浅草|ヴィーガンじゃなくても食べたい!かわいくておいしい「浅草鳩家」のフルーツサンド
浅草の伝法院通りを歩いていたとき、ふと目に留まったのが「浅草鳩家」の看板でした。
最初に気になったのは、抹茶ソイラテ。おいしそうだなと思って近づいてみると、どうやらフルーツサンドのお店のようです。
そして、もうひとつ目に入った言葉が「ヴィーガン」。
実は私、ヴィーガンには少し距離を感じていました。どちらかといえばお肉が大好きですし、ヴィーガンと聞くと、食生活にいろいろな決まりがありそうで、ちょっと身構えてしまうところがあったのです。
でも、看板には気になる言葉が並んでいます。
「卵・乳製品不使用」「罪悪感ゼロ」「カロリー1/3」。

カロリーについては、何と比較した数字なのかまでは確認できていませんが、卵や乳製品を使わずに、どんなフルーツサンドができるのかは気になります。
ヴィーガンかどうかはさておき、おいしいなら、それはうれしいこと。そんな気持ちで、お店をのぞいてみました。
伝法院通りで見つけた、小さなフルーツサンドのお店

浅草鳩家があるのは、浅草の伝法院通り。浅草寺周辺を散策するときに立ち寄りやすい場所です。
お店の中はこぢんまりとしていて、2~3人が入るといっぱいになりそうな広さ。外には小さなイートインスペースもあり、飲み物を手に、のんびり過ごしている人たちがいました。
私が訪れたとき、店内にお客さんはいませんでした。初めてでも入りにくい雰囲気はなく、屋台やテイクアウトのお店に立ち寄るような気軽さがあります。
ヴィーガンという言葉に少しだけためらいはあったものの、お店そのものはとても身近な印象。これなら気負わずに買えそうです。
卵・乳製品を使わないフルーツサンドって?

浅草鳩家のフルーツサンドは、卵や乳製品を使わないパンとクリームを使っているのが特徴です。クリームには豆乳が使われています。
フルーツサンドのおいしさといえば、果物のみずみずしさはもちろん、パンとクリームの組み合わせも大切なポイント。卵や乳製品を使わないと、どんな味わいになるのでしょうか。
ショーケースには、いちご、キウイ、シャインマスカット、パイナップルなどのフルーツサンドが並んでいました。
午後に訪れたため、残っている商品は限られていましたが、そこで目に留まったのがパイナップル。なんと、最後のひとつです。
これはもう、選ぶ理由として十分!
そして、フルーツサンドといえば、やっぱり外せないのがいちごです。今回は、いちごとパイナップルの2種類を購入しました。
価格は、いちごが800円、パイナップルが700円。フルーツサンドとしては気軽に何個も買える価格ではありませんが、果物が主役のひと品として、じっくり味わってみたいと思います。
断面がかわいい!いちごのフルーツサンド

まずは、定番のいちごから。
いちごの断面がきれいに並んでいます。大きないちごが3つ、赤い色が鮮やかで、断面がハートのように見えるのもかわいらしいところです。
思わず写真を撮りたくなる見た目です。
ひと口食べてみると、パンはふんわりやわらか。主張しすぎない穏やかな味わいで、果物やクリームのおいしさを邪魔しません。
そして、気になるクリームは……しっかり甘く、なめらかでクリーミー!
卵や乳製品を使っていないと聞くと、あっさりしているのかな、少し物足りないのかな、などと想像していました。でも、そんな心配は必要ありませんでした。
いちごはジューシーで、甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。果物の水分でクリームが水っぽくなることもなく、いちごとクリーム、それぞれのおいしさがきちんと感じられます。
見た目では、いちごとクリームが別々に存在しているようなのに、口の中ではちゃんとひとつになる。いちごの甘酸っぱさと、クリームのまろやかな甘さがよく合います。
さらに、うれしい驚きがありました。
表から見えるいちごだけでなく、奥のほうにも果物がしっかり入っていたのです。見えているところだけで終わらない、思った以上のボリューム。
これは、良心をしかと受け取りました。ありがとう。
パイナップルがどどーん!果汁まで楽しめるひと品

続いて、最後のひとつだったパイナップル。
こちらも、果物の存在感がすごい! 厚めにカットされたパイナップルが、パンとクリームの間にどどーんと収まっています。
ひと口かじると、パイナップルの果汁がじゅわっと広がります。甘みがしっかりあって、みずみずしさも十分。果物を食べている満足感があります。
そこに、なめらかなクリームの甘さが加わると、また違ったおいしさに。パイナップルのさわやかな風味とクリームの相性もよく、食べ進める手が止まりません。
こちらも、表から見える部分だけではありませんでした。奥にも厚切りのパイナップルが隠れていて、最後まで果物を楽しめます。
いちごもパイナップルも、果物が主役でありながら、クリームやパンとのバランスもよく取れています。
食べ終わって気づいた、後味のよさ

2種類を食べて、もうひとつ印象に残ったことがあります。
食べている間は、クリームの甘さやコクをしっかり感じるのに、食べ終わると舌や喉にクリームの重さが残りにくいのです。
甘いものを食べたあとに、口の中がいつまでも甘ったるく感じることがありますが、今回は後味がすっきり。食べ終わったときに「あれ? もうひとついけたかな?」と思ってしまいました。
もちろん、食べた感想には個人差があります。それでも、クリームの満足感と、食後の軽やかさが両立していたのは、私にとってうれしい発見でした。
ヴィーガンと聞いて、勝手に「何かを我慢する食べ物」というイメージを持っていたのかもしれません。でも、実際に食べてみると、我慢どころか、ちゃんとおいしい。
卵や乳製品を使わないことを意識するよりも先に、フルーツサンドとしてのおいしさを楽しめました。
ヴィーガンじゃなくても、おいしいものはおいしい!

浅草鳩家のフルーツサンドを食べて感じたのは、食べるものを選ぶ理由は、ひとつでなくてもいいということです。
ヴィーガンだから選ぶ人もいれば、食材にこだわりたい人、健康を意識している人、フルーツサンドが好きな人、見た目に惹かれた人もいるでしょう。
私の場合は、最初は看板に惹かれ、ヴィーガンという言葉に少し戸惑いながらも、最後は「おいしそうだから食べてみたい」という気持ちで購入しました。
食べてみたら、果物はジューシーで、クリームはなめらか。パンもふんわりしていて、食べ終わりはすっきり。卵や乳製品を使っていないことを意識する前に、まずはフルーツサンドとしてのおいしさを楽しめると思います。
「ヴィーガンだから」ではなく、「おいしいから」。そんな入り口があってもいいのではないでしょうか。
浅草散策の途中で、甘いものが食べたくなったときや、いつもとは少し違うフルーツサンドを試してみたいとき。伝法院通りにある浅草鳩家をのぞいてみてはいかがでしょうか。
浅草鳩家 ヴィーガンフルーツサンド
住所:東京都台東区浅草2-3-3
営業時間:11:00〜16:00(売り切れ次第終了)
※商品や在庫状況は訪問時と異なる場合があります。

ふじみ
フリーライター

