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食べる

【取材】西浅草、田原町駅近く。ふあふあのパンケーキで有名なお洒落なリノベカフェ、イリヤ プラス カフェ@カスタム倉庫

ふあふあのパンケーキで有名なお洒落なリノベカフェ
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私は、

恋に甘えるより、

パンケーキに甘えたい。


それは、想像以上の、

チャーミングなパンケーキだった。

パンケーキに恋をするように、

甘えたいと想った。



目玉が飛び出るほど、大きなパンケーキに出会った。

びっくりした。

こんなに大きなパンケーキを食べられるカフェなら、ぜひ行きたいと想った。

種類も豊富だ。
抹茶チョコレートパンケーキ、バナナチョコレートパンケーキ、チョコミントパンケーキ、ホイップクリームたっぷりパンケーキ、季節のフルーツパンケーキ、ベーシックパンケーキなどなど。

このすべてが、目ん玉がドドンッと飛び出るほど、ビッグサイズなのだ。
それも3段重ね。
恋に甘えるように、パンケーキに甘えたいと熱く想った。

浅草の田原町にある、イリヤ プラス カフェ @カスタム倉庫。
お店は、銀座線の田原町駅より、すぐの場所にある。
それもリノベーションカフェとしても人気で、カフェの椅子やテーブル、インテリアなども独特の味と雰囲気をもっている。
僕は、すぐそのカフェのことで、頭がいっぱいになった。

リノベ喫茶:イリヤ プラス カフェ@カスタム倉庫
今村オーナー

「まず、イリヤ プラス カフェ @カスタム倉庫ができた、きっかけを教えていただけますか。」

1号店であるイリヤ プラス カフェを、2008年に日比谷線の入谷駅近くにオープンさせたんですけど。そのカフェもリノベカフェで、物件がとても気に入って、オープンしたんですね。それで、その数年後に2号店、ここのお店、カスタム倉庫をオープンすることになったんです。1号店は、古民家風です。

最初は2号店をオープンさせることは、考えていなかったんです。でももし次はインダストリアルの雰囲気がある、例えば工場跡とか、倉庫跡とか、そういう物件に出会ったらまたチャレンジしてみたいなとは、想っていたのですが。そんなことを考えながら、たまたまここの前の道を通ってみたら、物件のようなものを見つけたんです。

調べてみたら、倉庫の物件で、すごくいいなあと想って。ボロボロだったんですけど。中に入ってみたら、とても気に入ってしまって。物件ありきで、じゃあ2軒目もやろうと決めたんですね。1号店も2号店も、物件がとても気に入っていて、現在まできています。

イリヤ プラス カフェ@カスタム倉庫

「リノベーションカフェは、東京の場合、物件を見つけるのがたいへんと聞いていますが。」

東京で物件を見つけるのは、すごくたいへんだと想います。私の場合は、ラッキーといえば、ラッキーなんですけど。もともと物件を見るのが好きなので、いつもアンテナを高くしていたんですね。で、東京都内で、こういう物件には、もう巡り合えないなと、思ったんですね。

リノベカフェをオープンさせるには、越えなければいけないハードルがいっぱいあるんです。不動産屋に、どのようにリノベーションするかという書類を出さなければいけないとか。不動産屋との交渉がたいへんで、そこで挫ける人も意外と多いみたいで。飲食店をやっている経験が豊かな方でも、乗り越えるのはたいへんだと思います。

「それは、たいへん根気のいるお仕事ですね。2号店のカスタム倉庫も、オープン前からパンケーキをメニューのメインにしようというプランだったのでしょうか。」

1号店は、パンケーキがメインだったんですね。2号店、ここでは別なことにチャレンジしたいなと想っていたんですけど。やはりパンケーキのノウハウがあるので。2号店でもパンケーキをやろう、ということになって。それが2019年なんです。

2号店は、2012年のオープンなんですけど。オープンしてから、しばらく経ってからですね。1号店は、普通のパンケーキを出していましたが。2号店はふわふわのパンケーキを出したいなと。パンケーキの商品開発をすすめて、お店で出すようになりました。

イリヤ プラス カフェでパンケーキをやろうと思ったのは、前にニューヨークに2年ぐらい住んでいたことがあって。ニューヨークでは、朝食でパンかパンケーキを選べるお店も多くて。そのパンケーキを食べるシーンが、すごくニューヨークの朝の幸せな風景を感じさせてくれたんです。ダイナーやカフェでみんながパンケーキをナイフとフォークで切って、ニューヨークタイムズを広げながら、食べる姿が印象的で。

だから、ぜひ、イリヤ プラス カフェでも、パンケーキをやりたいと。それは最初から決めていました。それが時間が経つにつれて、パンケーキをオーダーしない人が増えてきたんです。「パスタ大盛り、以上」とか、そういったオーダーの人もいらしたり。そのとき感じたんですね。これは、私が望んでいたカフェのカタチではないな、と。

パンケーキがデザートとしての魅力をなくしてきたのかなと想って。それで2号店をリニューアルしてふわふわパンケーキをメニューにしようと決めました。2号店を2か月お休みして。キッチンのレイアウトを変えて、スタッフと一緒にパンケーキの試作を繰り返しました。で、ようやく自分たちが納得できるふあふあのパンケーキができました。

ふあふあのパンケーキ
ふあふあのパンケーキ

「無添加のパンケーキは、商品開発のときから、ポイントだったのでしょうか。」

そうです。最初、身体には悪くないベイキングソーダを、膨らみが安定するかなと想って使っていたのですが。ベイキングソーダを入れると、ちょっと苦みがでるんですね。苦みを消すために、砂糖をたくさんいれなければならなくなって。甘さが強いパンケーキにはしたくないと思い、それなら無添加にしようと。

「2号店も種類豊富なパンケーキのメニューがありますが。僕は、とくにベーシックパンケーキを食べたいと想いました。いまは、いろいろな味がするスイーツが多すぎて。ベーシックパンケーキで、本来のシンプルな味わいを楽しんでみたいと感じました。」

ベーシックパンケーキは、けっこう人気があるんです。もちろん、モンブランやフルーツパンケーキもオーダーが多いですが。うちのパンケーキは、シュワーッとした感じで。溶けるような感触なんですけど。それはいろいろ試して出来上がった完成品なんです。何回も何回も試食をして。小麦粉を変えたりとか。小麦粉によっても全然違うんですよね。ふわっとした雰囲気とか。くちどけの良さとか。そういうのを重視して、いまのカタチになりました。



「商品開発では、やはりYouTubeとか見ますか。」

もちろんYouTubeとか、すごく見ますし、あと食べに行ったりしますけど。コロナの前は、海外によく行って、カフェ巡りをしていました。アメリカのポートランドとか。日本のカフェももちろん勉強しますが。海外のカフェもよく勉強しています。

「パンケーキの商品開発は、常に行われているのでしょうか。」

常に、スタッフみんなで、商品開発を行っています。みんなの提案を取り入れて、試食を繰り返しています。

「パンケーキは、今後、どのようになっていくと思いますか。」

しばらくは、ふあふあっとしたパンケーキが続くと想います。いま人々は、けっこう柔らかくて、ふわふわしたものを求めていると感じています。ふあふあっとしたものは、ホッとさせてくれる食べものなんですね。パンケーキは、幸せな風景の感じがするんです。パンケーキがあることで、何かすごくハッピーになれるというか。パンケーキを、みんな、喜んでくれるし。食べていても、幸せそうだし。作っていても、ふあっとしたものは楽しいし。

リノベカフェ
お洒落なカフェ
お洒落な家具

「リノベーションカフェに、興味を持ったのは何がきっかけでしょうか。」

私は、自宅もリノベした住居なんです。新しい物件より、リノベ物件の方が、私には魅力があるんです。たとえば、物件のどうしようもないところが、魅力だったりするんです。六本木のミッドタウンとか、ああいうキラキラしたものとかは、どんどん増えていくじゃないですか。でも、古い物件はどんどん無くなりますから。希少価値があると想うのです。

ミッドタウンができるからこそ、リノベした物件は、よけい引き立つと考えています。それと話しは変わりますが、もっと個人のカフェが増えてほしいですね。ここのカフェのインテリアや椅子、テーブルは、自分で考えて、アメリカから買ってきました。自分でクリエイティブするという魅力が、個人のカフェにはあると思うんです。

「3号店の出店の予定は、ありますか。」

3号店の出店の予定は、残念ながらいまのところはないですね。もし一緒にやりませんか、というお話しがあって。私が得意な分野で関われるのなら、やるかもしれないけど。いまは、広げるより、深めていきたいなと考えています。二つのお店を少しずつ深めたいですね。

「今村オーナーの、これからの夢はなんでしょう。」

私の夢は、いまの2店のカフェを、次の人たちに繋げていくことをスムーズに実現させることです。私の代だけで終わらないで、続けていきたい、それが夢です。例えば、100年続けるとか。ヨーロッパの200年、300年続いている、カフェのように。



いま、若い人たちに、レコードがブームだという。
昭和のポップスがブームだという。

僕が若いころ、当たり前のようにレコードで音楽を聴き、当たり前のように昭和のポップスを聴いていた生活が、若い人たちには新鮮らしい。

それと同じ感覚がリノベーションカフェにも、あると想う。

古いものは古いものではなく、それは今だ、と感じる、クリエイティブ力。

リノベーションカフェでパンケーキを食するというスタイルも新鮮だ。

いまは、古いもの、新しいもの、という感覚が崩れようとしている。
それは、これは古い、これは新しい、というのではなく、これは今だ、という感覚。

今だ、と感じるもの、今だ、と聴こえるもの、今だ、と視えるもの。
そう想いながら、いろんなものを感じるようにすると、これまでの自分の世界とは違うものがいろいろと衣食住、仕事、サブカルチャーで発見できる。

古いもの、新しいものではなく、これは今だ、という感覚を大切にすることが新しい自分をみつけることに繋がっていく。

そう、キーワードは、これは今だ、という新感覚。

店舗情報

iriya plus café @カスタム倉庫

銀座線「田原町駅」よりすぐ。
東京都台東区寿4-7-11
03-5830-3863

営業時間(時短営業中)
水木金10:00~17:30
土日祝10:00~18:00(L.O. 17:00)

定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は営業)


iriya plus café

日比谷線「入谷駅」4番出口より徒歩1分。
東京都台東区下谷2-9-10
03-6273-1792

営業時間(時短営業中)
平日11:30~18:00
土日祝11:00~18:00(FOOD L.O. 17:00、DRINK L.O.17:30)

定休日
月曜日(祝日の場合は営業し、翌火曜日はお休み)

※営業時間、定休日は変更となる可能性がございます。最新情報は、インスタグラムよりご確認ください。


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ライター紹介

おがさわらせいか

小笠原聖佳:フリーライター、コピーライター、インタビュアー、吟遊詩人

2月生まれ。血液型:A型。 青森生まれ、静岡育ち。東京23区内在住。 広告と言葉とインタビュー、音楽をこよなく愛する。 毎日広告デザイン賞・最高賞/日経広告賞などを受賞。
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