台東区「小1の壁」どう乗り越える?働き続けたいママさんへ!台東区の学童保育を紹介
「小1の壁」という言葉を耳にしたことはありますか?
それまで子どもを保育園に預けて働いてきたママたちは、手厚い保育サービスを受けてこられましたが、小学校に入学した途端、長時間保育可能な預け先が無くなるため、働き方を変えざるを得ない状況に陥る人が多く、社会的な問題ともなっています。
自治体ごとの取り組みによっても差が出る「小1の壁」。そこで今回は、台東区でどのような対策が施されているのか、徹底調査しました。
来年度、小学校にあがるお子さんをお持ちの方や、小学校はまだ少し先だけど小1の壁が気になるという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
小学生の放課後の過ごし方は?
小学生の帰宅時間はおよそ15時前後。その時間帯に親御さんが家にいれば良いのですが、ワーママのみなさんはなかなか15時に帰宅するのは難しいですよね。
そのため放課後、保護者が家に不在である児童に対して、一時的に生活の場を提供する「学童保育」という施設を開設しているのが一般的です。台東区にも「こどもクラブ」という学童保育の施設が、区内24カ所の小学校の敷地内や近隣に隣接しています。台東区内の公立小学校が全部で19カ所なので、数だけで判断すると十分にも見えますね。
ただしこどもクラブには定員があるため、必ずしも希望する施設に入れるとは限らないでしょう。
こどもクラブは主に「公設民営」という国が設立した施設がメインとなっていますが、入谷に1カ所、民間の事業者が運営する「民設民営」の学童施設もあります。いずれにせよ「民営学童」となっており、それぞれ台東区が委託した企業やNPO法人などが運営を行っています。
民営学童のメリットはあるの?
台東区では小1の壁への施策として、区内すべてのこどもクラブの民営化を実現しました。
これにより、18:00までの預かりだった学童が、有料ではありますが最大19:00まで保育の延長が可能となりました。
ワーキングママにとって低学年の子どもを19:00まで預かってくれるとなれば、大変ありがたいですよね。これなら、小学校入学と同時に仕事内容を変えたり辞めたりせずに済みそうです♪
学童以外の預かり場所
放課後、安全に子どもを預かってくれる場所はこどもクラブ以外にもあるんです!
ここでは、台東区内で行われている放課後預かり事業について、紹介していきます。
多様な選択肢のひとつとして、ぜひ参考にしてください。
放課後子供教室
放課後子供教室は、台東区内の9つの小学校で実施されている放課後事業のひとつです。
実施時間は16:45までとこどもクラブに比べて短いですが、定員は設けておらず、利用料金も無料。学力の向上や体力向上となるようなプログラムを各校設定しています。
長期休業時もお弁当持参で参加可能なので、時短勤務やパート勤務のママは放課後子供教室の利用でも十分かもしれません。また放課後子供教室なら、保護者が働いていない場合でも預けられるので、放課後安全に遊べる場所として活用している家庭もあります。
ただし、実施小学校に在籍している児童しか受入れしていないため、まだ実施されていない小学校においては利用ができません。放課後子供教室は公募にて民間に運営を委託しているため、そうした準備が整ったところから順次実施していき、最終的には台東区内のすべての小学校において事業を展開していくそうです。
放課後子供教室実施校(2021年9月現在)
千束小学校
石浜小学校
大正小学校
忍岡小学校
蔵前小学校
上野小学校
谷中小学校
浅草小学校
金竜小学校
参考:台東区ホームページ「放課後子供教室のご案内」
ランドセル来館事業
台東区では「ランドセル来館事業」といって、児童館での放課後預かりも実施しています。学校と児童館が連携しているのが特徴で、放課後、小学校から直接児童館へ来館することが認められています。
こちらは就労や介護など、要件を満たした人のみ利用が可能です。「定期利用」のほかに「緊急利用」の受入れもあり、事前に登録を済ませておけば突発的に利用することもできます。ただし定員は1日15名までと決まっているため、必ずしも預けられるとは限りません。
利用料金は無料で、平日18:00まで実施しています。
学童や子供教室との違いは、「長期休暇中は実施していない」ということ。ただ、長期期間中でも児童館への来館は可能ですので、一人で児童館へ行って遊べるぐらいの年齢であればこちらを検討しても良さそうですね。
アフタースクール(民間学童)
台東区にはアフタースクールという民間学童のある地域も。アフタースクールは英語学習や塾のような習い事と学童保育を掛け合わせた放課後預かりサービスです。
月額利用料金の他に入会金や年会費などがかかるため、費用面での負担は大きいですが、さまざまな体験ができて、かつ放課後、安全な子どもの居場所が確保できるので、働くママにとっては安心できる施設だといえるでしょう。
リックキッズ田原町校
リックキッズは最大22時まで預かり可能な送迎付きのアフタースクールです。毎日30分の勉強に加え、理科実験教室や英会話、プログラミングなど多彩なカリキュラムから自由に選んで子どもに体験させることができます。
他の習い事や夏休みの学校プールまでの送迎もしてくれてまさに至れり尽くせりなサービス。これなら長期休暇中でも安心して預けることができますね。
【リックキッズ田原町校の基本情報】
住所:東京都台東区寿1-18-1 サンライズ浅草201
電話番号:03-5677-1446
平日の基本預かり時間:13:00~19:00
土曜日:あり
長期休暇中の預かり:あり
送迎:あり
※詳しくは「リックキッズ」の公式サイトをご確認ください。
ZIPPY KIDS上野店
ZIPPY KIDSは英語レッスンに特化したアフタースクールです。
英検対策の英語レッスンを小学生から毎日実施しています。
その他にも100種類以上のレクリエーションや、長期休暇中に行われる課外活動なども魅力的。
こちらも最大22時まで預かり可能なので、仕事が遅くなっても安心です。
【ZIPPY KIDS上野店の基本情報】
住所:東京都台東区松が谷3-20-14 1階
電話番号:03-3842-2780
平日の基本預かり時間:13:00~20:00
土曜日:あり
長期休暇中の預かり:あり
送迎:あり
※詳しくは「ZIPPY KIDS」の公式サイトをご確認ください。
まとめ
今回は、台東区の小1の壁はどう乗り越える?をテーマに、台東区の学童保育や放課後預かり事業について解説しました。
台東区では小1の壁を最小限に抑えるべく、さまざまな取り組みが行われていますので、うまくサービスを活用しましょう。
働くママにとって、小1の壁は誰もが通る道。できることならこれまでと変わらず働き続けたい!と考えているママは、まずは安全な子どもの預け先を確保してくださいね。
例年11月からこどもクラブの申込みが始まりますので、来年度入学を控えているママは要チェックです!万が一待機児童となってしまった場合の対策についても、今から考えておくと安心ですね。さまざまな候補を視野に入れ、小1の壁を乗り越えましょう!
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