてくださって…本当に嬉しかったです。
改めて、取材を快諾いただいたギターショップアウラの皆さま、本当にありがとうございました!
ぜひ、クラシックギターやフラメンコギターの魅力に触れてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ギターショップアウラ
住所:〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2階
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
TEL:03-3876-7207
FAX:03-3876-7206
E-mail:info@auranet.jp
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