浅草の肉まんの老舗、セキネ。しゅうまいでも有名。この冬、身体もこころも温かくしてくれる、美味しい肉まんをぜひ食してみよう。

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君は、僕の、掘りごたつ。


二人は、この冬、愛と肉まんで温かい。


冬の、温かい食べもの、温かい過ごし方はたくさんあるけれど。

彼氏と、彼女と、二人でほっこりと温まるには欠かせないよ、と提案したいのが、肉まん&こたつのあったかーい時間。

できたら昔懐かしい掘りごたつなら、なお最高。

肉まんなら。大正10年の創業、浅草の老舗、セキネのにくまんが、冬のホットな食べものとして、いま一番のおすすめ。

温かくて美味のにくまんで、身体もこころも、二人の恋も、ぽかぽかにしましょう。

彼も、彼女も、愛と肉まんで温かくなる。

というわけで、今回は、浅草、セキネの人気のにくまんを目指して、大学のバンドサークル仲間だった彼女と訪れてみました。

地下鉄の浅草駅から仲見世通りを歩き、左折して、伝法院通りへ。

浅草ROXの近くに浅草肉まんの老舗、セキネはあります。

お店の前では、すでに何人かのお客さんが並んでいました。

まず、店舗の外観がクラシック。

セキネのお店のロゴマークも大正時代調。それでいておしゃれな建物。目立ちます。

にくまんを買って、外で歩きながら、ホクホク食べるテイクアウト専門のお店です。

メニュー


にくまん1つ、260円(税込)。注文しやすいように。注文を受け付けるスペースはわりと広めでできています。

僕と彼女は、2つずつオーダーしました。穏やかなお顔のお店の方がやさしく「温めますか。」と聞いてくださったので、素直に僕と彼女は「はい、温めてください。」とお店の方にお願いしました。

老舗セキネでは、にくまん以外にも、あんまん、しゅうまいも売っていて。どれも人気の品々です。

でも、僕と彼女は、冬は肉まん。

そういう時代に、アオハル時代を過ごした世代。

「最近、1990年代のオアシスの音楽をよく聴いているよ。」

「懐かしいね。アルバムのビィ・ヒア・ナウはよく聴いたなぁ。」

「オアシスのスタンド・バイ・ミーは、名曲だよね。」

にくまんが温まる間、二人でいつもの音楽の話しで盛り上がります。

3分ぐらいして、「はい、温まりましたよ。」と、お店の方のやさしいお言葉。

僕と彼女は、あちちっ、と感じながら、アツアツのにくまんを受け取ります。

お店の横のスペースで、二人でにくまんを直接お口でガブリ。

ハフハフさせながら、ん? 皮がほんのり甘い!!  皮の中に、小さな豚肉がひっそりとたたずんでいる感じで配置されています。

次にお肉をガブリ。

お肉から肉汁があふれ出し、ジュワ―ッと豚肉の味わいがお口の中で舞いあがる。

お肉の濃厚な味覚がジュワッと喉を通り抜ける。

「うーん。肉まんだよ、日本人!!」

僕も彼女も、肉まんで、もう満足!! 肉まんは、ファーストフードでいえば、ハンバーガーだ、僕はそう想う。

ハンバーガーを食べるように、肉まんを食べる。冬の幸福。

その気持ちをじっくりと温めて、今年の冬を過ごそう。

僕は、熱く、想った。僕は、今年の冬、肉まんで、小さな温かい幸せをみつけたのだ。

肉まんを食べ終わると、僕は静かに、オアシスのスタンド・バイ・ミーのサビの部分を口笛で吹いた。


セキネ
住所:東京都台東区浅草1-23-6
営業時間:11:00~20:00
日曜営業



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