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遊ぶ 観光名所

人力車で最速で回って!とお願いしたら何分で回れるのか?|えびす屋の片桐さん(車夫さん)に全力疾走してもらって検証!

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東京の観光名所を語る上で浅草に触れないわけにはいかないでしょう。

江戸の情緒を色濃く現代にも残しており、東京下町の代表でもあります。

緊急事態宣言も解除され徐々に人出も戻ってきた浅草ですが、コロナ前は日本人はもちろん多くの外国人の方が訪れていた超人気スポットです。

今回は浅草久しぶりに行ってみたいな、でも時間もあんまりかけられないんだよなという方のために

「最速で回る浅草の名所」

と題して浅草人力車では超有名所の「えびす屋」さんにご協力いただき実際のタイムを計測してみました。

それでは最速ツアーの開始です。


今回担当していただいた片桐さん。

元アスリートとのことでタイムも期待できそうな車夫さんです。

「浅草を最速で回っていただきたいのですが、大丈夫ですか?」

ご覧ください。この気合いの入りよう。

ゆっくり見物したい人がほとんどの中、最速で回るというよくわからない依頼にも快く応じてくださるえびす屋さん。

さすがの一言です。

ちなみに人力車を運営している会社は他にも多くありますが、えびす屋さんは人力車の後ろに広告を貼っていません。

他の会社さんは自社のアピールで広告を貼って走っていることが多いのですが、えびす屋さんクラスになるともはや広告は不要で、どちらかというと台東区からの依頼でイベントを告知したり、税の理解を深めるための啓蒙ポスターなどを貼ったりしているそうです。

さらに浅草の美化活動や消防の見回りなども官民一体で実施されており、浅草への貢献度は計り知れません。

そんなえびす屋さんになかなかふざけた依頼をしてしまいましたが、よかったのかな…。

いやきっとお客さんのニーズに可能な限り応えるという企業精神なのでしょう。

片桐さんの表情からもそれが伺えます。

一通り趣旨をお話させていただいたところでいよいよ出発です。

「では出発します!」

爽やかな笑顔がまぶしい片桐さん。

「よろしくお願いします!」

浅草のリアルを伝えるためにも今回はきっちりとタイムを計測します。

停車場を出ると早速見えてくるのが、アサヒビール本社ビル。

見慣れた光景にも思えましたが、金色の「何か」の左側の建物がビールになっていることは知りませんでした。

金色の建物の上の部分は泡をイメージしているそうで、さらに泡とビール(?)の間のガラス窓になっている部分では食事をすることもできるそうです。

あれビールだったのか。

隣の金色の「何か」の方ばかりに気を取られていて全く気づいていませんでした。

アサヒビールの皆さん、申し訳ありません。


さらに走りながら解説を続けてくれる片桐さんによると、我々がいつも金色のアレだと思っている(失礼!)ものはアサヒビールの魂、情熱をイメージしたものだそうで、フランスの方によるデザインだそうです。

本来は縦に配置する予定だったのですが、地震や強風の影響など安全上の問題があり、やむなく横向きの配置となってしまったとのことでした。

なるほど、横向きなのは狙っていたわけではないのですね。

アサヒビールの情熱に感慨を覚えながらも片桐さんはどんどん進みます。

雷門前も韋駄天のごとく走り抜けます。

雷門前を抜けると次はオレンジ通りに入ります。

ここまでのタイムは4分弱。

ちょっと信号に引っかかったので多少タイムロスに繋がっていますが、片桐さんの走りに期待しましょう。

オレンジ通りとはその名の通り一面オレンジに塗られた通りの名称です。

オレンジ色の由来は諸説あるそうですが、「親しみやすい」という理由でオレンジになったというのが有力説で、これ以上なくわかりやすい通りとして有名になっています。

通り沿いには

和菓子の満願堂さんや

ふなわかふぇさんが店を構えています。

本来ならここで芋きんなどを買って、人力車上で食べながら優雅に観光となるのですが、今回はタイムアタックです。

筆者も泣く泣く見送ります。

片桐さんも

「ここが、ハッ、有名な、ハァハァ、ふなわかふぇさんで、ちょうど今の時期、ハァ、さつまいもが美味いんですよ、はぁっ!」

疾走しながらもしっかりと浅草の魅力を教えてくれます。

満願堂とふなわかふぇに後ろ髪をひかれながらオレンジ通りを抜けると浅草観光の名所、伝法院通に出ます。

さあ、様々なお店が連なるこの通りを片桐選手、一気に駆け抜けるぅぅぅ!と行きたかったのですが、ここで思わぬ事態が。

人が多い…。

この取材に向かったのは11月の初旬。

緊急事態宣言も明け、人足が戻ってきているという浅草にとってはこの上ない嬉しい状況ですが、この中をタイムアタックで爆走するわけにはいきません。

えびす屋さんは浅草の顔、お客さんをどかして疾走するなどあってはならないこと。

道行く人に丁寧に後ろから声をかけて進む片桐さん。

浅草を愛し、人を愛する男の後ろ姿はプロそのものです。

伝法印通を進む道中、

シャッターに土方歳三を発見。

これは店が休みの時や夜閉めた後にも人々の目を楽しませたいという粋な計らいにより描かれているそうです。

江戸っ子ってこういうところが素敵ですね。

そして超有名店の天ぷら大黒家さん。丼からはみ出るほどの天ぷらはごま油でカラッと揚げられており、香ばしい匂いが店の外でも感じられます。

この日も長蛇の列ができていました。

なんとか伝法印通を抜けると新仲見世通を突っ切るように雷門通を目指します。

ここも人出がたくさん。

活気が戻ってきたようで浅草らしさを感じます。

と、ここで片桐さん、餃子の王さま前で急に停車します。

何があったのかというと、

ビルの間から見えるスカイツリー!

浅草は通りから中に入ってしまうと高い建物があまりないのでスカイツリーはほとんど見えないのですが、このわずかな隙間から見えるスカイツリーはちょっとした隠れスポットなのだそうです。

奇跡的なアングルでのスカイツリーを拝み、雷門通へと急ぎます。

通りに出る際も左右の確認を怠らない片桐さん。

さあ、ここからは停車場まで一直線。

片桐さんの脚力の全てを解放していただきます。

ぐんぐんスピードを上げ、

自転車も追い越し、ラストスパート!!

雷門前を再び通り停車場に到着です。

気になるタイムは…

15分54秒!

素晴らしい!

途中の人混みがなければあと3~4分は縮められていたでしょう。

ほとんどの説明を走りながらしていただいた片桐さんの肺活量には脱帽です。

ちなみに筆者は体重がかなり重く90キロ近くあるのですが、なんなく引いていく車夫さんはやはり只者ではありません。

ちなみに

「人力車を引くのは重いんですか?」

と聞いたところ、

「うまくバランスを取れるポイントさえ見つければ意外と重くはないんですよ。」

とのことで、女性の方も引いていることからコツをつかむのが肝要であると教えていただきました。 今回はタイムアタックで走っていただきましたが、15分の中に浅草の魅力をギュムっと詰め込んだ人力車ツアーとなりました。

えびす屋さんはこの短時間ツアーの他にも1時間、2時間、大名コースと呼ばれる3時間以上のコースなど時間や予算に合わせて様々用意しているので、浅草の魅力を楽しいガイド付きで楽しみたい方はぜひ問い合わせてみてください。

あれだけ走ったのに汗一つかかない片桐さん。さすがは元アスリート、走るサラリーマンです。

最後もまぶしい笑顔で見送っていただきました。

ありがとうございました!

えびす屋 浅草店
営業時間 9:30~日没(シーズンにより変動があります)
主な乗り場 雷門前 (背中に「雷」と入った衣装がえびす屋さんです!)
定休日 なし
住所 〒111-0032 東京都台東区浅草1-34-2
TEL 03-3847-4443
ホームページ



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ライター紹介

Kuboki

フリーライター

特徴:背が大きい、声が大きい、よく食べる 好きな食べ物:肉、エビ、カニ。 経歴:一応そこそこの大学を出たが、ほとんど役に立てていない。 上場企業からベンチャーまで勤め、フリーランスへ。 読者の方へ一言:台東区は素敵です。
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