【取材】プロ向け業務用化粧品メーカーを母体会社にもち、スキンケア商品を中心に女性に注目されている。浅草、よろし化粧堂

創業は1924年の大正13年です。もうすぐ創業100年になります。母体会社の菊星は、大正13年から理美容師の先生などのプロ向けの美容関連商品などの開発、製造を行ってきました。そして、100年かけて培ったノウハウを活かしながら、よろし化粧堂を2015年にオープンしました。

菊星は、お客さまと対面で接する機会をもちたいと願い、地元、浅草でショップを出せたらと考え、遂に2015年に実現させました。

私、個人の意見になってしまいますが。菊星の理念に、『人が美しく生きるお手伝い』というのがありまして。よろし化粧堂としましても、一貫してお客さまが美しく生きていくためのお手伝いとして、何かサポートができないかと真剣に考え、品質にこだわった商品創りを心がけています。

恋にもプラスになるような大きな願いをこめて、商品創りに集中しています。

恋をする、しないに限らず、女性が毎日、楽しく生きていくためには、綺麗になりたい、可愛くなりたい、という気持ちは欠かせないものだと思っています。

SNSが流行っているのがあるのでしょうか。女性も、人に見られる機会が多くなったような感じがします。その結果、女性の美的感覚が研ぎ澄まされたのでしょう。

皆さんの、綺麗でいたいと思う気持ちが、積極的に現われているのだと感じています。皆さん、楽しく生きられているなと思います。

私的には、テレビに出ている方、皆さん、ちゃんとスキンケアをなされているな、という印象があります。皆さん、お肌が綺麗なので。何かなされているなとは思います。

米ぬか洗顔粉、という商品です。洗顔料はだいたいチューブとかに入って、練ってあるものが多いのですが。うちの商品は、粉で作っていまして。その成分がたった3つのもので作られています。その3つの成分が、米ぬかと石けん素地、ミネラル塩でして。米ぬか、石けん、塩の3種類だけのシンプルな洗顔粉です。

菊星のプロ向けの方々に対して作ってきた、品質のこだわりへの商品開発の姿勢から生まれたのだと思います。洗顔料は、いろんなものが入っているのが、多いと思うのですが。なるべくシンプルに作ることで、多くの方にお届けできるようなものをと考えてきました。

売れている理由としては、SNSでも発信していますが。一番は、店頭でスタッフがお客さまにご紹介する機会が多いからだと思います。うちのスタッフの間でも、米ぬか洗顔粉は一番の人気なんですね。なので、みんなが気に入っているからこそ、お客さまに良さがしっかりと伝えられているのだと思います。

とことん品質にこだわっているところだと思います。やはり、浅草にあるということも、そうなんですけど。日本の自然由来の成分、米ぬかとか酒粕、泥、炭、柚子の皮の精油などを使っていたり、そういうところにこだわっているところが、お客さまに共感を得ているのだと思います。

皆さん、浅草に来られて、日本の素材が使われているスキンケア商品はいいな、とあらためて感じるのではないのでしょうか。

はい。行われています。来年の春先、夏ごろには、新商品がでる予定です。うちのスキンケア商品は、常に進化しています。

うちのおすすめのひとつに、365ハンドクリームがあります。これは、365日のそれぞれの日付が入ったデザインがされているクリームです。4種類のクリームをご用意しています。花籠(はなかご)、柚香(ゆずか)、抹茶、期間限定として水鞠(みずまり)の4種類です。記念日ハンドクリームとして人気があります。

もう一つは、ねり香水。香水は、ミストタイプが主流だと思いますが。このねり香水は、自分のお肌につけて使うもので。パーソナルスペースで香りが楽しめます。

女性が楽しく生きるために、美しくいたいと思う気持ちが生まれる、商品だと思います。