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上野のど真ん中に銀座線の車庫がある?日本唯一の地下鉄の踏切?上野検車区に行ってきた

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皆さんこんにちは!よしたにです。

上野は、言わずと知れた東京の玄関口のひとつ。
そんな上野のど真ん中に、地下鉄の車庫があるってご存知でしたか?

私も最近知ったのですが、最初は半信半疑でした。
でも、地図を見るとたしかにある…その名は、東京メトロ上野検車区。

銀座線の車両が休む場所でした。

そして、この上野検車区にはもう一つの見どころが。
なんと、日本の地下鉄で唯一、踏切があるんです!

その異様な光景も、見てきました!

今回は、東京のど真ん中にある地下鉄の車庫、上野検車区を見てきましたのでルポします。

ぜひ、最後までお読みください。


上野検車区とは?存在の意味を解説

まずは、上野検車区とはどういう場所なのか、どこにあるのかなど、概要を学んでいきましょう。

東京メトロ上野検車区の所在地は、台東区東上野4丁目。

JR上野駅の入谷口から、歩いて10分前後の場所です。

銀座線の車両検査や、車体の洗浄などを行っているんだとか。

鉄道車両は、定期的な周期で検査をしなければならないと法律で定められています。

上野検車区では、このうち10日程度の短い周期で行われる仕業検査(しぎょうけんさ)と月検査が行われているんだそうです。

全般検査という大きな検査では、車輪にできた凹みを削る(車輪転削)などの大掛かりな作業がありますが、それらの作業は赤坂見附駅で接続している丸ノ内線の線路を伝って、中野にある車両基地で行っているんだとか。

写真の通り、周りはコンクリート壁で囲われていて、内部を見ることは難しいのですが…一か所だけ、内部の場所がわかる場所があります。それが…

こちら、噂の踏切付近。

踏切が開いているときは、ご覧のように柵があって、中には入れないようになっています。

これにもきちんと理由がありますので、詳細は後ほど。

この柵の間から中を覗くと、車両も見えるのですが…勢いあまって敷地内に入らないように注意しましょう。

列車はこの踏切を渡ってすぐに地下に入り、上野駅に向かいます。

ビルの中に車庫と、上野駅に続く線路があるというのがお分かりいただけるのではないでしょうか…!

上野検車区がどういう場所なのか分かったところで、次は踏切を詳しく見ていきたいと思います。

踏切になぜあんな大掛かりな柵があったのか…謎が今、明かされる。(大げさ)

日本の地下鉄で唯一の踏切を見る!

上野検車区にある踏切。何気ない踏切の風景のように思えますが、実はこの踏切、日本の地下鉄で唯一の踏切なんです。

地下鉄の車両が直通先の路線で踏切を渡ることはよくありますが、地下鉄の線路上にある踏切は、この一つだけ。

上野検車区は、朝夕のラッシュ前に車両が出発し、ラッシュ後に仕事を終えた車両が戻るのがルーティン。

したがって、この踏切はいつも頻繁に稼働しているのではなく、朝夕のラッシュ前後のみ稼働するのです。

写真に見える柵の向こうが上野検車区、電柱側が上野駅方面。

ご覧の通り、大きな柵がついています。

これには、いくつか理由があります。

一つは、当然検車区の中に入られたら困るから。

もう一つは、車両が通過するのを見ると分かります。

踏切の遮断機が閉まり、柵が上に開きます。

銀座線の車両が出てきました。

当然ながら、スピードもゆっくり。

その様子を見ていると、あることに気づきます。

…パンタグラフがない!

パンタグラフがわからない方のほうが多いと思いますので、説明します。

パンタグラフというのは電車の屋根に取り付けられている、架線(電線)から電気を電車の中に取り込むための装置のこと。

屋根の上についている、ひし形のものがパンタグラフ。

最近の車両はくの字のものが多いですが、銀座線の車両にはパンタグラフがついていません。

では、どのように電気を手に入れているのか。

銀座線は、第三軌条方式という方式を使って電気を取っています。

普通の電車は電線から電気を取り込みますが、銀座線の場合は線路の隣にあるもう1本のレールから電気を取っているんです。

先ほどの地下へ向かう写真をもう一度見てみましょう。

2本のレールの右側に、ケースのようなものがあるのがお分かりいただけますでしょうか。

これが、第三軌条です。

銀座線はここから電気を取るので、もし柵がなくて子どもがわからずに線路に入って第三軌条を触ってしまったら、感電してしまいますよね。

上野検車区の両脇に柵があったのは、こうしたトラブルを防ぐためでもあったんです。

でも、踏切がある場所には第三軌条はありません。

それでは銀座線は踏切の途中で電気が取れなくて止まってしまうではないか、と思った方もいらっしゃるのでは?

でも、大丈夫。

銀座線は6両編成で、多くの車両に集電装置がついています。

踏切を渡る直前までと渡り終えた直後からは電気を受けることができるので、踏切を渡るくらいの長さであれば自分の車長でカバーして、直前直後の場所から電気を受け取って走ることができるのです。

ちょっと難しい話でしたが、列車の先っぽにも後ろにも電気を集められる装置がついているので、踏切を渡っている間に前の車両についている装置がもう次の電気を集められるようになるという仕組み。

踏切を渡る風景は朝夕のラッシュ前後の時間で見られますので、ぜひ見に行ってみてくださいね!


まとめ

銀座線の上野検車区、面白い場所でしたね。

上野のど真ん中で非日常、かつ日本でも珍しい景色を見ることができる場所でした。

本文でも少し述べましたが、銀座線のラッシュが始まる時間や終わる時間に、銀座線の列車が行き来します。

私が行ったのは平日の15時台でしたが、1時間待機していると、16時過ぎから列車が2本ほど発車していきました。

暑い季節ですので、どうしても踏切を通る列車を見たいという方は、朝方か16時台に入ってすぐ頃にチェックするのがおすすめです!

踏切を通る地下鉄の珍しい光景、ぜひ体感してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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ライター紹介

よしたに

フリーライター

1991年、東京都生まれ。横浜市育ちで、現在も横浜市在住。大学でまちづくり政策を専攻、信用金庫やアパレル、病院勤務を経て、2021年4月よりライター活動開始。つまり新人。 趣味は鉄道(撮り鉄)、音楽全般(特に古いブリティッシュロックやクラシック音楽、吹奏楽が得意)、写真撮影(FUJIFILMのミラーレス一眼を使用)、ランチ開拓、街歩きなど。苦手なことは運動。 台東区をもっと知りたい!
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