上野|終了間近!動物に関する東京都美術館の展示2選!

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こんにちは、とくらです。
今回は、東京都美術館で開催中の動物に関する展示を二つご紹介します。
会期終了間近ですので、動物が大好きな方も、気になるテーマを見つけた方もなるべくお早めに!

上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間

引用:東京都美術館公式サイト

「上野アーティストプロジェクト2023いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間」は1月8日(月)まで東京都美術館で開催中の展示会です。
今回の展覧会では、人間以外の自然界の生命体を「写し取る」という挑戦に挑み続けてきた6人のアーティストをご紹介します。
動物や植物は創作と表現において非常に一般的なテーマですが、注目すべきは特定の生命体と深い結びつきを持ち、何十年にもわたってその存在を追い続けたアーティストたちです。
野生のきのこに魅了された小林路子氏は、偶然の出会いからさまざまな土地で生息するきのこを描き続けています。 辻永氏は画家として活躍する一方、少年時代から草花を愛で、その美しさを日々描き続けました。
木象嵌職人として活躍し、バードカービングの世界を切り拓いた内山春雄氏。
戦後の写真界に登場し、後半生をサラブレッドの撮影に捧げた今井壽惠氏。
大学在学中に牧場で出会ったウシに魅せられ、酪農の現場で働きながら木版画でウシたちの存在を描き続ける冨田美穂氏。
そして、動物園やアフリカの野生でゴリラたちと交わり、描き続ける阿部知暁氏。
これらのアーティストは一つのテーマに焦点を当て、その姿を写し、描き、形作ることで、何を見つめてきたのでしょうか。 本展では、「写し取る」という活動を通じて展開される、他者との触れ合いの様々な形と向き合いながら、私たち人間が他の生命体たちと共に生きる未来について考えていきます。
特筆すべきは、展覧会が視覚に障害のある方にもアートを楽しんでいただけるよう、一部作品や触察ツールを用意している点です。

会期:2023年11月16日(木)~2024年1月8日(月・祝)
会場:東京都美術館ギャラリーA・C
休室日:2023年11月20日(月)、12月4日(月)、12月18日(月)、12月21日(木)~2024年1月3日(水)
開室時間:9:30~17:30、11月17日(金)、11月24日(金)、12月1日(金)、12月8日(金)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料:当日券 一般 500円 / 65歳以上 300円 / 学生以下無料

みどころ

数十年間のまなざしをたどる: 展示作品を通して、数十年以上にわたり一つの生命体を追いかけ続けたアーティストたちの視線の軌跡を追体験します。ひたむきに向き合うことで生み出された、奥深い魅力を堪能してください。
うつされた=記録されたいきものたち: 観察した対象の姿を写実的に表現する制作姿勢から生まれる作品は、アーティストたちの表現だけでなく、各個体の学術的な記録としても意味を持っています。自然界の生命体のありのままの姿を、自然科学的な視点からもお楽しみください。
触って鑑賞する: 視覚に障害のある方のために、鳥の彫刻「タッチカービング」などを展示し、手で触れながら作品を楽しむ機会を提供します。障害の有無にかかわらず、触覚を使った鑑賞を体験できます。
「命の軌跡」は、アートと触れ合いながら、異なる生命体たちと共に歩む未来への感動的な旅への招待です。

動物園にて ―東京都コレクションを中心に

引用:東京都美術館公式サイト

「動物園」は、人類にとって何を象徴し、どのような魅力を秘めているのでしょうか。我々はなぜ動物たちを求め、その場所から何を得て帰るのでしょうか。
18世紀末のヨーロッパで生まれ、日本では明治15年に初の「動物園」が上野で開園されました。時代とともに変遷を遂げ、今も多くの人々を引きつけてやみません。
「動物園」に焦点を当てた本展は、上野動物園を含む東京都内の美術館や博物館、他の機関や個人が所蔵する関連作品や資料を紹介します。東京都美術館に隣接する上野動物園を中心に据え、近代以降の「動物園」が築き上げた人間と動物の関係に迫ります。
この空間が抱える様々な記憶の断片を辿り、人と動物の交わりの様相を新たに見つめ直す機会となることでしょう。
会期:2023年11月16日(木)~2024年1月8日(月・祝)
会場:東京都美術館ギャラリーB
休室日:11月20日(月)、12月4日(月)、12月18日(月)、12月21日(木)~2024年1月3日(水)
開室時間:9:30~17:30、11月17日(金)、11月24日(金)、12月1日(金)、12月8日(金)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料:無料

まとめ

今回ご紹介した2つの展示では、異なる角度から動物に焦点を当てており、会場もどちらも東京都美術館ですので、両方一緒に見に行くのがおすすめです。

会期も1月8日までと非常に終了が近くなっておりますのでお早めに。

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ライター紹介

とくらじゅん

イラストレーター・ライター

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。 妖怪イラスト、育児漫画、ADHDエッセイなどを書いています。
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