【恐竜博2023】主役はトゲトゲ!?国立博物館で恐竜博が6月18日まで開催中

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こんにちは、とくらです。

皆さんは恐竜、お好きですか?

恐竜って、本当に良いですよね…

私も子どもの頃は恐竜図鑑を読んで、保育園では恐竜ごっこをして遊んだものです。

さて、現在、上野の国立科学博物館では「恐竜博2023」が開催中です!

これは見に行くしかないでしょう!

ということで、これから恐竜博を見に行く私も予習をかねて、恐竜について改めて調べてみました!




恐竜博2023

恐竜博2023は、上野公園の国立科学博物館で開催中の特別展です。

2023年3月14日(火)~6月18日(日)とまだまだ会期は続きますので、これから予定を立てても間に合いますよ!

今回の恐竜博では「“攻守”が 進化させた恐竜」ということで、鎧竜、ティラノサウルスについての展示がメインとなっています。

日本初公開となるズール・クルリヴァスタトルの実物化石の展示は目玉ですね!

なんといっても見どころはトゲトゲの鎧竜ズール・クルリヴァスタトルと、肉食恐竜ティラノサウルスのゴルゴサウルス・リブラトゥスの全身復元骨格です。

6mのズールと、9mのゴルゴサウルスが対峙する様子は間違いなく大迫力!

これは楽しみですね…!

開催期間:2023年3月14日(火)~6月18日(日)

場所:国立科学博物館

住所:東京都台東区上野公園 7-20

アクセス:

JR【上野】駅 公園口 徒歩5分 東京メトロ銀座線・日比谷線【上野】駅 7番出口 徒歩10分 京成線【京成上野】駅 正面口 徒歩10分

料金:一般 2,200円 小・中・高校生 600円

※オンラインによる日時指定予約が必要ですので、未就学児や無料の方も必ず日時予約を行ってください!

ズール・クルリヴァスタトルとは?

今回の展示のメインである、ズール・クルリヴァスタトルはアンキロサウルス科ズール属の鎧竜です。

恐竜が絶滅したと言われる、白亜紀後期に生息していた恐竜です。

「ズール」は、名作映画「ゴーストバスターズ」に登場する門の神ズールに由来します。

頭にトゲが生えていることや、細長い体の形が似ていることからこの名前が付けられたのだとか。

骨格を見ても確かに何となく似ているような気がします。

※二頭のズールを比較してみたい方はぜひ検索してみてください。門の神はめちゃくちゃ怖いです。

「クルリヴァスタトル」はラテン語で「脛を破壊する者」という意味。

その名の通り、ズールの尻尾のこん棒によって破壊されたであろうゴルゴサウルスの脛の骨が見つかっています。

カッコいい…!

捕食者から身を護るために強い武器を手にした被捕食者の構図カッコいい…!!

ズールは全長約6m、体重約2.5トンと考えられています。

現在我々が見ることのできる動物だと、アフリカゾウと同じくらいの大きさでしょうか。

かなり大きいように思われますが、白亜紀の恐竜には更に大きなものも存在しています。

この大きさが恐竜のロマンの一つですよね…

ズールの全身は戦車のような装甲で覆われており、尻尾の先はこん棒のようになっています。

意外なことに、硬い装甲にも関わらず、内部は空洞が多く軽量化されていたそうで、主にこん棒をぶんぶん振るって戦うことで身を守っていたと考えられているそう。

正に攻撃は最大の防御というやつですね…!

ゴルゴサウルス・リブラトゥスとは?

もう一人の主役「ゴルゴサウルス・リブラトゥス」は白亜紀後期に棲息したティラノサウルス科の獣脚類です。

名前の由来はギリシャ語で「恐ろしい」を意味する「ゴルゴーン」。

ギリシア神話にも「ゴルゴーン」という名の恐ろしい怪物が登場するためご存じの方も多い言葉ではないでしょうか。

ゴルゴサウルスとは「恐ろしいトカゲ(爬虫類)」という意味であり、ビジュアルはThe肉食竜という感じです。

他のティラノサウルス科の恐竜と同じく頂点捕食者であり、ギザギザで鋭い歯や大きな顎は印象的ですよね。

ゴルゴサウルスの体長はティラノサウルスと比較して小柄であるとされていますが、それでも成体では9m、体重は2.9トンにもなったそう。

ズールよりも更に大きく、現在見ることのできる動物では小さめのクジラ程度の大きさでしょうか。

二足歩行の陸上生物だと考えるとめちゃくちゃ怖いですね。

これだけ大きな体を持っていますが、頭が大きめなので、頭部の骨格に空洞が多く軽量化されていたそう。

確かに、ティラノサウルスの骨格を見たときに感じた「バランス悪くない?」という疑問は解消されました。

前脚が小さく、頭が大きいあのビジュアルだとどうしても前のめりに倒れてしまいそうな気がしていましたが、頭の骨が軽いとは。

また、尻尾が長くて太い、というのもあの体のバランスをとっていたようです。

頭が大きく、尻尾も重いため、ちょうど重心が真ん中の腰あたりにくるようになっていたんですね。

ゴルゴサウルス・リブラトゥスの「リブラトゥス」とはラテン語で「バランスを取る」という意味の言葉。

これは非常にしっくりきます。

恐竜っていつからいたの?

発見された化石からその実態を想像するしかないため、なんだか恐竜って昔々に生きていたんだろうな、という感じはありますが、実際どれくらいの時代を生きていたのでしょうか?

主に恐竜が生きたのは地質年代での区分で「中生代」という時代で、中生代は三畳紀、ジュラ紀、白亜紀と呼ばれる期に分けられています。

最初の恐竜が出現したのは、なんと今から2億3千万年ほど前。

三畳期後期の地層から化石が発見されているのが、現在では最古の恐竜の化石です。

初期の恐竜は小型で、3m~4m以上になるものはいなかったと言われています。

ジュラ紀に入ると、翼竜や首長竜などの環境に適応した多くの種類が生まれ、この頃には現在の鳥の先祖も発生しました。

環境に合わせて、体を大きくするものや、更に小型化するものも誕生していったんでしょうね。

そして、約6550万年前、環境が激変することによって突如恐竜は絶滅しました。

原因は隕石の衝突が有力だと言われていますが、気になる最新の研究は今回の「恐竜博2023」でも展示されています。




まとめ

多くの恐竜が隆盛を極めた中生代。

そのなかで「攻」「守」という役割が生まれ、最適な進化を遂げていったことも面白く、環境に適応して多様な変化をしていったにもかかわらず突如として絶滅してしまうというところにも現代を生きる我々人間はロマンを感じてしまうのでしょう。

「恐竜博2023」の開催は6月18日(日)まで!

訪れる際には事前に日付指定予約をお忘れなく!

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ライター紹介

とくらじゅん

イラストレーター・ライター

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。 妖怪イラスト、育児漫画、ADHDエッセイなどを書いています。
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