台東区から新しい文化や芸術を!台東区芸術文化支援制度でアーティストやクリエイターを創出
はじめまして!新米ライターよしたにです。
大学でまちづくり政策を専攻していた私にとって、台東区は本当に可能性をたくさん持っている街だなぁと感じます。
台東区は、新しい文化や芸術をいち早く受け入れて、世界に発信していくポテンシャルを持った街だと言えます。
区内には東京藝術大学があるほか、各種観光施設や歴史的な建造物にも恵まれています。
区民の方はもちろん、区外からやってくる観光客にとっても世界の芸術や文化を学んだり、体感したりしやすい環境が整っています。
そんな台東区は、2008年度から「台東区芸術文化支援制度」という制度を始めました。
一体どんな制度なのか、気になりますね!
区民の方にとっては「ああ、あれはその制度を使っていたんだ!」と感じるものもあるかもしれません。
台東区が進める、新しい芸術や文化を応援する施策を一緒に学んでいきましょう!
台東区芸術文化支援制度とは
台東区芸術文化支援制度とは、台東区内で新たな文化を生み出すために新たな挑戦をしたり、今後の飛躍を狙ったりしているアーティストやプロデューサー、クリエイターを対象として、資金やチャンスを得るのを応援しようと設立された制度です。
2008年度より開始され、2021年度で14年目に入る、行政の施策としてはかなり息の長い制度です。
美術・音楽・演劇・映像・ダンス・パフォーマンス・写真など、支援している分野も非常に幅広いのが特徴です。
新しい芸術文化であればジャンルは問わず、区内在住のアーティストはもちろんのこと、市民プロデューサー、クリエイター、区外の方も応募できます。
台東区にお住いの方々だけではなく、区外の方にも門戸を開いているのは全国的に見ても珍しい施策と言えると思います。
では、この台東区芸術文化支援制度は具体的にどのような支援を行っているのか、見ていきましょう。
経費の助成
助成の対象経費から入場料等の収入を差し引いた金額の中で、最高180万円を助成します。
台東区&台東区アートアドバイザーによるアドバイス
台東区役所や、台東区により選ばれた芸術・文化分野の第一線で活躍されているアートアドバイザーが、制度の趣旨に沿った企画実施に必要なアドバイスをしてくださいます。
芸術や文化に関する企画で一番のネックになるのは、経費と収支計画でしょう。
それらの助成や助言を行ってくれることは、企画者にとっては非常にうれしいし、助かるのではないかと思います。
では、次はどのような方々が対象になるのか見ていきましょう。
対象者や審査基準、応募受付期間など
台東区芸術文化支援制度の対象者となるのは、積極的に芸術文化活動を行いたいと考えている、個人や団体の方々です。だいぶざっくりしていますね…
このような志をお持ちで、台東区内で活動しようという方であれば、居住地については関係ないようです。
ただし、国や地方公共団体、独立行政法人やそれに関連する団体、反社会的勢力やそれに属する個人や団体は対象になりません。
また、対象と判断される企画にはいくつかの基準があります。
1.台東区にふさわしく、台東区が支援する意義がある企画であること
2.令和3年9月~令和4年3月15日までに実施されること
3.この支援がなければ、企画の実施が困難であること
4.原則としてプロのアーティストがかかわる企画であること
5.広く区民等に周知され、区民等の鑑賞または参加の機会が提供されること
6.コロナ禍でも実現可能、コロナ禍を機に生み出された新しい取り組みであること 7.感染症拡大防止の各種ガイドライン等を遵守し、区民等が安心して芸術鑑賞できる環境を整えて実施する企画であること
難しく感じる文章ですが、今年度中に支援してほしい企画で、プロがかかわり、住民の方々も参加や鑑賞ができて、コロナ禍でも大丈夫な企画であればOK!といったところかと思います。
2008年度からの実際に実施された企画を見ていると、街の音や写真を使ったもの、紙芝居楽団、はたまた谷中妄想カフェなど楽しそうな企画が盛りだくさんでした。
もっと早く知って、参加してみたかったなぁ…
応募受付期間は2021年4月15日(木)~5月31日(月)必着で、指定書式の書類を記入のうえ、郵送にて受け付けているようです。
お役立ちリンク集
まとめ
いかがでしたか?
私は台東区外どころか東京都の外に住んでいますが、もともと台東区に対して持っていた「文化のまち」というイメージは区民の方々やアーティスト、企業、行政の努力によって時間をかけて作り上げられてきたものなんだな、と改めて感じました。
まとめると、
・台東区芸術文化支援制度は新しい芸術や文化を作りたい人々のために助成やアドバイスをする制度
・新しい芸術や文化であれば区外からの応募も可能だが、区内で実施することや区民の方々が楽しめる仕組みが必要であり、対象外となる個人や団体もある
・2021年4月15日から5月31日まで郵送で受け付け
ということでした。
これをきっかけに日本の新しい芸術や文化がどんどん生まれていってほしいですし、私自身もその誕生の瞬間を見届けてみたいな、と思いました。
皆さんのお近くで何か変わったことをやっていたら、それはもしかしたらこの制度を利用した誰かが一生懸命やっているのかもしれません。
ちょっと足を止めて見てみると、新しい発見があるかもしれませんね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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