浅草|隅田川沿いの水辺エリアは「スカイツリーの眺め」「川沿い店舗」など充実!隅田公園を歩く
東京都台東区・浅草寺を中心とする浅草エリアは、国内外からの観光客で曜日や時間帯を問わず大盛況。
観光地らしい楽しさに満ちている一方、混雑のため歩いているだけで体力が……という人も少なくないのでは。
そうしたなか、ちょっと人混みを避けてリフレッシュしたい時におすすめなのが、浅草寺から東にある隅田川沿いの一帯です。

ここには川をはさんで台東区側と墨田区側にまたがる『隅田公園』があり、台東区側は隅田川の遊歩道に沿って伸びる緑豊かな環境と、園内のあちこちに配置されたアート作品が見所。
こちらも現地の方や観光客を多く見かけますが、浅草寺周辺に比べれば比較的歩きやすい穴場と言えるでしょう。
公園内や公園周辺のカフェ・店舗も複数あり、対岸の東京スカイツリーと隅田川とセットにした眺望も抜群ですよ!

江戸時代の「桜」から現代の水辺空間へ
隅田川の水辺空間は江戸時代から江戸(東京)市民の景勝地となっており、四代将軍・徳川家綱の時代には、川の両岸に桜並木が植えられました。
1923年(大正12年)に発生した関東大震災の後は、帝都復興事業の一環として『隅田公園』が誕生。現在は隅田川両岸に沿って整備された『隅田川テラス』とも隣接し、水と緑を同時に満喫でき、春には大勢の花見客でにぎわう場所となっています。

隅田公園に接する堤防上の遊歩道からは、周囲の眺めがとても良好!隅田川の流れや橋梁だけでなく、対岸にある東京スカイツリーやアサヒビール本社など高層建築、川を進む水上バスや屋形船、時にはユリカモメやシラサギなど都会の野鳥まで一緒に撮影できます。

また、園内や周辺で多く見かけるのがアート作品です。
台東区および墨田区では、『GTS(藝大・台東・墨田)観光アートプロジェクト』により区内に多数のパブリックアートを設置しており、いくつかの作品は隅田公園内でも閲覧可能。
アート鑑賞しつつ、デザインの意図を考えながら園内も巡るのも一興です。

また、園内の東武鉄橋付近にある『隅田公園案内所』では綺麗なバリアフリートイレを使えるほか、授乳室・休憩ベンチ・案内カウンターも設置。
他にも隅田公園は一般利用可能なトイレや、ベンチなど休憩スポットが複数あるので、浅草巡りの起点や中間ポイントで隅田公園を活用するのも良いでしょう。
台東区立隅田公園案内所
住所:東京都台東区花川戸1-1
アクセス:東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約5分
営業時間:9:30~18:00
定休日:年末年始(12月29日~1月3日)、隅田川花火大会開催日
電話番号:03-5246-1321
「水上バス」「ハチミツ酒」「隠れ家風パン屋」「川が見えるカフェ」も
隅田公園は案内所以外にも水上バス発着場など園内施設が整備されており、堤防上には隅田川の眺めを楽しめるカフェも営業。
公園と併走する『助六夢通り』沿いにも多くの飲食店などが並んでいるので、カフェやランチにもおすすめです。

浅草駅からすぐ近く、吾妻橋のたもとと直結しているのが、水上バス『東京都観光汽船』の乗り場。白い建物と「TOKYO CRUISE」の字がまぶしく、『東京クルーズカフェ』も併設されています。
ここから水上バスに乗船して、隅田川でのゆったりとした船上時間でくつろぎながら、浜離宮・日の出桟橋・お台場海浜公園・豊洲などで行くことが可能です。
東京都観光汽船 浅草営業所
住所:東京都台東区花川戸1-1-1
アクセス:東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約1分
営業時間・定休日:水上バスの運行状況に準拠(※公式ホームページより要確認)

水上バス乗り場の近くにある『BEE FRIENDSHIP』では、BEE(ハチ)という名前のとおり、主力商品はハチミツです。愛媛の養蜂園から直送されるハチミツを使ったスムージーやジェラートなど、甘く高品質なドリンク・スイーツ類を提供。ハチミツを発酵させて製造し、「人類最古のお酒」とも言われる「ミード」も購入でき、2階にはミードの醸造施設まで備えています。
BEE FRIENDSHIP 浅草店
住所:東京都台東区花川戸1-2-5
アクセス:東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約1分
営業時間:11:00~19:00
定休日:月・火・水(※不定休の場合あり)
電話番号:03-6257-3932

東武鉄橋の近くにある『SUKE6 DINER(スケロク ダイナー)』は、浅草にいながらニューヨークにいるようなモダンな店内空間を備えた人気レストラン。朝食の時間から夕方まで営業しており、「イングリッシュブレックファスト」「助六スマッシュバーガー」などオシャレ&良質なメニューを味わえます。

同建物内のエレベーターでのみ行ける3階には、パン工場と併設のベーカリー『Manufacture』も営業中。丁寧な手仕事によるパンを購入でき、隅田公園での食べ歩きにも向いている、隠れた名店です。
SUKE6 DINER
住所:東京都台東区花川戸 1-11-1
アクセス:東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約4分
営業時間:8:00~18:00
定休日:なし
電話番号:03-5830-3367
Manufacture
住所・アクセス:同上
営業時間:土日祝 13:00~18:00(※パンが売り切れ次第終了)
定休日:平日
電話番号:03-5830-3377

SUKE6 DINERから少し北側に歩いた先の『タリーズコーヒー 花川戸隅田公園店』があるのは、堤防の遊歩道上!店内は広々と窓が取られており、とりわけ窓際カウンター席は電源ポートもあるので、隅田川&スカイツリーを眺めながらのノマドワークにも最適です。屋外テラス席もあって、気候が良い日ならば外でコーヒーを味わえるほか、そのままテイクアウトすれば、コーヒー片手に隅田公園散策にも便利です。
タリーズコーヒー 花川戸隅田公園店
住所:東京都台東区花川戸1-1-31 隅田公園内
アクセス:東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約7分
営業時間:8:00~20:00
定休日:年中無休
電話番号:03-5246-4320
「映える写真スポット」の橋梁に刻まれた震災と戦災の記憶

隅田公園と隅田川の見所として欠かせないのが「橋」です。
特に隅田公園に近い吾妻橋や言問橋は、関東大震災後の帝都復興事業により架橋されており、近くで見ると頑健かつ壮麗な鉄骨構造がとても見事。
また、吾妻橋はアサヒビール本社とのツーショット、言問橋は東京スカイツリーと合わせた写真の撮影スポットでもあり、対岸の風景とも合わせて鑑賞を楽しめます。

一方、言問橋のたもとには、1945年(昭和20年)3月の東京大空襲により亡くなられた方々の慰霊碑も。
特に言問橋では、橋上で身動きが取れなくなった避難者に焼夷弾が落下し、大勢の犠牲者がでたそうです。震災だけでなく戦災にも深く関わる、橋が見てきた歴史の重さを感じさせます。

それから数十年後の現在では、隅田公園はすっかり平和な水辺空間に。
2020年には東武鉄橋に沿う形で新しい歩道橋『すみだリバーウォーク』も誕生し、浅草エリアとスカイツリーの直結路として親しまれています。東京という街の過去から今への流れが、隅田公園には刻まれています。

まとめ:隅田公園沿いはゆったり楽しめる穴場!

江戸時代の桜にルーツを持ち、近代から現代へと長い歴史を刻んできた隅田公園。
浅草寺に比べれば地味でありつつも、実際に歩いてみれば、その人ごとに違った注目点や楽しみ方が見つかるはずです。是非とも浅草巡りとセットで訪れてみてください!

デヤブロウ
街歩き・地域情報系ライター

