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台東区の神社の由来と主祭神について~玉姫稲荷神社~御朱印帳を持って出かけよう!

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こんにちは、とくらです。

台東区には浅草寺を始めとして多くの寺社仏閣があります。

お寺や神社は土地との結びつきが強く、地域で大きな役割を果たす場所です。

また、その祭神のルーツを知ることで、より一層地元の神社への愛着が湧くのではないでしょうか。

いくつかの記事にわたって、私とくらが独断と偏見で選んだ台東区の神社と祭神について少し書かせていただきたいと思っております。

今回は、多くの神社の中から玉姫稲荷神社をご紹介します!


玉姫稲荷神社

玉姫稲荷神社は、台東区清川にある宇迦之御魂命を祭神として祀り、奈良時代(760年)に創建された歴史ある神社です。

新田義貞が北条高時を追討の際に、玉姫稲荷で戦勝を祈願したという伝承もあり、その歴史を感じます。

現在の神社は東京大空襲の際に全焼してしまったため、1953年に再建されたものです。

また、この社殿は東京大空襲の以前にもたびたび焼失しており、1911年の吉原大火や、1923年の関東大震災でも焼失しています。

何度も焼かれて、建て直されてきたんですね。

ところで、玉姫稲荷の名前の由来は、弘法大師の直筆だという稲荷大神の像を、瑠璃の玉塔に奉納したことから「玉秘め」「玉姫」となったとされています。

なんだか可愛い神社の名前だと思っていましたが、由来は玉塔に像を納めたことだったんですね。

てっきり「玉姫という玉のようにかわいらしいお姫様が~」というようなお話を想像していましたが、全く違う!

玉姫稲荷は氏子に製靴業者が名を連ね、日本唯一の「靴の神社」としても知られています。

毎年11月には靴の大安売り市も開催されるそうですよ。

「靴のめぐみ祭り市」というイベントで、この中では「古靴供養」や「抽選会」など様々な催しも。

これは見逃せませんね!

また、他にも「こんこん靴市」というイベントが開かれるなど、まさに靴の神社です。

捨ててしまうのも何だか申し訳ない、そんな今までお世話になった履き古しの靴に感謝を込めて、靴供養に行ってみてはいかがでしょうか?

南千住駅から徒歩10分の場所に位置しており、台東区立玉姫公園と隣接しています。

まさに地元の神社、という雰囲気で、土地で親しまれている様子が見て取れます。

宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)

ウカノミタマノミコトは、五穀豊穣・商売繁盛の女神とされています。

女神とされていますが、実は日本書紀にも古事記にも明確に「女神」という表記はなく、古くから「女神である」とされているようです。

確かに、西洋でも豊穣の神は女神のイメージがありますね。

国が違ってもこういった神のイメージが似通っているのは不思議なものです。

さて、一般的にお稲荷さんとして親しまれているのも、このウカノミタマノミコトです。

「日本書紀」では倉稲魂命と表記されたり、伊勢神宮では御倉神として祀られています。

このように、「倉」や「稲」という収穫に関係のある神様であることがわかりますね。

ところで、お稲荷さんと言えば狐ですよね。

なぜお稲荷さんと狐はセットなのでしょうか?

その秘密は、一説にはウカノミタマノミコトの別名にあると言われています。

ウカノミタマノミコトは、別名「御饌津神(みけつがみ)」と呼ばれ、この名前に「三狐神」という字を当てたことから、いつしかお稲荷さんの使いは狐になったと言われているのです。

漢字を当てて、そこから派生したものがいつしか同一視されてしまうのは本当に不思議ですが、日本の神様あるあるですね…

また、別の説では、狐がネズミを食べることから、穀物を守ってくれる、稲の守り神という意味で狐がお稲荷さんのお使いになったという説も。

この狐と稲荷神の関係性から、稲荷神社の中には玉藻の前という妖狐や、殺生石を祀っているところもあります。

神様ではなく、狐そのものを祀っているというのは少し面白いですよね。

玉藻の前と言えば、多くの人々を苦しめた巨大な毒石「殺生石」になったとも言われる九尾の狐。

五穀豊穣のお稲荷さんとしては不思議な気もしますが、大きな力のあるものを祭るという点では神様と同じことなのかもしれません。

ちなみに、稲荷神社には油揚げを供えることがありますが、これも狐と関係しています。

キツネの好物といえば、俗に油揚げだと言われており、このためお稲荷さんに油揚げをお供えするようになったのです。

好物とされるようになった由来は諸説ありますが、もともと「ねずみの油揚げ」が好物で、殺生を禁じる仏教の影響で、「豆腐の油揚げ」を供えたというのが始まりではないかと言われています。


まとめ

今回は玉姫稲荷神社についてご紹介しました。

私は調べてみるまで、てっきり何かしらのお姫様の伝承があるに違いない!と考えていたのですが、全く異なる由来で少し拍子抜けです笑

しかし、何度も何度も焼失しながらそのたびに復活した社殿には何だか御利益を感じます。

また、やっぱり全国唯一の靴の神社というのは驚きでしたね!

思い入れのある靴はぜひ玉姫稲荷神社で供養してみてはいかがでしょうか?


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ライター紹介

とくらじゅん

イラストレーター・ライター

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。 妖怪イラスト、育児漫画、ADHDエッセイなどを書いています。
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