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【取材】浅草で出会える、まるで宝箱みたいな抹茶モンブラン。「茶々工房ふたつめ」で贅沢生絞りモンブランを

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浅草と言えば抹茶スイーツ。

そんな中、よそではあまり見かけない抹茶モンブランを出すお店があります。それが2022年9月3日にオープンした「茶々工房 ふたつめ」。

10月29日に販売されたばかりの抹茶モンブランは、早くもお店の人気者です。店主の相澤さんにお話を伺い、人気の秘密を深堀りしました。



小さいころからモンブランが好きだったという相澤さん


他では味わえない!一風変わった生絞り抹茶モンブラン

「西早稲田には本店「茶々工房」がありますよね。ここ浅草で二号店を開こうと思ったのはなぜでしょう。」

店を開く場所を色々探していたのですが、前から浅草は和風スイーツの店が増えていますし、コロナも落ち着き始めて観光客も増えているので浅草にしました。

「抹茶スイーツ激戦区に出店することに不安はなかったですか。」

メリットデメリット両方あるとは思いましたが、和風スイーツを求めてこの街にたくさん人々が集まって来ていると思うので、そういう方たちにとって色々な選択肢があっていいかなと。

「茶々工房本店と、こちら「茶々工房 ふたつめ」の大きな違いは何でしょうか。」

本店はお茶を中心に出しており、席数も二号店より多いです。
一方こちらはスイーツを中心に取り揃えています。本店のほうも大きい店ではないので、こういうのやってみたいなというアイデアがあってもなかなかできなかったんですね。そこでスイーツ中心の店を新しく出したいと思っていたんです。

「その時から抹茶スイーツをメインに出したいと思っていたんですか。」

お茶スイーツを基本路線に、一風変わったものを出したいと思っていました。

「「茶々工房 ふたつめ」にしかない「和栗の抹茶モンブラン」ですが、誕生のきっかけを教えていただけますか。」

生絞りモンブランが最近の流行なので、やってみたいと前から思っていたんです。
また、当店のモンブランはコーンで出しているという特徴があるんですけど、この形のモンブランはあまりよそには無いので。
店内で召し上がるっていうより食べ歩きに適しているので、浅草という地にぴったりだなと。もちろん店内で召し上がることもできます。

「コーンにするというアイデアは浅草に出店することになってから決まったのですか。」

そうですね。食べ歩きができるスタイルにしたいと思っていて、最初はクレープも考えていました。
でも浅草にすでにクレープ屋さんが多いこと、また、コーンのほうが強度があるので、中身も凝ったものを入れられるということもコーンにした理由です。

「この抹茶モンブラン、構想から実現までどれくらい時間がかかりましたか。実現まで大変だったことは何でしょう?」

大体半年くらいですかね。
実は、モンブランを作る機械も手作りなんですよ。機構の部分は既製品ですが、それを自分で切った木材にはめ込んだり、ロゴの絵を描いたりというのは自分でやりました。作るの自体は数日でできますが、機械の形や大きさをどうしようかという構想には時間がかかりましたね。また、モンブランの糸の細さを調整するのも大変でした。

モンブラン以外のスイーツも豊富

「モンブランのこだわりはどこなんでしょう。」

色々なものを入れて飽きが来ないようにというのは意識しましたね。私自身甘いものは好きですが、甘いだけだと飽きてしまうので。レモンジャムを入れたり琥珀糖を入れたりして、酸味や違う食感も加えました。パフェのようなイメージで作りましたね。何か一つしか入っていないものって、食べる前から何となく味の想像がついてしまうじゃないですか。それよりは、色々入っていて「こんな組み合わせ珍しいな」ってなるようなもののほうが好きですね。

左のイラストはモンブランの断面図。右の写真は通常出している抹茶モンブラン

コーンの中に入れるものの組み合わせを決めるのも、時間がかかりました。最初に試作したものは、コーンの中に色々詰めすぎたので、重くなっちゃったんですよ。自分でも丸々一個食べきれなかったくらい笑

「新メニューのアイデアはどう生まれるのでしょうか。」

流行はいつも気にしていますね。また、甘いものと酸っぱいもの、甘いものと苦いものなど違うものを組み合わせるということも新しいメニューを作るときに意識しています。

「使っている抹茶にこだわりはありますか。」

静岡産の抹茶を使っています。
ハットリ農園の有機栽培・無農薬のお茶です。抹茶は作るとき、日光に当てないようにネットなどで覆いをかけるんですが、その農園はネットの代わりにソーラーパネルで日光を遮ってるんですよ。エネルギーを無駄なく使うというコンセプトに惹かれてそこの抹茶を使わせていただいています。「茶々工房 ふたつめ」で使用している抹茶は全てそこの農園のものです。SDGsへの意識が高い海外で人気の抹茶なんですよ。

「一番人気は抹茶モンブランとのことですが、モンブランに使っている栗にこだわりはありますか。」

茨城県の笠間という、栗の産地として有名なところの栗を使っています。
親戚が笠間の栗農家さんを紹介してくれたんです。実際に食べてみて味が良かったのはもちろんですが、そこは障がいがある方の就労支援もしているところで、それもあって使わせていただいています。ちょっとでも力になれればと。

店内に置かれている小物も可愛らしい

「今はこれまで出していた通常のモンブランと異なり、クリスマスバージョンのモンブランを出していますね。通常バージョンのモンブランより絞りが細くなっているように見えたのですが。」

そうなんです。モンブランを絞る機械のパーツを変えました。
絞りを細くすると糸と糸の間に空気をたくさん含んで、食感がふんわりするんです。太いとぼそっとした食感が口の中に残ってしまいますが、細いと滑らかな食感になります。細い絞りにするためのパーツが無かったので、それも手作りしました。見た目も味も以前のモンブランとは大分変わりましたね。

「モンブランを絞るのにも技術が必要なんでしょうか。」

絞るの自体は難しくないんです。ただ、コーンに綺麗な形ではみ出さないように絞るのに時間はかかりました。

「SNSに投稿すると貰える抹茶クッキーも手作りですか。」

好きなクッキーを選べます

そうです。ここで毎日作っています。クッキーの種類は雷門、五重塔、茶筅、浮世絵の写楽があるんですけど、雷門のクッキーが一番人気ですね。

「今のようにモンブランを実演販売しようというのは、モンブランのアイデアを出した時点で決めていたんですか。」

何らかの形で、お客さんの目の前でやりたいなとは思っていたので、店頭でやることに決めました。店先で足を止める方も、以前より増えましたね。



そんな、人を惹きつける魅力たっぷりの抹茶モンブラン。では、実際に作っていただきます!

目も舌も喜ぶ!「和栗の抹茶モンブラン」実食レポート

お店の外にある自家製の機械で、抹茶モンブランを絞ってくれます。

作ってもらっている間も何人もの人が足を止めて見入っていました。動画を撮る人も多いみたいですよ。

コーンの中に入っている琥珀糖も手作り。「作るのに時間はかかるけど、コツを掴めば簡単」とのこと

今でもお客さんに見られながら作るのは緊張するそう。

これだけでも美味しそうですが、ここからさらにスペシャル仕様のトッピング。

粉雪のような砂糖をふりかけて。イチゴフレーク、アラザンもトッピング。

星形の芋ようかんを(なんと3つも!)載せたら…

クリスマスにぴったりの、可愛らしいモンブランの完成です!!これは、写真を撮りたくなるチャーミングさですね。

さらに、抹茶モンブランをSNSに投稿した方には特製の抹茶クッキーをプレゼントするキャンペーンがあります。キャンペーン用のクッキーも付けてもらいました!

茶筅型のクッキーと迷いましたが、私は五重塔をチョイス。とっても可愛い「和栗の抹茶モンブラン」、クリスマスバージョンの完成です!

繊細な細さのモンブランはふわふわ。もそもそ感が全くなく、なめらかな食感。口に含むと抹茶の上品な風味が口いっぱいに広がります。すぐ下に入っているマスカルポーネクリームとの相性が抜群です。

食べ進めると見えてくるのが、きらっと光る琥珀糖。このガリっとした食感が楽しい。下に入っている粒あんは絶妙な甘さと量なので、くどさは全くありません。そして意外な組み合わせに思えるレモンジャムが、主張は強すぎないのに爽やかさをプラスしてくれます。

嬉しいのが、コーンの下までしっかり抹茶モンブランが入っていること。抹茶の美味しさを存分に楽しめます。最後の一口まで様々な食感と味を発見できる、宝箱のようなモンブランでした。

中身だけでなく相澤さんのこだわりもぎっしり詰まった抹茶モンブラン。

見た目の可愛さもさることながら、計算し尽くされた絶妙な味のバランスが魅力的です。浅草に立ち寄った際は是非「茶々工房 ふたつめ」の心躍る抹茶モンブランを堪能してみては。

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ライター紹介

かくに

フリーライター

出身は北海道。 初めてのひとり旅はクロアチア(初海外)。 方向音痴。 食べることが大好き。 一人ご飯も大好き。 好物はスープカレーと豚の角煮と抹茶。
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