【蔵前】工房とカフェを併設!バッグブランド「ETiAM(エティアム)」の魅力に迫る|取材
ものづくりの街やカフェの宝庫として知られる台東区蔵前エリア。
そんな蔵前に、工房とカフェが併設されたバッグ屋さんがあるのをご存知ですか?
ブランド名は“ETiAM(エティアム)”
蔵前に位置するのは、ETiAMの直営店「ETiAM KURAMAE(エティアムクラマエ)」です。
2階建ての路面店になっていて、アンティークな雰囲気を醸し出している外観に、思わず目が奪われます。
ということで本記事では「ETiAM KURAMAE」について、魅力をたくさん紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご閲覧ください!
ETiAM1階〈ショップ&工房〉
ETiAMはETにお客様から長く愛されるために「エターナル(永遠)」、TiAMにはペルシャ語で「初めて会ったときの目の輝き」という意味が込められています。
店内の雰囲気は、こんな感じ。
広々とした空間にアンティーク調の家具や革製品のものが置かれています。
多種多彩なバッグたちが展示物のように飾られているので、見ていてとても楽しかったです。
素敵なバッグたち
スタッフの方に、数々の革製品の中で人気のある商品をお伺いしました!
最初に紹介するのはこちら。
ETiAMのバッグの中でとても人気がある「L字ファスナーウォレットショルダー」。
サイズ感が私好みです。
使い勝手がよく、ファスナーを開けるとお札はもちろん小銭とカードの収納スペースも付いています。
側面にはスマホを収納できるポケットがあるので、サッとお出かけするのにぴったりです!
また、カラーバリエーションが豊富なのも魅力的なポイント。
1つだけではなく、2つ3つと集めたくなっちゃいますね!
ちなみに、同じサイズ感の商品は他にも用意されています。
自分が1番使いやすい形と色を選べるのはとても嬉しいです!
続いて紹介するのはこちら。
大容量で大きめバッグの「キャンバスかぶせトート」。
パソコンがらくらく入るサイズなので、仕事用のバッグとしてかなり使いやすそうです。
上品な雰囲気でありながら、全てが革でできているわけではないので、私服にもフィット。
バッグの開閉は、ベルトではなくマグネットになっているので、片手でも簡単に物を取り出すことができます!
柔らかいシルエットではありますが、持ってみるとしっかりとしていて型崩れの心配もいりません。
普段から荷物が多い方やパソコンを持ち歩く方は要チェックです!
お洒落なアンティーク家具
ETiAMの店内には、革製品のものだけではなく、アンティーク家具がたくさん置かれています。
カウンターに置かれていたショーケースは、100年前パリのデパートでシャツを入れるのに使われていたものらしいです。
財布が飾られているショーケースは、博物館で使われていたものなのだとか。
味があって、財布の良さが際立っていますよね!
商品というよりかは展示品のようです。
これらの家具は、なんと購入することができます!
家具を見に行くだけでも楽しめそうですね!
さらに、床材も全てヴィンテージで、壁に使われている塗料はイタリアで購入したそうです!
細かいところにまでこだわられていて、日本では味わえないような海外の空気感を味わえました!
工房見学
ETiAMの1階には工房も併設されています!
ここではバッグを裁断する際に残ってしまった革で、お守りケースやコースターなどを作られています。
お守りケース:¥2,860(税込)
余る部分を有効に使いたいという考えがとても素敵ですよね!
画像の左に写っているのが、バッグになれなかった革で、右に写っているのが革の厚みを薄くする機械です。
1つ1つの作業を別の機械で行うそうで、手間がかかっていることが分かります。
例えば、革を縫い合わせるミシンだけでも3種類あります。
特に腕ミシンはミシン台がないので、かなり難しいのだとか。
使いこなせる職人さんすごすぎます!
その他にも箔押しできる機械など、日常では滅多にみることができない機械が置かれています。
ETiAMに行った際は、ショップやカフェだけではなく、ぜひ工房も見学してみてください!
ちなみに工房自体はいつでも見学可能で、職人さんがいる日は作業を間近で見ることができます!
また、工房の外には刻印機が設置されており、お財布などの製品に名前を入れてくれます。
名前を入れると特別感がありますよね!
プレゼントや自分へのご褒美に利用してみてください!
2ETiAM2階〈ショップ&カフェ〉
続いては2階を紹介していきます。
2階はカフェがメインとなっています!
店内の席だけではなく、テラス席も用意されています。
天気の良い日には外で過ごすのも素敵ですね!
カフェメニューはこちら。
珈琲は豆だけで3種類も用意されています。
また、ドリップ珈琲やカフェラテがメインにはなりますが、サブメニューも充実しており、チーズケーキやクッキー、レモネード、エスプレッソなどがあります。
夏季限定のフロート&アフォガードはSNS映えすること間違いありません!
夏にぴったりですね!
素敵なバッグに囲まれながら至福の時を過ごしてみてください!
ちなみに、テーブルに置かれていた注意書きが革になっていてとても可愛かったです!
こだわりとこれから
最後にスタッフの方に商品へのこだわりとETiAMのこれからについてお伺いしたので紹介していきます。
~こだわり~
ETiAMは、金具に真鍮(しんちゅう)という金属を使っています。
真鍮は、SDGs(持続可能な開発目標)が騒がれる前からリサイクルが可能な金属として知られていました。
金属と言ったらだいたい鉄か亜鉛を使用しているなかで、ETiAMはこの真鍮に目をつけ、使用しているそうです。
なめらかでとても綺麗ですよね!
金属というと“冷たい”とか“鋭い”というイメージを持った方が多いですが、真鍮はどちらかというと“温かい”とか”柔らかい”を連想できます。
また、真鍮は昔ながらの古い作り方をしていて、それが今日も受け継がれているということは素晴らしい職人さんしかいないと確信していたそうです。
真鍮の良さをETiAMの商品やスタッフ、お客さんを通して伝えていきたいと話してくださいました。
~これから~
ETiAMは“若い人たちにものづくりを伝えたい”というコンセプトがあります。
今後のETiAMの目標をお伺いしたところスタッフの方は、
「現在、子供には “YouTuber”などの職業が人気だが、子供たちにものづくりの良さ知ってもらい、ものづくりの景色が日常にあるというところを展開していきたい。それから認識してもらうことによってバッグ屋さんになりたい、金具屋さんになりたいなど、ものづくりを将来の夢の選択肢に入れてほしい。」と熱く語ってくださいました。
たしかに、YouTuberになりたいと思う子供が増えてきたのは、You Tubeが日常の中で当たり前になっているからですよね。
ものづくりがもっと身近になれば、日本の伝統がこの先も受け継がれていくのだと考えるととても素敵です!
今後ワークショップなど、実際にものづくりに触れることができるイベントを開催する予定とのことなので、楽しみにしておきましょう!
まとめ
工房とカフェが併設されたバッグブランド「ETiAM(エティアム)」はいかがでしたか。
スタッフの方に色々なお話を聞くことができ、ものづくりの良さを知ることができました。
以前からSNSでお洒落なカフェがあるバッグ屋さんだという認識はしていたのですが、実際に足を運んでみると、想像の何倍も素敵なところでした。
バッグなどの革製品はもちろん、家具やカフェ、コンセプトにも魅力が盛りだくさんですからね!
蔵前にお立ち寄りの方はぜひ一度利用してみてください!
きっと素敵な思い出になること間違いありません(^^)
ETiAM蔵前
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前2丁目3-5
営業時間:11:00~19:00 ※カフェのラストオーダーは18:30
定休日:火曜日
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
電話番号:03-3864-2655