【麺場 田所商店】神田外語大学と共創！食の多様性に寄り添う「ハラールフレンドリーらーめん」誕生

「みんなで同じラーメンを囲みたいのに…」そう感じたことはありませんか？この度、「麺場 田所商店」と「神田外語大学」の学生たちが共同開発した【ハラールフレンドリーらーめん】が誕生しました。豚肉・アルコール不使用で、食の多様性に寄り添った「彩」と「和」の深い味わいは、きっと新たな発見をもたらしてくれるでしょう。本記事では、この注目の新メニューについて詳しくご紹介します。

「ハラールフレンドリー」とは？食の多様性への配慮

まず、「ハラールフレンドリー」という言葉についてご説明いたします。

イスラム教には「ハラール」と呼ばれる、「神に許されたもの」という意味の教えがあります。食べ物では豚肉やアルコールなどが「ハラーム（禁じられたもの）」とされており、イスラム教徒の方々はこれらの食材を避けています。

今回の「ハラールフレンドリーらーめん」は、厳格なハラール認証そのものではありませんが、イスラム教徒の方が安心して食事を楽しめるよう、可能な限り宗教上の決まりに配慮して開発されました。具体的には、豚肉とアルコールは一切不使用。さらに、味噌、醤油、そして麺には、ハラール認証済みの食材が使用されています。

この素晴らしいアイデアは、神田外語大学の学生たちが「日本の食文化をより多くの人に届けたい」という熱い思いで推進したプロジェクトから生まれたものです。日本の「発酵文化」と世界の「食の多様性」を結びつける、まさに時代を映す一杯と言えるでしょう。

２つの個性が光る「彩（さい）」と「和（わ）」

今回登場するのは、味噌味の「彩（さい）」と醤油味の「和（わ）」の2種類です。どちらも豚肉とアルコール不使用という共通点がありながら、それぞれに個性豊かな魅力が詰まっています。

味噌の深みと彩り豊かな「彩（さい）」

味噌らーめん専門店である麺場 田所商店の真骨頂ともいえる味噌味の「彩（さい）」は、ハラール認証味噌を使用し、甘口でまろやかな味わいに仕上げられています。味噌本来の深いうま味はそのままに、誰もが親しみやすい優しい口当たりが魅力です。

「彩」という名にふさわしく、トッピングも豊富です。

・鶏胸チャーシュー
・紅芯大根
・ミックスビーンズ
・コーン
・フライドオニオン
・もやし
・ニラ

7種類もの具材が丼を彩り、ヘルシーさと共に、彩りの鮮やかさ、そして食感の楽しさがぐっと増しそうです。

和の心と奥深い旨み「和（わ）」

もう一つの選択肢は、日本のやさしさを表現した醤油味の「和（わ）」です。ハラール認証醤油を使用し、野菜だしの優しい旨みと醤油のまろやかなコクが絶妙に調和しています。動物性の出汁を使わず、野菜だけでこれほどの深みを出せるのは、まさに職人技ではないでしょうか。

「和」のトッピングもユニークです。

・鶏胸チャーシュー
・紅芯大根
・ミックスビーンズ
・ごぼうチップス
・揚げ餅
・ばらのり
・ネギ

ごぼうチップスや揚げ餅、ばらのりといった「日本を感じる」トッピングが、まろやかな醤油スープとどう絡み合うのか、想像するだけで食欲がそそられます。

学生たちの願いを込めた「彩」と「和」

これらの商品名は、神田外語大学の学生たちが提案して決定されました。「日本の食文化をより多くの人へ届けたい」という彼らの純粋な思いが込められた、本当に素敵な名前ですよね。

どこで食べられる？販売情報

「ハラールフレンドリーらーめん」は、2025年12月8日（月） より、以下の4店舗限定で販売が開始されます。

・麺場 田所商店 WBG店：千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1WBGマリブダイニング2F
・麺場 田所商店 新宿西口店：東京都新宿区西新宿１丁目３−１３ Ｉ＆Ｋビル
・麺場 田所商店 池袋東店：東京都豊島区東池袋１丁目３１−７ 原ビル
・麺場 田所商店 江戸NOREN：東京都墨田区横網1-3-20 両国江戸NOREN

販売期間は、WBG店のみ2026年1月31日（土）までの期間限定となりますが、その他3店舗では継続して販売されるとのことです。都内にも複数の店舗がありますので、足を運びやすい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

価格については今回言及がありませんでしたが、ハラール認証食材の使用や学生との共同開発という背景、そして彩り豊かなトッピングを見れば、その一杯に込められた手間と情熱は計り知れません。これは「多様な食文化への理解と未来への投資」として、十分な価値があるのではないでしょうか。

「麺場 田所商店」とは？味噌への情熱と世界への挑戦

今回の取り組みのパートナーである「麺場 田所商店」は、「味噌を主役にした一杯」をコンセプトに掲げる味噌らーめん専門店です。日本各地の特色ある味噌を使い分け、その地域ごとの味わいをラーメンで表現しています。

運営する株式会社トライ・インターナショナルの理念は「味噌は日本人の宝物。」です。国内外で200を超える店舗を展開し、日本の味噌文化の魅力を世界に発信し続けているリーディングカンパニーです。

今回の「ハラールフレンドリーらーめん」も、その企業理念の延長線上にあると言えるでしょう。日本の宝物である味噌を、より多くの国、より多くの文化圏の人々に届けたい。そんな強い思いが、神田外語大学の学生たちとのコラボレーションを通じて形になったのです。

まとめ

本記事では、「麺場 田所商店」と神田外語大学の学生が共同開発した「ハラールフレンドリーらーめん」についてご紹介しました。これは単に新しいラーメンが生まれたというだけでなく、食を通じて文化や国境を越える、感動的な挑戦だと筆者は感じました。

「彩」と「和」という2種類のラーメンは、ハラールフレンドリーというコンセプトのもと、日本の伝統的な味噌と醤油の味わいを大切にしつつ、多様な具材で新しい魅力を開花させています。未来の食文化を担う若い世代の情熱が詰まったこの一杯は、きっと私たちに新しい発見と感動を与えてくれるはずです。

2025年12月8日（月）から、都内と千葉の一部店舗で販売が始まります。ぜひ、この特別な「ハラールフレンドリーらーめん」を味わって、日本の食文化が切り開く新たな扉を体感しに行ってみてはいかがでしょうか！