地元民が通う、戸塚・上矢部の本格かき氷店「麗氷堂」。こだわりヨーグルトがたっぷりかかった贅沢な一杯を堪能
地元のラジオにも出演した、地元民なら知る人ぞ知るかき氷の名店。細い道路沿いに突然現れる鮮やかな看板に、思わず足が止まります。
今回訪れたのは、横浜市戸塚区上矢部にある「麗氷堂(うららや)」。住宅街にあるアンティークカフェ「BLUESY」の中で営業している、ひときわ目を引く看板が目印のかき氷専門店。
口に入れた瞬間、ふわりと溶けていく本格かき氷を探している方にぜひ訪れてほしいお店です。今回は実際に訪問して、柚子みかんヨーグルトといちごミルクをいただいてきました!
麗氷堂ってどんなお店?
思わず立ち止まる外観
住宅が立ち並ぶ道路沿いを歩いていると、突然目に飛び込んでくる鮮やかな看板があります。「こんなところに、こんなお店が?」と思わず立ち止まってしまう、まさに発見の喜びを感じさせる外観です。
「どこにあるんだろう」と細い道を注意深く探しながら歩いて来た気持ちが、グッと上がる瞬間でもあります。

BGMは、セミの声とかき氷を削る音
店内は約25席ほど。テラス席も用意されており、天気のいい日は外の空気を感じながら冷たいかき氷を楽しむこともできます。BGMはありません。都会の喧騒から少し離れた静かな街中にあるため、耳に届くのはセミの声。そして店内に低く響くのは、かき氷を削る音です。シャリ、シャリとリズミカルに続くその音が、静けさの中で不思議なほど心地よく、夏の風情を感じさせてくれます。どこか懐かしさを感じさせる、ゆったりとした時間が流れる場所です。



自分で書く伝票スタイル
店に入ると「好きな席へどうぞ」と声をかけられます。席についたら、伝票にテーブル番号・商品番号・商品名を自分で記入し、レジに持参して先払いするスタイル。初めてだと少し戸惑うかもしれませんが、メニュー表に詳しく書いてあるので迷うことなく注文できました。スタッフも優しい方ばかりなので、分からなければ丁寧に教えてくれます。

地元に愛されて、ラジオにも出演
客層は、若い女性から年配の方、親子連れまで実に幅広いと感じました。地元の常連客が多く、ローカルラジオにも出演したというのも納得の人気ぶりです。地域に根ざした、本当の意味での「街のかき氷屋さん」という温かみがあります。
かき氷を注文!
今回いただいたのは、柚子みかんヨーグルトといちごミルクの2品。どちらも、届いた瞬間から食べ終わる最後の一口まで、作り手のこだわりが詰まった一杯でした。
柚子みかんヨーグルト

届いた瞬間、目を引くのはたっぷりかかったヨーグルト。器から溢れんばかりのかき氷に、見た目からすでに心が躍ります。
一口食べると、ヨーグルトのほどよい酸味がふわりと広がり、後を引かないさっぱりとした清涼感。柚子やみかんの果肉が入っていて、シロップだけでは出せない贅沢な食感に幸せな気持ちになりました。柑橘系の爽やかな酸っぱさがアクセントになり、甘すぎないのにしっかり満足感がある。暑い日に柑橘系の香りを感じながら、ひんやりと涼しくなれる、夏にぴったりの一杯です。

そして、食べ進めるうちに嬉しい驚きが待っています。氷の中から、シロップとヨーグルトがじわりと顔を出す瞬間。「あ、中からも出てきた!」と思わず声が出そうになる、作り手のこだわりが詰まった仕掛けです。少し味が薄まったころを見計らって出てくるよう、設計されていました。見た目も味も、最後まで飽きさせない工夫が随所に光っていて大満足の一杯でした。
いちごミルク

いちごのシロップは、ジャムを思わせる濃厚さ。果肉感もしっかりあり、贅沢な一杯。
ミルクは甘すぎず、牛乳が得意でない筆者でも気にならないほどすっきりとした味わい。いちごの濃厚さをまろやかに包み込み、全体のバランスをひとつにまとめてくれています。
かき氷の難点といえば、食べ進めるうちに味が薄まってしまうこと。ところが、この心配は無用でした。後半に差し掛かると、下からいちごシロップがじわりと染み出してきて、最後の一口まで薄まらずにしっかり美味しい。この細やかな配慮に、作り手の丁寧さが伝わってきました。
試行錯誤の末に生まれた、ここだけのヨーグルト
お店を出る前にオーナーにお話をうかがったところ、「ヨーグルトにこだわりがあるんです」と、語ってくれました。
お店を始める前、ある喫茶店で出会ったヨーグルト。その味が忘れられず、「このヨーグルトをかき氷に使いたい」という思いが、このお店の看板メニューの原点になったといいます。レシピを教えてもらったわけではないから、再現への道は試行錯誤の連続。何種類ものヨーグルトをかけ合わせ、あのときの味に近づけるべく作り続けた末に完成したのが、今のオリジナルヨーグルトです。
麗氷堂でしか味わえない、完全オリジナルの一品。「ぜひ一度食べてみてください」とオーナーが熱く語る姿に、かき氷への深い愛情がにじんでいました。
人気No.1は「本気のWキャラメル」。また、最近人気上昇中なのは柚子みかんヨーグルトとのこと。次回はぜひ「本気のWキャラメル」も試してみたいです。



訪問前に知っておきたいこと
駅から約1.7キロ離れているため、徒歩25分ほどの距離があります。ただ、駐輪場と駐車場(3台)を完備しているので、自転車や車でも安心。バスの場合はバス停「下岡津」から徒歩2分。訪問前にInstagramにて、営業時間や臨時休業の情報を確認しておくと安心です。
まとめ
駅からの距離があっても、また足を運びたくなる本格かき氷。
住宅街の中で存在感を放ち、ローカルラジオに出演するほどの人気を誇る麗氷堂。その秘密は、一杯一杯に込められたシェフのこだわりと、最後まで美味しく食べ続けられる丁寧な工夫にありました。
仕事や日常に追われ、疲れてしまったとき。自分へのご褒美に、ふわりと溶ける少し贅沢なかき氷を頬張りながら、セミの声とかき氷を削る音に耳を澄ませる。そんな夏のひとときを過ごせるお店です。 ぜひ立ち寄ってみてください。
麗氷堂(うららや)
住所:神奈川県横浜市戸塚区上矢部1436-1
営業時間:基本は、土・日を中心に営業 11:00~16:30(ラストオーダー15:45)
※不定休につき営業日カレンダーをInstagramでチェック
駐車場:4台(Instagramにて要確認)
駐輪場:あり

森田かえ
取材ライター

