1,151 view

アート イベント

都立白鷗高等学校・附属中学校吹奏楽部の定期演奏会をレポート!

\ この記事をシェア /

皆さんこんにちは!よしたにです。

2月に、東京都立白鷗高等学校・附属中学校の吹奏楽部にお邪魔して練習を見学させていただきました。

その模様は、ぜひこちらをご覧ください。

▼【新御徒町】都立白鷗高等学校・附属中学校吹奏楽部を訪問!音楽への愛に感動

その都立白鷗高等学校・附属中学校吹奏楽部で顧問をされている吉識晋二先生から、4月4日に定期演奏会を行うことをご連絡いただき、お邪魔してみることにしました。

今回は、2022年4月4日に台東区立浅草公会堂で行われた「都立白鷗高等学校・附属中学校吹奏楽部 第8回定期演奏会」の模様をレポートします。

ぜひ、最後までご覧ください。




台東区立浅草公会堂へ

雨が降る中、浅草にやってきました。

会場は、台東区立浅草公会堂。

1977年に完成した、歴史のあるホールです。

今回使用していたホールは客席数1,070名で、演芸ホールとして名だたる人々がステージを踏みました。

入り口付近は「スターの広場」と呼ばれており、これまで浅草公会堂に関わった芸能人たちの手形が設置されています。

ざっと見ただけでも、黒柳徹子さんや松平健さんなど、大御所の手形がずらり。

ロビーに入ってみると、すでに多くの方が開場を待っていました。

学生さんや保護者の方と見られる老若男女が揃い、華やかな雰囲気に包まれています。

今回の定期演奏会は事前に整理券が発行されており、整理券を持った人しか入場できないようになっていました。

12時30分、いよいよ開場です。

赤いカーペットで覆われた階段を登り、受付でパンフレットを受け取ります。

私は3階席に案内され、開演前の演奏でトランペット四重奏を楽しみました。

さあ、まもなく開演です!

第1部 クラシックステージ

13時となり、コンサートがスタートしました。

1曲目は、プッチーニ作曲「歌劇『ラ・ボエーム』より」。

「ラ・ボエーム」は、イタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニが作曲したオペラ作品です。

病弱なお針子(仕立て屋に雇われて裁縫をする女の子)であるミミと、詩人ロドルフォの恋模様を描いた作品なのだとか。

都立白鴎高等学校・附属中学校は中高一貫校であるため、吹奏楽部も高等学校と中学校で分かれています。

「ラ・ボエーム」は中学生による演奏でした。

続いて演奏されたのは、樽屋雅徳作曲「蒼き三日月の夜」。

戦国大名・伊達政宗公を題材に作曲された、吹奏楽作品です。

初陣から大名たちとの戦い、家族に想いを馳せる三日月の夜といった、政宗公の一生を描いています。

高校生たちはコンクール曲としてこの曲を練習し、2021年8月10日に行われた第61回東京都吹奏楽コンクールにて、見事金賞を受賞しました。

長く練習した曲は、当然ながら思い入れも強いものとなります。

完成度の高いアンサンブルと、美しい響きを堪能しました。

第1部のラストを飾るのは、天野正道作曲「パラフレーズ・パァ《スタティック・エ・エクスタティック》アヴェック・アン・プロローグ・エ・レピローグ」。

とても長い曲名ですね…

作曲者の天野さんは、吹奏楽経験者なら一度は名前を聞いたことがある作曲家の一人。

天野作品の演奏には、技術と完成度の高さが要求されます。

あえて天野作品を選んだ井上大作先生や吉識先生をはじめとする先生方の攻めの姿勢を感じたと同時に、レベルの高い演奏にも驚かされました。

私が第1部を聴いて強く印象に残ったのは、低音楽器の力強さ。

決して人数は多くないものの、音で大きな存在感を示していました。

低音がしっかり出ているからこそ、高音楽器が気持ちよく演奏できるのです。

休憩を挟み、第2部がスタートします。

第2部 ポップスステージ

休憩が終わると、木管三重奏の演奏を挟んで第2部がスタートしました。

第2部のトップを飾ったのは、「J-POPメドレー」。

人気が高い曲を詰め合わせた、スペシャルメドレーです。

「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」からBUMP OF CHICKENの「天体観測」、YOASOBIの「群青」、DISH//の「猫」、UNION SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」が怒涛のように演奏されました。

2曲目は、「映画メドレー」。

The 20th Century FOXのファンファーレに始まり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ハリー・ポッター」、「千と千尋の神隠し」にディズニー作品といった国内外映画の名曲が次々と演奏されました。

演奏中にダースベイダーが登場するものの、演奏していた生徒さんが「エクスペクト パトローナム!」とハリポタファンならお馴染みの守護霊呪文を唱え、撃退するという寸劇チックな演出でクスリと笑ってしまいます。

楽しかった演奏会も、いよいよ最後の一曲となりました。

ラストは、樽屋雅徳作曲「マードックからの手紙」。

1912年に沈没したタイタニック号で一等航海士を務めた、ウィリアム・マードックという青年に焦点を当てた曲です。

中高合同で演奏されたこの曲は、儚いほどの美しさと説得力に溢れていました。

10代のうちにこれだけたくさんの音楽に触れていれば、間違いなくその後の人生にポジティブな影響が出るでしょう。

生徒さんたちの健やかな成長を、願わずにはいられませんでした。




まとめ

終演が近づき、吉識先生がステージ上でのご挨拶で感極まった姿を見て、私もさまざまな思いが頭をよぎりました。

前回学校にお邪魔した際に練習していたチャイコフスキーの序曲「1812年」は、昨今の世界情勢を受けて演奏を自粛せざるを得ない状態になってしまったとのこと。

音楽に罪はないけれど、こればかりは仕方ありません。

それでも前向きに音楽へと打ち込む生徒さんたちの姿からは、大人である私たちも学ぶことが多いように感じました。

そして、アンコール2曲目で演奏されたT-SQUAREの「宝島」。

吹奏楽でも大定番のこの曲を聴いていると、なぜか涙が頬を伝ってきました。

やはり、音楽は素晴らしいですね!

吉識先生、ご招待いただき本当にありがとうございました。

井上大作先生や関根哲郎先生をはじめとする部活動指導員および顧問の先生方、そして熱演を披露してくださった都立白鷗高等学校・附属中学校吹奏楽部の生徒およびOBOGの皆さんに、心から御礼申し上げます。


\ この記事をシェア /

ライター紹介

よしたに

フォトライター

鉄道ライターとして、デアゴスティーニ『JR全路線DVDコレクション』や『鉄道ジャーナル』など、鉄道雑誌やWebメディアへの記事掲載多数。 台東区を歩いて感じながら、皆さんと台東区を楽しみたいと思っています。 趣味はクラシック音楽鑑賞や料理、野鳥観察などです。
よしたにの記事を見る

  • facebookTwitter
  • このライターの記事

    よしたにの記事を見る

  • facebookTwitter
  • ランキング

    タグ一覧

    • カリスマめぐり