10/9(月)まで|企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」が開催中!こどもから大人まで楽しめる、ちょっと怖くて懐かしい展覧会

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東京都美術館では、2023年7月 22 日(土)~10 月 9 日(月・祝)の期間中に、企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」を開催しています!

荒木珠奈さんは、ニューヨークを拠点に幅広い表現活動を続けている、へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家です。

今回の企画展では、詩情豊かな版画や立体作品をはじめ、ウクライナなどさまざまな国のルーツを持つこどもたちと荒木が共同制作したインスタレーションやメキシコの先住民と共同制作した絵本、鑑賞者参加型のインスタレーションなど、初期作品から新作までを展示しています。

本編で、企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」について詳しくご紹介します!

うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展について

2023年7月 22 日(土)~10 月 9 日(月・祝)まで東京都美術館で開催される「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」。

荒木珠奈さんは、へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観を表現する作家です。

光と影、昔話、家や舟といった物語を想起させるようなモチーフを用いて、私たちの心の底にある懐かしい感覚や感情、記憶を揺さぶりながら、非日常の世界へと誘う作品を数多く発表してきました。

今回の企画展では、詩情豊かな版画や立体作品をはじめ、メキシコの先住民やさまざまな国のルーツを持つこどもたちと共同制作した作品など、初期から最新作までの90点以上が紹介されています。

物語性あふれる作品がもたらす鑑賞体験を通じて、「越境」「多様性」「包摂」といった国や地域を越えて現代社会が共通して抱えるテーマについて思いを寄せ、一人ひとりの日々の暮らしのかけがえのなさ、生きていくことのポジティブな力を見つめることのできる展覧会です。

荒木珠奈ポートレイト Photo: Hiro Ihara

みどころ

「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」では、開催地である「上野の記憶」に着想を得た新作の展示や、造形ワークショップや鑑賞プログラム、作家にとって初の回顧展など、みどころが満載です。

以下で詳しくご紹介しています!

みどころ①「上野の記憶」に着想を得た大型インスタレーション

開催地である「上野の記憶」が造形物と化したかのような、見る人の想像力をかきたてる大型作品を新作。

美術館の「そこ(底)」とも言える巨大な地下展示室に、日常と非日常の境界を行き来するような、不思議な旅が味わえる空間が広がります。

《記憶のそこ》のためのドローイング 2023年 作家蔵

みどころ②参加型作品、体感型展示

カラフルで幻想的な展示空間が作り出す参加型インスタレーションや、現実と空想が融合したような詩情あふれる版画や立体作品などにより、ちょっと怖くて懐かしい空間を体感できる展示構成となっています。

《Caos poetico (詩的な混沌)》 2005年 東京都現代美術館蔵
Photo: Hiro Ihara
《見えない》 2011年 作家蔵 Photo: Keizo Kioku

みどころ③幅広い表現活動を続けてきたアーティスト・初めての回顧展

90年代から国内外のグループ展や個展で作品を発表してきた荒木珠奈さん。

今回の企画展では、初期の作品から、本展のための最新作まで、荒木ならではのコラボレーションを含む、幅広いジャンルの多様な作品を網羅します。

《Una marcha de los esqueletos (カイコツの行進)》 2004年 作家蔵
《牛レストラン》 2001年 個人蔵 
Photo: Masaru Yanagiba
《夜の芯》 2006年 作家蔵
《浮き雲暮し》 2000年 作家蔵
《NeNe Sol-末っ子の太陽-》 試作版 2011年 作家蔵
Photo: Jun Asano
《NeNe Sol-末っ子の太陽-》 挿絵 2011年 作家蔵

開催概要

会期:2023年7月22日(土)~10月9日(月・祝)
会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
休室日:月曜日、9月19日(火)
※ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料:一般 1,100円 / 大学生・専門学校生 700円 / 65歳以上 800円

※高校生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご提示ください
※10月1日(日)は「都民の日」により、どなたでも無料

[サマーナイトミュージアム割引]
8月4日(金)、11日(金・祝)、18日(金)、25日(金)の17:00以降は、一般及び65歳以上は各料金より200円引き、大学生・専門学校生は無料(証明できるものをご提示ください)

[各種割引](1名1回限り、他の割引との併用はできません)
・特別展「マティス展」及び特別展「永遠の都ローマ展」のチケット提示にて、各料金より300円引き
※事前予約は不要です。ただし、混雑時に入場制限を行う場合があります。
※東京都内の小学・中学・高校生、並びにこれらに準ずる方と引率の教員が、学校教育活動として観覧する場合、事前に申請いただくと、引率の先生の観覧料を免除いたします。

問い合わせ:03-3823-6921

まとめ

絵本のなかの世界観に似た、日常と非日常の境界を旅できる企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」。

東京都美術館で7 月 22 日(土)~10 月 9 日(月・祝)までの期間、開催されます。

荒木珠奈さんが創り出す物語性あふれる作品を通じて、日々の暮らしのかけがえのなさ、生きていくことが持つポジティブな力を見つめ直すことができるはずです。

みなさんも、こどもから大人まで楽しめる、ちょっと怖くて懐かしい、不思議な気持ちになれる、企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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ライター紹介

よしだ

めぐり部/編集・ライター

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