【取材】苺スイーツの星、浅草苺座。看板メニューの苺スムージーは苺を16個も使用。苺座ガリ乙女は苺を凍らせて練乳をかけたもの
人生は、食生活。
苺座で、苺で、おいしい時間。
生きることは、食べること。
生活することは、食べること。
それくらい食べることって、大事。
その食生活に甘い苺で彩りを加えてもらいたいと、浅草でいま注目されているお店、苺スイーツのお店、浅草苺座に僕はお伺いした。
苺座は、俳優の柏原崇さんの弟、同じく俳優の柏原収史さんがオーナーのお店。
実は、今年の2月末にこの「いろはめぐり」に一回、登場していただいている。
そのときの反響がものすごくよかったこともあって。9月上旬、再び浅草・苺座におじゃまして、柏原収史さんにインタビューさせていただいた。
過去のインタビュー記事
▼浅草の苺スイーツの新星、浅草苺座【取材】大福苺や苺ビールなど。女子会にも家族会にもピッタリのスイーツショップ
2019年5月に苺座1号店がオープンして、二年ちょっと経ちますが。その間にコロナの問題がおきたりと、たいへんでしたが。お店のほうはどうでしょうか。
実は、コロナの影響のためか、浅草界隈で閉まるお店がでてきて。浅草の中でも、一等地と呼ばれるようなすごくいい場所が、タイミング良く空きまして。ピンチはチャンスじゃないけど。前向きにとらえていこう。苺座は攻めにいこうと。
浅草・新仲見世通り店、3号店が去年の11月にオープンしています。まず、1号店、2号店、3号店まで、というのは目標にあり。しかもオリンピックまでに3店舗というのが目標だったので。いまのところは、3店舗で落ち着いている感じですね。
お店とともに、苺スムージーが苺座の大人気メニューになっていますが。どのようにして誕生したのでしょうか。
もともとうちの自家農園である、宮城の燦燦園(さんさんえん)さんの苺で、催事用として売っていたメニューなのですが。みんなの美味しい、美味しいという、たくさんの声がうちまで届きまして。苺座なりに配合とかを多少変えて、うちでも売ることにしたのがきっかけです。
スムージーと言ったら、いろんなタイプがありますが。うちは、苺の自然の味を堪能してもらおうということで、砂糖とかも他のところに比べてだいぶ少量にしてあります。国際味覚審査機構(iTQi)で三つ星最高賞の苺を16個分、贅沢に使っているので保証つきの美味しさです。
もうひとつの人気商品、苺座ガリ乙女は、苺をそのまま凍らせて削ったものに練乳をかけて、その上から苺ジャムをかけ、召し上がっていただくという画期的なスイーツです。
苺座さんには、特別な商品開発の部署はあるのでしょうか。
僕、シェフ、店長、スタッフなどで話し合いながら、商品開発はすすめていきます。ひとつの商品開発の期間は、本当にさまざまで、早くて半年ぐらい、長いともっとかかっていますね。
やはり、妥協して出したくないので。スタッフみんなが、それは絶対に美味しい。お客さまにお出しして、召し上がっていただきたい、というレベルに達するまで何回も試作品を創ります。商品開発するための情報は、さまざまですね。
例えば、ネットで、いろんな和菓子からヒントを得たりしています。苺と和菓子がどういうふうに合うかなどを検索したりして。うちは、苺を和で売るというのが、コンセプトなので、主に和菓子などを参考にさせていただいています。
新商品開発にあたって、大事にしていることはありますか。
まず味に対して、妥協しないことですね。美味しいということだけだと、スタッフは出そうとは思わなくて。エッという驚きと感動というところまで、食べたときに感じられるレベルまでもっていくという、こだわりを大切にしていますね。
それと、いまうちでは、お持ち帰りのスイーツの商品化に集中していまして。最近、お持ち帰りスムージーができたのですが。お土産や差し入れなどに使ってもらいたいと思っています。
スムージーは、牛乳が入っているので、凍らせると解凍したときに分離してしまうという難点があったのですが。うちに3Dフリーザーという画期的な冷凍庫が導入され、凍らせても自然解凍できるようになりまして。解凍したときに、分離もいっさいせず、作りたてと同じ味でお届けできるようになりました。
苺座さんの目指す道を教えていただけますか。
苺座のもともとのコンセプトは、宮城の復興ということから始まっているので。その苺座が世界に届けられるようになれば、より宮城の復興につながると感じているし。その道を目指したいと思っています。
店舗としての展開は、今は3店舗なんですけど。今年は、百貨店などのたくさんの催事をやらせていただいています。横浜そごう、横浜ベイサイド、川崎ラゾーナ、木更津アウトレットモールなどなど。
多くの催事展開で販売をしていこうという方針になってきています。また、もっと人が集まるところに出店して、お土産やおうち時間が増えているので持ち帰って食べていただくというベクトルも考えています。
柏原さんは、俳優でも、ご活躍されていますが。俳優のお仕事と苺座のお仕事に、共通しているところは何だと感じていますか。
それは、お客さまにサービスをお届けする、という点ですね。お客さまに喜んでいただくということでは、俳優も苺座のお仕事も同じだと感じています。
今年の2月、苺座の柏原収史さんをインタビューしたときの、キラキラと輝いていた目は、今回、9月に取材したときも変わっていなかった。
柏原収史さんは、浅草で苺の夢を追いかけているのだ。
柏原収史さんの目は、まだまだキラキラと輝き続けるだろう。
なぜか。
そこに夢があるからだ。
夢を生きる意味として、捉えているからだ。
浅草の苺の星を目指すことを、自分の生きる意味として歩み続ける柏原収史さん。
なぜ、苺にこだわるのか、そこに苺の夢があるからだ。
店舗情報
浅草 苺座
東京都台東区浅草2-1-3
営業時間:
[月~日]11:00~18:00
新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
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浅草 苺座 2号店
東京都台東区浅草1-39-10
営業時間:
[月~日]11:00~18:00
新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
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浅草 苺座 3号店
新仲見世通り店
東京都台東区浅草1-32-1
営業時間:
[月~日]11:00~18:00
新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
\柏原収史さんのインタビュー記事/
第五弾:【取材】第5弾:俳優 柏原収史さんのお店、浅草・苺座の顔「大福いちご」に3種類の新しい仲間が新登場
第四弾:【取材】第4弾:俳優、柏原収史さんのお店、浅草・苺座。苺スイーツの冬の顔、噂の苺ぜんざいが美味しいと好評
第三弾:【取材】俳優の柏原収史さんのお店、浅草苺座。星の苺というフルーティーなビールをはじめ、テキーラ、サワー、ハイボールも大人気