【取材】浅草・雷門の近くの、くくりひめ珈琲。注目の「和パフェ」は、見た目でも、味わいでも大人気

浅草・雷門の近くの、くくりひめ珈琲。和パフェで注目されているカフェである。和パフェは、見た目でも、味わいでも人気の的。
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盆栽は、

カフェで、

注文してね。



2021年の3月にオープンした、浅草のくくりひめ珈琲という、カフェがいま注目を集めている。

和パフェという、どちらかというと和に特化したスペシャルメニューが話題なのだ。

特に、僕は、くくりひめ珈琲の盆栽パフェという、超個性的な和パフェに興味を持った。
岩とか川、枯山水などの日本の自然をイメージさせる素材と独特のレイアウト。
それでいて、しっかりとスマートで甘いスイーツなのだ。
斬新なのだ。
くくりひめ珈琲という店名は、日本書紀に一回だけ登場している、「くくりひめ」という縁結びの神さまからいただいたものだと言う。
朝早くから、僕は、浅草へ向かった。

くくりひめ珈琲:経営企画室長・森さん

くくりひめ珈琲さんの盆栽パフェとは、どういう和パフェなのでしょう。簡単に教えていただけますか。

モンブランのクリームが、川のように流れている様子をイメージさせ。ソフトクリームの手前側には抹茶のシューラックを配置し、全体の世界観としては、岩とか川とか、枯山水などをイメージさせた、日本庭園の表現がコンセプトになっています。

また、芋羊かんの上にあんこ玉をのせて、かんざしのようにして、浅草らしさの世界観も盛り込んでいます。

盆栽パフェ
盆栽パフェ

僕は、盆栽パフェは、ものすごく新感覚のスイーツだと思っています。何がきっかけで生まれたのでしょうか。

当店では、盆栽という言葉は、海外の方にも興味をもっていただきやすい商材かなと思って、イメージを膨らませたのがきっかけです。

日本の雰囲気を、このスイーツの世界観に映し出すことで、目でも味わっていただいて、お腹いっぱいになってもらいたいという想いで作っています。

盆栽パフェは、商品化するまでに、どんな経緯があったのでしょうか。

商品自体は、京都の伍彩菓(ごさいか)というお店とともに作りました。伍彩菓さんは、スイーツはもちろん、フルーツにもとてもこだわりを持っているお店で。ジャムなんかも作っています。盆栽パフェは、うちと伍彩菓さんと協同で商品開発をしました。

伍彩菓さんと協同開発ということで。いろいろ苦心した点があったのでしょうか。

伍彩菓さんが提案されている世界観を変えずに、当店のスタッフが対応できるかというのが、苦心した点ですね。

外国人の方が見たら、とても興味を持ちそうな和スイーツですよね。お店にいらっしゃる、お客さまの評判はどうなんでしょう。

そうですね。インスタ映えするということで、お写真をたくさん撮っていただくことが多くなりましたね。今までと違った和のスイーツの雰囲気が新鮮なんですね。



和パフェを作るきっかけとは、なんだったのでしょうか。

うちは、自家焙煎珈琲が売りだったんですけど。珈琲だけだと、口さみしくなりますので。甘いものと自家焙煎珈琲のマリアージュを楽しんでいただきたいという想いで、和パフェもはじめました。

当店は、まだ1店舗で、はじめての試みなんですけど。和のほうにいったのは、もちろん浅草という場所が大きいと思います。

皆さんが浅草に来たら、くくりひめ珈琲で和パフェが食べたいな、と想っていただけるように、浅草らしさ、日本らしさというものをテーマにお店のイメージを構築しました。

くくりひめ珈琲は、浅草だったり、日本だったり、世界にたくさんのご縁が広がっていきますように、という願いをこめて、ご縁の神さま、くくりひめさまのお名前をお店のネーミングにしています。

現在、人気のくくりひめの嫁入りという和パフェのシャインマスカットタイプは、夏から秋にかけての期間限定の商品でして。シーズンに合わせて、美味しいフルーツを召し上がっていただく目的で商品化しています。

盆栽パフェと同じく、見た目でもこだわって作っているので。今のようにインスタグラムで、たくさんお写真をあげていただくことは本当にうれしいです。

すべての商品が、私たちの贈り物だったり、想いという気持ちでお出ししているので。やはり喜んでいただいたり、お写真に撮っていただけることに、とても感謝しております。

今後は、どのように和パフェを展開していきたいですか。

私どもの商品自体は、和風だけではなくて。洋風のイメージとも、できるだけコラボレーションをして、和と洋のマリアージュを楽しんでいただきたいと感じています。そこはブレずにやっていきたいと思っています。

常に商品開発のお仕事は進行中でして。次のシーズンにも、新商品が出る予定です。ドリンクの商品開発に関しても、うちには焙煎士がいますので。珈琲だけでなく、すべてのドリンク開発を焙煎士が行っています。

くくりひめ珈琲の夏のドリンクの顔である、オレンジシナモンラテとか期間限定のスパークリング珈琲も、うちの焙煎士が作りあげたものです。

特に、オレンジシナモンラテは、瀬戸内産の甘夏とベルガモットシロップに、カフェラテを合わせた夏らしい飲み物になっています。今年のお店の夏ドリンクとしてとても好評でした。

オレンジシナモンラテ
オレンジシナモンラテ

お店の内装の和風の雰囲気が粋な感じで。たいへん落着きますね。

ありがとうございます。日本人にとって和の雰囲気は、落着くイメージだと思っていますので。ゆったりと珈琲を楽しんでいただく時間は、くくりひめ珈琲で満喫してもらいたいという気持ちでいます。

浅草:くくりひめ珈琲:店内

くくりひめ珈琲の2号店、3号店はどうなんでしょう。

もちろん、やれればいいなと思っていますが。まずは、浅草の1号店が、もっともっと愛されるお店になれるようにがんばっていきたいと思っています。

私どもは、ホームページにも書かせていただきましたが。まず、浅草で、新しい観光地になる。というコンセプトを掲げまして。くくりひめ珈琲でしか出会えない、もっと新鮮なものを提供していきたいと感じています。

これからの和パフェの素材として、いいなと思っているものはありますか。

注目している和パフェの素材は、季節のフルーツですね。季節感も和のこころの根底にあるものなので。

このフルーツを食べたら、あっ、秋がきたな、とか。あっ、冬がきたな、とか。そんな季節感がしっかりあるものを、商品にして、お客さまにフルーツによる季節の彩りを味わっていただきたいです。

僕は、盆栽パフェを試食させていただいたが。とても不思議で、斬新な感覚のスイーツなのだ。
甘さが、ひとつの甘さだけでなく、いろんな甘さが次々と現われる。

和パフェを追求していこう、極めよう、というお店の清らかな姿勢が響いてくるのだ。

和パフェは、ネオ日本人の、これからの味覚の故郷になるのではないかと、僕は想った。

日本人は、繊細すぎるぐらいの感覚、味覚をもっている。
そこが魅力的なのだ。
和パフェは、新しいスイーツカルチャーになる。

僕たちは、和スイーツ、和パフェをもっとほめよう。
もっと賞賛しよう。もっと語ろう。
そして、もっと愛してあげよう。

和スイーツ/和パフェ「くくりひめ珈琲」

店舗情報

くくりひめ珈琲

東京都台東区浅草1-18-8
浅草駅から徒歩約3分

営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日

お問い合わせ:050-5890-2409

新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

<公式>くくりひめ珈琲 WEBサイト


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