「撮る」だけではなく、好きなものを通じて人がつながる場所へーー名古屋市北区の「コスプレスタジオReve」を取材

名古屋市にある「コスプレスタジオReve(レーヴ)」は、白廃墟やゴシック、中華、女の子部屋など、さまざまなシチュエーションで撮影を楽しめるコスプレ撮影スタジオです。
広いスタジオ内には数多くの撮影ブースがあり、コスプレイヤーやカメラマンが思い思いの作品を生み出しています。
コスプレスタジオReveが大切にしているのは、撮影ブースの充実だけではありません。
「コスプレイヤーさんたちが楽しめる場所をつくりたい」
「好きなものを通じて交流できる場所にしたい」
そんな思いから、撮影スペースだけでなく、利用者同士がゆっくり過ごせるラウンジにも力を入れています。
今回はコスプレスタジオReveの遠藤様に、スタジオを始めたきっかけやブースづくりへのこだわり、名古屋・東海のコスプレ文化やコスプレ撮影の変化についてお話を伺いました。

コスプレイヤーがもっと楽しめる場所をつくりたい

「まず、コスプレスタジオReveを立ち上げたきっかけを教えてください。」

もともと弊社では、スタジオを始める前の2016年頃からコスプレイベント「ビビコス」を運営していました。
イベントを続けていくなかで、「もっとコスプレイヤーさんたちが楽しめる場所を提供できるようになりたい」と考えるようになったんです。
そこで撮影スタジオというものを知り、僕たちでもこういう場所をつくりたいと思ったことが、Reveを始めるきっかけになりました。

スタジオをオープンしたのは2018年です。最初は、今よりもブース数の少ない小規模なスタジオを想定していました。ただ、シェアスタジオにはしたいと思っていましたね。
その後いろいろなご縁があり、この場所なら予算的にも実現できそうだということで、現在の場所に決まりました。
せっかくなら多くの人に使っていただける場所にしたいという思いもあり、結果的に10以上のブースを設ける現在のスタイルになっています。

「夢」のようにワクワクできる場所へーー「Reve」という名前に込めた思い

※メンバーズカードも会社のテーマカラーの青色と白色がベース

「Reveという名前には、どのような意味が込められているのでしょうか?」

「Reve」はフランス語で「夢」という意味の言葉です。
弊社では、夜明けや朝焼けのような青や白といった色をイメージカラーにしていて、雰囲気も重ねています。そこから、Reveは「夢のような場所」をイメージしていました。
Reveは通常のシェア利用では朝まで営業していませんが、「夜明けまで遊んでいたくなるような、ワクワクできる場所にしたい」というイメージがありました。
コスプレイヤーさんに撮影そのものを楽しんでもらうだけではなく、好きなものを通じて交流したり、時間を忘れて過ごしたりできる場所にしたい。僕たちはもともとイベント運営もしているので、そうしたコミュニティの場をつくりたいという思いも強かったんです。
夜明け前を思わせる青や白のイメージと、時間を忘れて楽しめる夢のような場所。そうしたスタジオにしたいという思いから、「Reve」という名前を付けました。

大人数でも集まれる広さを生かしたシェアスタジオ

※1階と2階の店内マップ

当初は6〜7ブースほどを想定していましたが、最終的には10以上のブースを設けることになりました。
ブースが増えたことで、いろいろなシチュエーションを撮れるだけではなく、多くの方が同じ場所に集まれるようになったのもよかったと思っています。
少ないブース数で小さなスタジオにすると、大人数での合わせ(※同じ作品のコスプレイヤーが集まって撮影すること)が難しいケースもあります。
Reveでは貸し切り利用も受け付けていて、30〜40人ほどの大型合わせに利用していただくこともあります。
月に1回くらいの頻度で大人数でのご利用がありますが、そうした光景を見ると、最初に思い描いていた使われ方に近いなと感じますね。

ファンタジーから日常系までーさまざまな作品を撮れるブースづくり

※王宮ブースの写真

「Reveの撮影ブースには、どのような考えが反映されていますか?」

スタジオをつくった当初から、いろいろな種類のブースを用意したいと考えていました。
僕たちが当時持っていたコスプレのイメージには、異世界ものや戦闘系、ファンタジー系の作品がある一方、アイドルのような日常系の作品もありました。
そのなかでも最初は、少しファンタジー寄りの撮影ができる場所を意識していました。
白廃墟やゴシック、王宮のようなブースをつくったのも、そうしたイメージがあったからです。
ただ、実際に運営していくと、利用されるブースは、人気の作品によってどんどん変わっていきます。
そのため、お客様からいただく声や、周囲のコスプレイヤーさん、スタッフの意見を取り入れながら改装しています。理想を言えば1年に1回くらい変えたいのですが、予算の都合もあり大きな改装は2年に1回くらいですね。

撮影ブースと同じくらい大切にした「ラウンジ」

※ラウンジの写真。座り心地の良いソファで談話を楽しむお客様も多い

「他の撮影スタジオと比べたとき、Reveならではの特徴はどこでしょうか?」

シチュエーションをすごく作り込んだスタジオもありますし、きれいで撮りやすいスタジオ、もっと広いスタジオもあります。
もちろんReveも、そうした部分で負けないようにしたいと思っていますが、Reveをつくるうえでもう一つ大切にしたのが、交流できることと居心地のよさです。
そのために、ラウンジのスペースは無理をしてでも確保しようと考えました。
ラウンジ部分にも、撮影ブースをもう一つ追加できるくらいのスペースはあります。それでもブースにはせず、利用者さん同士がゆっくりコミュニケーションを取れる場所として残しました。僕たちとしては、ここもReveらしい特徴の一つだと思っています。
また、更衣室にも一人ひとりが利用できるロッカーを用意するなど、できるだけ快適に過ごしてもらえるような工夫もしています。
撮影だけではなく、その一日を居心地よく過ごせる場所にしたいと考え試行錯誤しています。

初心者でも、できるだけ身軽に撮影を楽しめるように

※無料の貸出品の棚が受付の横にある

「初めてコスプレ撮影スタジオを利用する方には、どんなところを見てほしいですか?」

Reveでは、できるだけ追加料金がかからないように、撮影機材や撮影用の小道具を無料で貸し出しています。
撮影にこだわるようになれば、自分の機材を持って来られる方も多いと思います。ただ初めて利用する方の場合は、最初からすべてそろえるのは大変ですよね。
そのため、初心者の方でも簡単な撮影なら楽しめるように機材を用意しています。撮影用の小道具もできるだけスタジオ側で準備して、なるべく身軽に来てもらえるよう充実させてきました。
まずは気軽に撮影を楽しんで、「スタジオ撮影って楽しいな」と思ってもらえたらうれしいです。

流行だけでは決めない。利用者やスタッフの声から生まれるブース

※ラウンジ内にあるアンケート回収箱

「新しい撮影ブースはどのように企画しているのでしょうか?」

アニメやゲームなどは流行する作品の移り変わりがとても速いので、今どんな作品が人気なのかは常に意識しています。
例えば、僕たちが運営しているイベントを見て、「最近この作品のコスプレが増えてきたよね」という話になれば、それを参考に新しいブースを考えることもあります。
アンケートなどで、お客様の声もできるだけ拾うようにしていますね。
撮影のしやすさも大切です。カメラマンさんが撮影しやすいよう、ある程度の撮影距離を確保しながら、ブースや家具の配置を考えています。
実は、僕自身はコスプレもカメラ撮影もしていないんです。だからこそ、自分一人の感覚だけでは決めないようにしています。
スタッフや協力してくれている方々の中には、実際にコスプレや撮影をしている人が多いので、そうした方々の意見を取り入れながら改装や企画を進めています。

作り込みすぎず、撮る人の想像力が入る「余白」を残す

※白廃墟に設置されている木箱や鳥かごなどのセット

「内装やセットをつくるときに大切にしていることはありますか?」

本物らしさをどこまで追求するかは、その時々で流行している作品などによっても変わってくると思っています。なので、一つの方向性にとらわれすぎないようにしています。
もう一つ意識しているのが、あえて「余白」を残すことです。セットを作り込みすぎてしまうと、撮れる構図や表現が決まってしまうことがあります。
そうではなく、カメラマンさんやコスプレイヤーさんの想像力で使い方を広げてもらえるようにしたい。
「ここではこの写真しか撮れない」とならないようなブースづくりは心がけていますね。

利用者の声から、階段の位置まで大改修

「これまで制作に苦労した場所や、思い入れのある場所はありますか?」

ブースそのものではないのですが、大きかったのは階段ですね。オープン当初は現在とは違う場所に階段があったのですが、古くて急な階段でした。
コスプレイヤーさんから「怖い」「危ない」という声が出てきたんです。
スタジオを初めてつくった時期だったので、自分たちが思う形を一度つくってみたものの、安全性という部分を十分に考え切れていませんでした。
そこでコスプレイヤーさんの声を受けて、階段を含めた動線そのものを変更する、かなり大がかりな改装を行いました。

単に撮影ブースをよくするだけではなく、「お店として居心地がいいこと」や「安全に過ごせること」も大切にしなければならないと、改めて感じたできごとでした。
ブースでいうと、白廃墟は広い分、制作にかなり時間がかかりました。業者さんだけにお願いするのではなく、僕たちも一緒に入って作業したので大変だった記憶があります。
今ではReveの売りの一つになっている場所なので、思い入れがありますね。

※女の子部屋の写真

もう一つは「女の子部屋」です。こちらはスタッフがゼロからプロデュースして、施工にも携わってつくりました。
各ブース少しずつ変化はしていますが、スタッフみんなでつくり上げているので、それぞれ思い出深さを感じています。

人気ブースにも、作品の流行が表れる

※白廃墟の写真

「現在、特に人気のブースはどこでしょうか?」

白廃墟は、比較的幅広い作品に使っていただいていると思います。
白を基調としているので、工夫次第で幅広い作品の撮影に使いやすいんですよね。
ただ、オープン当初は白廃墟と女の子部屋の人気が特に高かったのですが、最近ではかなり利用が分散してきました。
面白いのが中華ブースです。

※中華ブースの写真。中華な雰囲気の提灯が華やかに飾られている

最初の頃はほとんど使われなかったのですが、「原神」が登場した頃から利用が増えて、ここ2〜3年は毎日のように使われるブースになりました。
スタジオをつくった当時は、中華系のゲーム作品がこれほど大きな市場になるとは想像していませんでした。本当に流行によって変わるんだなと感じます。
他には、やっぱりアイドルアニメや女の子キャラクターのコスプレをする方から、女の子部屋も人気です。

※女の子部屋には「かわいい」を感じる小物やセットが豊富

とにかくかわいいを全面に出したブースですが、そこが支持していただいている理由なのかなと思います。
撮りやすさだけを優先したというより、突き抜けたかわいさを出そうという考えでスタッフにつくってもらったブースです。

実は貸し切りなら、撮影以外の楽しみ方もできる

Reveはシェアスタジオとして利用される方が8〜9割ほどを占めていますが、貸し切りプランも用意しています。
貸し切りというと大人数で利用するイメージがあるかもしれませんが、人数制限はないので、5〜6人や10人ほどでも利用できます。
同じ作品のメンバーだけで、周囲を気にせずゆっくり楽しめます。実際、貸し切りにして、撮影だけではなくラウンジでゲームを楽しんだり交流している方たちもいます。
ブースだけではなく、ラウンジのような「交流スペース」も含めて自由に使ってもらえるのがReveの特徴だと思っています。
アフター(※撮影後にコスプレイヤーが交流・食事をする時間)のような感覚で過ごすこともできるので、ぜひ貸し切りという使い方も知っていただけたらうれしいですね。

幅広い世代&地域の人が訪れるコスプレスタジオReve

「普段はどのような方が利用されていますか?」

年代は本当に幅広いです。
コスプレイヤーさんでは10代の方から30代、40代の方までいらっしゃいますし、カメラマンさんはさらに幅広い年代の方が利用されています。
人数として一番多いのは、2〜3人くらいのグループだと思います。
県外から来られる方もいて、特に岐阜県からのお客様が多いですね。そのほか、三重県や静岡県などから来てくださる方もいます。他には関東、関西方面などさらに遠方からいらっしゃる方もいます。
そして初めてコスプレスタジオを利用するという方も多いです。ビビコスをきっかけにReveを知って来てくださる方もいて、イベントからスタジオにつながっている部分もあると思います。

コスプレ以外の撮影にも使われるスタジオ

Reveは「コスプレスタジオ」として運営していますが、コスプレをしない方にも利用していただける方法があります。
私服撮影用のプランもありますし、貸し切りであれば、コスプレイヤーさん以外にも利用いただけます。
これまでには、アイドルやアーティストの方などが「このシチュエーションで撮影したい」と使ってくださったこともありました。
コスプレだけに限定せず、Reveの空間を気に入っていただいた方に活用してもらえる場所にもなっています。

初めてのスタジオ撮影は、事前にイメージを膨らませて

※白廃墟前にある撮影用物品

「初めて利用する方へ、アドバイスはありますか?」

まずは事前準備ですね。衣装や撮影に必要なものを忘れてしまうと、せっかく来ても思った通りの撮影ができなくなってしまいます。
それから、カメラマンさんと「どんな撮影がしたいか」を事前に話しておくのも大切だと思います。
もちろんスタジオに来てから相談してもいいのですが、あらかじめ撮りたい雰囲気を共有しておけば、限られた時間でも満足できる撮影につながりやすいのではないでしょうか。
ホームページなどでブースを見ながら想像を膨らませておくのもいいと思います。
とはいえ、実際にスタジオへ来てみないと分からないこともあります。一度来てみて、「こういう感じなんだ」と知っていただいて、また次の撮影につなげてもらうのも一つの楽しみ方ですね。くださる方もいて、イベントからスタジオにつながっている部分もあると思います。

FGOから原神、VTuberへ。8年間で変わったコスプレの流行

※作品の流行に合わせて準備したゲーミングブース

「2018年からスタジオを運営するなかで、コスプレ撮影の変化を感じますか?」

すごく変わったと思います。
撮影機材も年々充実して、カメラマンさんが持ち込む機材も増えている印象があります。
ただ撮影環境以上に大きいのは、やはり作品の流行ですね。
2018年にReveを始めた頃は、「Fate/Grand Order(FGO)」のコスプレがとても多かったです。
僕たちは当初、アニメの異世界ものやファンタジー作品などを少しイメージしてスタジオをつくっていました。でも実際には、アニメだけではなくゲームの作品のコスプレをされる方が非常に多かったです。

そこで、実際にコスプレをする方々の感覚と、運営側が持っているイメージは違うんだと勉強になりました。
その後、2020年頃を境に「原神」が広がり、中華系のゲーム作品が増えていきました。
さらに昨今はVTuberのコスプレも増えており、特に若い世代の方に多い印象です。2018年頃にはアニメ作品やアイドル系作品のコスプレも多かったのですが、最近は以前より少なくなったと思います。
この8年間だけを見ても、コスプレされる作品はかなり変化したと感じます。

TikTokの登場で「写真以外の楽しみ方」も広がった

※白ファンタジーブースの写真

「SNSの普及によって、撮影の仕方にも変化はありましたか?」

大きく変わったのは動画の普及です。
特にここ2〜3年はTikTokの影響が大きく、「TikTok用の動画を撮ってもいいですか?」という問い合わせも増えました。
Reveは基本的には静止画撮影のスタジオなので、シェア利用の際に動画撮影をどこまで認めるかについては慎重に考えています。ただ、コスプレイヤーさんがTikTok用にちょっとした動画を撮る程度であれば、可能な範囲で対応しています。
撮影の合間に動画を撮る方もかなり多くなり、ブースの待ち時間やラウンジで撮っている姿も見ます。

2018年頃にはあまりなかった、作品撮影以外の新しい楽しみ方だと思います。一方で、カメラマンさんは今も静止画そのものにこだわっている方が多い印象があります。
コスプレイヤーさんは動画も楽しみたい。カメラマンさんは一枚の写真を突き詰めたい。
コスプレイヤーさんとカメラマンさんで、求めるものにも少し違いが出てきているのかなと思います。

一番うれしいのは、好きなものを通じて人がつながる瞬間

※ラウンジの写真。営業時間内は時計横のテレビで映像を流している

「スタジオを運営していて、特に面白いと感じるのはどんな瞬間でしょうか?」

やっぱり、ここ(ラウンジ)で皆さんが談笑している姿を見るのが好きですね。
イベント運営でも同じなのですが、僕たちは「場所を提供したい」という思いが強い会社です。
そこで新しい出会いや発見があったり、同じものを好きな人同士で新しい交流が生まれたりする。そういう瞬間を見ると、すごくうれしいです。
ブースを見て「すごい!」とテンションが上がっている姿を見るのも好きです。
スタジオでもイベントでも、利用してくださる方が楽しんでいて、そこから新しいコミュニティが生まれていく。そんな場所を提供できていることに、やりがいを感じています。

コスプレ文化が根付く名古屋。全国から訪れたくなる街へ

「名古屋・東海エリアのコスプレ文化には、どのような特徴があると感じていますか?」

名古屋には「世界コスプレサミット」という大きなイベントもあり、コスプレ文化に比較的寛容な地域だと感じています。
関東や関西にはそれぞれ独自のマナーや文化があると聞きますが、名古屋は比較的自由に楽しみやすい印象ですね。コスプレイヤーさんやカメラマンさんも多く、街にコスプレ文化が根付いているのだと思います。
イベントを運営していても、地域の方からクレームをいただくケースはほとんどありません。そうした点からも、コスプレを受け入れてもらいやすく、楽しみやすい地域だと感じます。
県外から来られた方からも、「自由でやりやすい」といった声を聞きます。撮影だけを目的にするのではなく、交流そのものを楽しむ方が多いという印象もあるようです。
また、スタジオについては、東京など遠方から来られた方に「安くて使いやすい」と言っていただくこともあります。

「今後、名古屋・東海のコスプレ文化がさらに盛り上がるためには、どのような環境があるとよいと思いますか?」

人口だけを考えると、関東や関西とは規模に差があるかもしれません。
ただ、名古屋にはコスプレを楽しみやすい文化がありますし、イベントも多く、撮影スタジオもあります。コスプレを目的に名古屋や東海を訪れて、イベントやスタジオを楽しんでもらえるだけの魅力はあると思っています。
旅行するような感覚で、「名古屋のイベントに行ってみよう」「このスタジオで撮影してみよう」と全国から来てくださる方がもっと増えたらうれしいですね。
名古屋に根付いているコスプレを楽しみやすい雰囲気を、これからもっと全国へ発信していけたらと思っています。

名古屋のコスプレ文化に根付くスタジオであり続けたい

「今後、Reveをどのようなスタジオにしていきたいですか?」

まずは、スタジオとして長く続けていきたいというのが一つの目標です。まだまだ改善できるところはありますし、お客様の声を拾いながら、よりよいスタジオにしていきたいと思っています。
そして、名古屋のコスプレ文化にもっと貢献できる、地域に根付いたスタジオになれたらいいですね。
県外にもスタジオをつくってみたいという夢はありますが、まずは今ここを利用してくださっている方や、これから来てくださる方にどれだけ満足していただけるかを大切にしたいです。
自分たちの感覚だけを頼りにせず、お客様の声に耳を傾けながら、柔軟に変わっていくことも大切だと思っています。これからも居心地のいい場所であり続けられるよう、常にアンテナを張っていきたいですね。

自由に使えるスタジオだからこそ、安全と快適さも守っていく

※白ガーデンにあるブランコ

「一方で、スタジオを運営する難しさはありますか?」

セットの維持は大変ですね。ある程度自由に使っていただけるスタジオだからこそ、ずっと同じ状態を保つことは難しい部分があります。
経年劣化もありますし、常に新しいものを購入して交換し続けることにも限界があります。
それでも、なるべく利用者さんの自由さを失わない形で設備やセットを維持したいと思っています。

安全管理についても同じです。先ほどお話しした階段のように、動線を改善するために大規模な改修をしたこともあります。
これからも改善すべきところが見つかれば、お客様を第一に考えて対応していきたいです。
コスプレは流行の移り変わりがとても速く、「次に何が流行るか」を完全に予測することはできません。
だからこそ、利用者さんやスタッフの声を聞き続けながら、その時々で求められるスタジオに変えていくことが大切だと思っています。

「これからコスプレスタジオReveを利用される方へメッセージをお願いいたします。」

初めての方にも利用しやすいスタジオであるよう心がけています。「コスプレ始め」は、ぜひReveで、皆さんのお越しをお待ちしています。

「撮影する場所」の先にある、Reveならではの魅力

※スタジオ入り口に飾っている看板

今回お話を伺って特に印象に残ったのは、Reveが目指しているのは、単に「きれいな写真が撮れるスタジオ」ではないということでした。
白廃墟や女の子部屋、中華ブースなど、それぞれに異なる魅力がある一方で、セットを作り込みすぎず、撮る人の想像力に委ねる余白も残されています。
そして、その「余白」は撮影ブースだけではありません。
あえて広く確保されたラウンジもまた、Reveが大切にする場所の一つです。
撮影について話したり、好きな作品について盛り上がったり、ときには新しい交流が生まれたりする。
Reveという名前に込められた「夢」のように、訪れた人が好きなものを思い切り楽しみ、新しい出会いや作品につながっていく。
何度も足を運びたくなる理由は、豊富な撮影ブースだけではなく、そんな居心地のよさにもあるのだと感じました。

コスプレスタジオReve
住所:愛知県名古屋市北区辻本通1丁目12 米常第3ビル
アクセス:地下鉄名城線「志賀本通駅」3番出口より徒歩約8分
地下鉄名城線「黒川駅」4番出口より徒歩約15分
営業時間:平日10:00〜17:00、土日祝9:30〜21:30
定休日:なし
利用料金:〈シェア料金〉
平日のプラン:
日中プラン10:00〜17:00 3,500円
土曜日・日曜日・祝日のプラン:
Aプラン 10:00〜17:30 4,000円
Bプラン 12:30〜20:00 4,000円
1日通し 10:00〜20:00 5,000円

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RENA

ライター

看護師・編集者としての経験を活かし、地域の人やお店の魅力を取材と執筆でお伝えしています。
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