【創業明治20年】100年以上続く浅草 大黒屋の黒色の天丼を食す!懐かしさと歴史を感じる愛される名店

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こんにちわ!しょうたいむです。

前回、浅草にある手打ちラーメン馬賊(ばぞく)を、友人と一緒に食べに行きました!

馬賊(ばぞく)の記事はこちら
▼「バンッ!」と鳴り響く、浅草にある手打ち麺の中国手打拉麺 馬賊(ばぞく)浅草本店へ

とある日のお昼過ぎ、私はお腹が空いたので馬賊(ばぞく)に誘った友人へまた連絡を取り、ご飯を食べに行く約束をいたしました。

うどん・そば屋か、洋食レストランかラーメンか、悩んでいた挙句、私は天ぷらが食べたいと提案!

友人からは「浅草に有名な天ぷら屋があるけど、行ってみる?」

という話になりましたので、明治時代から100年以上続く「大黒屋」さんへお邪魔してきました!


大黒屋とは?

明治時代から地元の方に愛される名店
懐かしさと歴史を感じる建物は、瓦屋根の作りになっています。

建物だけじゃありません!
日本の古き良き風景を感じられる場所、伝法院通り沿いに「大黒屋」はあります。

伝法院通りは、観光名所の浅草寺から、商業施設や演劇ホールなどが密集する浅草六区エリアへと向かう道となっており、浴衣レンタルが出来るお店があったり、甘味処があります。
この辺りは、京都に似た風景を感じたりします。

天丼の情報を調べました。

まず、地元の方にオススメの天丼、天ぷらのお店を聞くと、「大黒屋」と答えが出るくらい愛されている模様。
黒いタレが染み込んでいる天丼の見た目は、あまり無いビジュアルだから初めての方はビックリするみたいです。

※大黒屋の黒いタレの天丼。

確かに、黒いタレが染み込んでいる天丼ってあまりない気がするな・・・
天ぷらや天丼って、黄色の衣に包まれたエビ天や野菜の天ぷらに、タレやつゆをかけて召し上がる料理のイメージが湧きますよね。
黒いタレが染み込んでいるので、味は濃いのか?と思えば意外と味つけは優しいみたいです。

この情報を見ると、通常の天ぷらのスタイルとは異なるから気になります。
しかし、事前に情報を調べるうちに気になる文言が・・・

「おいしい」「まずい」と書かれているレビューの数々。

魅力を発信する立場からすると、とても気になってしょうがないのが、私しょうたいむ。
とにかく、賛否両論の意見を見たからには、自分の舌で確かめるべく食べに行こう!という気持ちが出てきました。

明治時代から続く味の天丼は、現代人の方に合う合わないはありそうですしね。
あと、好みの問題もありそう!

「大黒屋」の店内は1階と2階で分かれており、1階にはテーブル席がいくつか用意されております。
2階は団体様の利用もしくは土日祝の混雑する日のみに開放しているとのことです。

訪問した日の時刻は、夕方5時ごろ。

老舗の人気店のため、コロナ前の状況のときはお店の入り口から、長蛇の列が出来るくらい混んでいることがありました。
現在は観光客も少ないためか、私が訪問した夕方の時間帯は満席に近かったですが、ゆっくりとできました!

店内に入ると、歴史ある店内の佇まいと、懐かしさを感じる和の雰囲気がなんだか落ち着きます♪
最近は海外にあるようなオシャレなお店が増えているので、日本の古き良きお店がこの先も残っていてほしいと願うばかりです。

さて、お腹が空いているので、メニューを拝見してみます。

天丼(えび1・きす1・かき揚げ1) 1600円
天丼 1800円
海老天丼 2000円
天ぷら(えび3・きす1) 1750円
天ぷら(えび3・かき揚げ1) 1850円
海老天ぷら 2000円
天丼定食(天丼・お吸いもの・小鉢) 2200円
天ぷら定食(天ぷら・ごはん・お吸いもの・小鉢) 2200円
ごはん 280円
お吸いもの 350円
350円
お新香 330円
らっきょう 300円
べったら漬け 400円
さしみ 1780円
ぬた 890円
あじのたたき 790円
あじの酢のもの 790円
玉子焼き 690円
茄子のしぎやき 690円
胡瓜(きゅうり)もみ 600円
くらげの酢の物 600円
おろし和え 600円
板わさ 580円
なめたけおろし和え 480円

その他・ドリンク類などになります。

温かいお茶を飲みながら、注文するメニューを悩んだりはしつつ、店員さんにオススメを聞いてみることに!

すると、天丼1800円(海老2・かき揚げ1)を注文している方が多いみたいで、友人はこちらを注文!
私は、「きす」も食べたかったので、天丼1600円(海老1・きす1・かき揚げ1)を注文することにしました。

注文を終え、お手洗いに行こうと離席したときに、気になるものが目に止まりました。

2階へ続く階段を上る手前に、可愛い色のレトロな電話機が置いてあります。
店員さんがいる厨房の目の前に、電話機があるので・・・

「今でも(電話機は)使えるよ」

と店員さんから言われ、今だ現役ということに思わずビックリしました!
公衆電話同様に、「10円」を入れると通話が出来ます。

老舗ということもあり、懐かしさを感じるアイテムがあるのも良いですね♪

さて、席に戻りますか。

天丼を食す!

天丼が登場しました。

蓋がある丼ぶりは、グルメ番組とかアニメなどでは見たことあるけど、自分の目で実際に見たのは初めてだったので、そのビジュアルに思わずテンションが上がりました。(笑)
「アンパンマン」に出てくる『てんどんまん』ってキャラクターがいるのですが、想像したのは私だけでしょうか・・・。

天ぷらたちがボリューミーで、蓋が閉まりきらない状態ですね。
さすがは江戸の天丼!

蓋を開けて、中身を見ると黒いタレがしみた天丼。
そして、ごま油だけを使って揚げている天ぷらは、風味と香ばしさが食欲をそそってきます

おいしそう!では、食べてみます!

ん?天ぷらのサクサク感は無く、厚めの衣にはタレがしっかり染み込んでいることに気付く。
味つけは見た目ほど濃くないです。

タレの味は、焦がし風味でなんといいますか、奥深い味わいもします。
江戸前の天丼ということもあり、これが昔ながらの味付けなのかもしれません。
私はというと、箸の動きが止まらなくなって無我夢中で食べていました。

食べてみてわかりましたが、なんだか落ち着く味なんですよね。
それも、「おいしい」と感じて箸が進みます。

明治時代から創業しているお店なので、当時の方たちからすると美味しかったに違いありません。
当時の食文化は違いましたからね!
現代の日本では、国内のおいしい食べ物から海外の色々なおいしい食べ物があるので、好みが分かれるのかも当然かもしれません。

「たくあん」「紅しょうが」「刻みキャベツ」のお新香は、天丼を食べているときに相性が合うんですよこれが!
お新香で口のなかをさっぱりさせたあと、黒いタレの天丼をまた食べる。このルーティンが最高です。

無事、天丼を完食いたしました。

食べ終わったあとの感想としては・・・。
おいしいんだけど、ごま油で上げた深い味わいの天丼ということもあって、もう一回お店に行って食べてみないと本当の美味しさは分からないんじゃないか?
というのが私の本音でした。

もし、揚げたてのサクッとした衣の天ぷらが好きな方は、別のお店に行くことをオススメします。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回の記事は、賛否両論ある「大黒屋」へ足を運びました。

ご興味を持った方は、ぜひ明治時代から続く老舗の江戸前の天丼を食べてみてはいかがでしょうか?

私自身は美味しくいただきましたが、100年以上前から続く味に「おいしい」や「まずい」と甲乙つけるのではなく、歴史を感じて食べてみるのが良いと感じました。
また機会があったら、訪れてみたいお店です。

余談になりますが、台東区日本堤にある老舗天ぷらのお店「土手の伊勢屋」もオススメということで、これは近々食べに行ってみようと思います。
行かないで後悔するよりは、行って満腹になって感想を述べたほうが良い!という、私しょうたいむの考えです。(笑)

大黒家天麩羅 本店 
住所:東京都台東区浅草1-38-10
電話:03-3844-1111
営業時間[月〜金・日]11:10〜20:30[土・祝]11:10〜21:00


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ライター紹介

しょうたいむ

フリーライター

東京生まれ、東京育ち。東南アジアやアメリカ・カナダへ旅行経験あり。 日本にいた時に気付かなかった発見や、考え方をもとに 台東区の良さや、お役に立てる情報を発信させていただきます。
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