日本で1番祀られている神様!お稲荷様って何?台東区にある稲荷神社紹介(下谷神社、花園稲荷神社他)

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皆さんどうもこんにちは、メッシンタです!

唐突ですが皆さん、お稲荷様って何だかご存知ですか?

皆さんにとって一番馴染みが深いものとしては、食べ物の「おいなりさん」がありますよね。

また日本各地には、稲荷神社と呼ばれる神社が点在しています。

台東区にも稲荷神社が存在し、数は10を越えます。

今回はお稲荷様についてと台東区にある稲荷神社について紹介したいと思います。

それでは本編へ!

お稲荷様って何?

日本各地にある稲荷神社にて祀られている神様というのが「お稲荷様」です。

お稲荷様は基本的に「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」のことを指します。

宇迦之御魂神は、五穀豊穣などの食物を司る神様です。

そのため、主なご利益は五穀豊穣や商売繫盛となりますが、現在は神様の解釈やご利益の需要が多様化され、次第に商業や工業の神様としても信仰されるようになりました

狐が稲荷神社の使いとされた理由にも宇迦之御魂神が関わっています。

宇迦之御魂神は別の呼び方として「御餞津神(みけつがみ)」があり、それが誤って「三狐神(みけつかみ)」と表記されたことから、稲荷神社は狐のイメージが定着したそうです。

また、おいなりさん(いなり寿司)の由来は、使用している“油揚げ”が稲荷神社の使いである狐の好物からきているとされています。

稲荷神社の総本社となるのが、千本鳥居で有名な京都にある伏見稲荷大社です。

この伏見稲荷大社が奈良時代の711年に創建されたのを始まりに、日本各地に分社されていきました。

そして稲荷神社は、その他の神様と比べると分社するのが容易だったという理由等によって、現在日本で祀られている神様が1番多くなっています。

現在稲荷神社は日本全国で約3万社あると言われており、最盛期の江戸時代には7万社ほどあったのではないかとされています。

これらの理由などにより、日本各地でたくさんの稲荷神社を見かけることにつながるんですね!

台東区にある稲荷神社紹介

ところで皆さん、台東区にはどれだけの稲荷神社が存在していると思いますか?

台東区は東京23区の中で一番面積が狭い区となっていますが、それでも20社以上は存在します!

台東区内でもこれだけあるので、日本全国で約3万社あるのも納得です。

下谷神社(下谷稲荷)

下谷神社は奈良時代に創建され、都内最古のお稲荷様と言われています。

下谷神社では多くの稲荷神社で祀られている宇迦之御魂神ではなく、大年神(おおとしのかみ)が主祭神として祀られています。

大年神は五穀を主宰し、産業を保護する守護神であり、商売繫盛と家内安全のご利益がある神様です。

大年神は宇迦之御魂神と同様の五穀豊穣や商売繫盛を司っていたことから、下谷神社は古くから稲荷神社として親しまれてきました。

こうした歴史があり、古くは「正一位下谷稲荷社」と称していたそうです。

ちなみに「下谷神社」という名称は、明治5年から呼ばれるようになりました。

下谷神社(下谷稲荷)
住所:東京都台東区東上野3-29-8

花園稲荷神社

花園稲荷神社では、宇迦之御魂神が主祭神として祀られています。

具体的な創建年代は定かではありませんが、古くから上野の地にあったとされており、石窟の上にお稲荷様が鎮座していたことから「穴稲荷」とも言われていたようです。(正式名称は忍岡稲荷。)

穴稲荷は現存しており、「穴稲荷神社」として花園稲荷神社の境内社となっています。

この珍しい神社名の由来は、1873年、周囲が寛永寺の花畑に囲まれていたことから名付けられたそうです。

また花園稲荷神社は縁結びのスポットとしても有名なので、気になる方は要チェックです!

花園稲荷神社
住所:東京都台東区上野公園4-17

千束稲荷神社

千束稲荷神社の具体的な創建年代は不明ですが、寛文年間(1661~72年)の創建といわれています。

また一説として鎌倉時代中期に建てられたとされる説もありますが、室町・戦国時代には関東一帯は常に戦場となっていたことから不可能であるとされています。

千束稲荷神社では宇迦之御魂神が、主祭神として祀られています。

千束稲荷神社が鎮座する龍泉寺町は、5,000円札に印刷されている偉人・樋口一葉がかつて住んでいました。

樋口一葉が龍泉寺町に住んでいた期間は僅か1年でしたが、名作『たけくらべ』はここでの暮らしを元にして誕生しました。

千束稲荷神社
住所:東京都台東区竜泉2-19-3

玉姫稲荷神社

玉姫稲荷神社の創建は社伝によれば、760年とされています。

時代で言えば奈良時代となりますが、正確な創建年代は不明です。

玉姫稲荷神社でも他の稲荷神社と同じように、宇迦之御魂神を主祭神として祀っています。

また玉姫稲荷神社では、「こんこん靴市」や「靴のめぐみ市」と呼ばれるイベントが毎年開かれています。

気になる方はぜひチェックしてみてください!

玉姫稲荷神社
住所:東京都台東区清川2-13-20

矢先稲荷神社

矢先稲荷神社は、江戸幕府第3代将軍徳川家光が寛永19年(1642)に創建した三十三間堂の守護神として祀られた稲荷大明神を起源とします。

この三十三間堂は元禄11年(1698)の大火後に移転されましたが、稲荷大明神は現在地に残り、名を改め「矢先稲荷神社」となったそうです。

矢先稲荷神社という名前は、三十三間堂の弓矢の錬成道場という由来からつけられました。

また矢先稲荷神社では宇迦之御魂神ではなく、福禄寿(ふくろくじゅ)を祀っており、浅草名所七福神の1つに数えられています。

七福神巡りを行った際に訪れてみるのも良さそうですね!

矢先稲荷神社
住所:東京都台東区松が谷2-14-1

その他にも!

台東区内には今回紹介した稲荷神社の他に、17社も存在します。

・西町太郎稲荷神社
・桜稲荷神社
・境稲荷神社
・七倉稲荷神社
・石稲荷神社
・箭弓稲荷神社
・袖摺稲荷神社
・合力稲荷神社
・宝珠稲荷神社
・黒船稲荷神社
・孫三稲荷神社
・感応稲荷神社
・揖取稲荷神社
・宗右工門稲荷神社
・加賀美久米森稲荷神社
・石塚稲荷神社
・篠塚稲荷神社

圧巻の数ですね!

まとめ

ここまで見て下さってありがとうございました。

本記事について簡単にまとめさせていただくと、

・お稲荷様である宇迦之御魂神は元来五穀豊穣を司る食物の神様であったが、現在では商業や工業も含めた産業全体の神様として祀られている

・台東区内には稲荷神社が20社以上、日本全国では約3万社もあり、お稲荷様は日本で1番祀られている数が多い神様となっている

・稲荷神社で祀られているのは基本的に宇迦之御魂神という神様であるが、中には別の神様を主祭神として祀っている神社もある(大年神:下谷神社、福禄寿:矢先稲荷神社)

といったところでしょうか。

今回紹介した以外にも台東区には、西町太郎稲荷神社、桜稲荷神社、境稲荷神社、七倉稲荷神社などたくさん存在します。

台東区に来た際には、是非訪れてみて下さい!

また皆さんが住んでいる近くのお稲荷様(稲荷神社)を探してみるのも面白いかもしれませんね。

それではここまでホントにありがとうございました。

ジャネバーイ!

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ライター紹介

メッシンタ

めぐり部/フリーライター

年齢/20歳。学歴/現役大学生。趣味/サッカーすることとサッカー観戦。性格/素直。 夢/死ぬまでにイングランドのリバプールに行ってホームスタジアム・アンフィールドで生観戦すること。 後はお金持ちの妻子持ちになること。
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