大阪・箕面|無数のだるまが境内の至るところに佇む!?ユニークなお寺「勝尾寺」を徹底分析!
秋晴れが続いて過ごしやすい季節になると、どこかにお出かけをしたくなります。出発前に、日本各所にある紅葉スポットを調べたり、昨年の様子をSNSで見たりする機会が増える方もいるでしょう。
神社やお寺・観光名所などでは、紅葉を楽しむだけでなく、パワースポットや参拝をしたり、地域の魅力を探したりするのも秋の魅力のひとつです。
今回は大阪府箕面市で、紅葉&開運がどちらも楽しめる「勝尾寺」のご紹介です!
「勝尾寺」について
大阪府箕面市の豊かな自然に囲まれた場所に、名高い人気を誇るお寺「勝尾寺(かつおうじ)」があります。
勝尾寺までは、北大阪急行電鉄南北線「箕面萱野駅」から直行バスも出ています。
阪急バス「30系統・勝尾寺行き」は、駅のバスロータリーにある8番乗り場から乗車できて、約20分で勝尾寺に到着します。
また、北大阪急行電鉄は、大阪メトロ御堂筋線と直通しているため、新大阪や梅田などの都心からもアクセスが便利です。
勝尾寺は、古くから勝運を祈願する寺として、信仰を集めてきた場所です。
その人気は地元住民のみならず、最近では海外からの来訪者が急増しています!
筆者が訪問した際に周囲を見渡すと、ほとんどが外国人観光客でした。まさに今、海外で「バズっている」日本の観光名所です。
車で訪問する時の注意点
今回訪問前に、事前に公式サイトを見てみると、「土日祝・特定日の駐車場は完全予約制」となっていました。
以前は、全日予約制ではありませんでしたが、週末や紅葉の時期に、周辺の道路が大変混雑することもあり、昨年から予約制が導入されました。

実際に車で訪問してみると、勝尾寺へと続く箕面市内の道路各所に、「完全予約制」の看板が立てられていました。
公式サイトの「マイカー専用駐車場予約ページ」からよやくできて、予約枠は1コマ=2時間(1,000円)となっています。
朝8時〜17時までの間に予約が可能で、当日でも空きがあればすぐ予約できるのが助かります。

国道171号「勝尾寺口」の交差点から車で5分ほど向かうと、そこから勝尾寺までは、箕面の豊かな自然あふれる山間を登っていきます。
山道ですが、ガードレールもあり、対向車とも少し余裕を持ってすれ違うことができました。
完全予約制の日に訪問すると、勝尾寺の立体駐車場の入り口にスタッフが立っていて、携帯の予約画面を見せたら入庫できます。
外観の雰囲気
入り口の大きな「勝尾寺」の文字が印象的でした。

混雑緩和のため、入り口は3つのレーンに分かれています。
・団体参拝専用レーン
・当日入山券専用レーン
・web入山券優先レーン
海外からの観光客が多いこともあり、当日入山券専用レーンが一番混み合っていました。
入山志納料
大人(高校生以上)500円
小・中学生 400円
未就学児 100円
2歳以下 無料
事前チケットを購入していなかったので、当日入山券を買おうとしましたが、すぐ近くにQRコードが記載された看板があり、その場でwebチケットが購入できました!

webチケットを購入すれば、入山券の購入窓口の列に並ぶことなく、そのまま入り口のフラッパーゲート(セキュリティゲート)を通過できるのが魅力です!
境内の雰囲気

入山して少し歩くと、境内案内図と書かれた大きな看板がありました。全体像をイメージしやすかったです。

入り口を入ると、最初に朱色が印象的な「山門」がお目見えします。立派な佇まいに、背筋が伸びました。
山門をくぐると、山々に囲まれた境内へと続きます。

山門をくぐるとすぐに「お清め橋」を渡ります。
橋の左手側には、大きな噴水が天に向かって吹き上がり、水しぶきで辺りが真っ白に見えるほどでした。その迫力はまさに圧巻でした!

右手側には鯉が泳いでいる様子が伺えました。視界が広く、遠くまで見渡せて開放感がありました。

橋を渡り切る少し手前の左手に、トイレがあったのですが、境内の雰囲気に合わせた建物で落ち着いた外観でした。橋からも見つけやすくて助かりました。
「勝尾寺」の魅力ポイント
ダルマの真相!

橋を渡ると、山道沿いに川のせせらぎのような水が流れていました。
この辺りに来てようやく、ある異変に気づきます。

なんと!至るところに、なぜか小さなダルマが置いてあります。それも無数の数です。
初めて勝尾寺に来た時「なんでこんなにダルマがあるの!?」と、不思議に思ったのが懐かしいです。
勝尾寺では、境内の至るところに朱色のダルマが置かれている風景が醍醐味でもあります。参拝者が自分の好きなところに置けるのが、勝尾寺をさらに楽しめるポイントです。
このダルマの正体は、この後ご紹介する本堂の前に設置された「ダルマお授け所」にて販売されている「ダルマみくじ」のダルマでした!

ダルマみくじは、ダルマの側面にある穴に「六十四卦ダルマみくじ」が入っていて、その内容は古代中国の「易」に基づいています。
その人の運気の流れや、今知っておきたい言葉などが記されています。
一般的なおみくじの大吉や末吉などの記載はなく、文章でお告げが書いてありました。
境内のどこを見ても、ダルマが可愛らしく置いてあり、思わずクスッと笑ってしまうような場所にも!
見応えがあったダルマの置き場所を3つご紹介します。
手水鉢の周りに置かれたダルマ

水が滴る場所に置かれたダルマたちは、どこか芸術的な存在に見えて、一眼レフを持った外国人観光客の撮影スポットになっていました!
石垣に置かれたダルマ

高台に置かれた石の上に、集うようにして集まっていたダルマたちは、観光客のように景色を眺めているようでおもしろかったです。
植物の葉っぱの上に置かれたダルマ

ピンク色の綺麗な花を見つけたので、写真を撮ろうとした時、ふと視界の右端にダルマの姿を見つけて「どうやって置いたの?」と、思わず吹き出しました(笑)
境内の至るところにある、ダルマを探しながら歩くも良し!また、自分でダルマを置いて帰って、次回訪問した時に探してみるも良し!いろいろな楽しみ方がありました。

「小さなダルマ」の詳細は、境内に設置されていた看板にQ&Aが書かれていますので、ぜひ探してみてください。

次に気になったのは、大きいダルマが大量に納められていた場所です。
本堂に向かって登る階段沿いの右側が、全て「勝ちダルマ」の奉納棚になっていました。

先ほどの小さなダルマとはサイズが大きく異なり、そのインパクトは絶大で、おすすめの撮影スポットです!
階段は2つのレーンで分かれていて、撮影をしたい人は右側のレーン、通過して上に登る人は左側のレーンに分散されており、混雑緩和の配慮がされていました。
そしていよいよ、本堂が見えてきます!
本堂〜下り経路

階段を上ると、頂上の「本堂」が見えてきます。
スケールの大きさに圧倒される本堂は、ダルマと同じく朱色を基調としたデザインでした。
本堂に向かう道中には、三宝荒神堂、三社権現(鎮守堂)、開山堂、水掛け観音堂、大師堂が順番に並んでいました。

勝尾寺の本堂は、「勝運の寺」というイメージだけではなく、長い歴史と十一面千手観音を祀る観音霊場としての役割を持つお堂です。
また、ご本尊の十一面千手観世音菩薩が祀られています。豊臣秀頼によって再建された歴史あるお堂で、現在も一年を通して本堂からお経が響き渡っているのが特徴です。
本堂で参拝を済ませたら、後方にある「ダルマお授け所」に向かいました。

ダルマお授け所では、勝ちダルマだけでなく、さまざまなお守りや、先ほどご紹介していたダルマみくじも販売されています。

我が家は、家族分のダルマみくじと、子どもたちに交通安全のお守りを購入しました。
ダルマみくじのお告げは、引いた本人の現状に当てはまる内容が多く、今までにない驚きを感じました。
家族でお互いに「当たってる!」「この文章、あなたっぽいね!」などと話しながら、読み比べてみるのも楽しみの一つです。

本堂周辺は拓けていて、眺めが良く開放的な気持ちになりました。

箕面の大自然を存分に味わえる本堂からの景色は、大阪府内でも箕面ならではの景色です。

本堂からの下り経路は、上り経路と異なる坂道を下っていくので、また違う景色が楽しめます。緩やかな坂道がS字カーブになっていて、その周辺にはさまざまな植物が植えられていました。
勝尾寺といえば「勝ち寺」と、もう一つ有名なのが「紅葉」です。
箕面の紅葉といえば、「箕面の滝」と並んで有名なのが「勝尾寺の紅葉」です。見頃となる11月中旬〜12月中旬頃は、毎年賑わいを見せます。

筆者が訪れた9月上旬には、紅葉の葉にうっすらと色付く様子が確認できました。紅葉の時期が待ち遠しいですね。

坂を降りたところには小さな鳥居があり、その先には橋が掛けられていました。

勝尾寺は「芸事の神様」としても知られていて、この橋を渡った先に、弁財天さまが祀られています。芸術や芸能、学問などの上達を願う人々からも信仰を集めていて、芸能人やアスリートもよく来られているそうです。
こどもが退屈しない秘策!
子連れでお寺や神社を参拝すると、子どもが退屈しがちで「まだー?」の声がしばしば(笑)勝尾寺では、子どもも楽しめるこんな取り組みがありました。

境内の6箇所に置かれたこちらの小屋を覗いてみると…

なんと!スタンプラリーが設置してありました。
入り口で1人1枚もらえるハガキの裏側に、6箇所のスタンプを押して集めて行くと、勝尾寺オリジナルの絵ハガキが完成します。

ハガキを専用の台にセットして、力強くスタンプを押すだけ!

簡単な作業なので、小さなお子さまでもチャレンジできます。また、子どもがスタンプを押しやすいように、足台が置いてあったのがありがたかったです。

今回完成したスタンプの絵ハガキです。
季節によりデザインが変わるので、勝尾寺に何度も訪れたくなるポイントのひとつです。
カステラとお土産
境内を一周して入り口付近に戻ると、可愛らしいカステラが販売されていました。

その名も「ベビー勝ツテラ(寺)」です!
勝尾寺でしか味わえないベビーカステラは、海外から訪れた旅行客からも人気で、英語表記での説明も書かれていました。

可愛らしいダルマのベビーカステラの見本です。
この魅力的なシルエットに惹かれて、実際に食べてみました!


袋にたくさん詰まったベビーカステラからは、ほんのり甘い香りが漂っていました。
境内を歩き回りお腹が空いていたので、ちょっとした軽食にピッタリ!やさしい甘さが疲れを癒してくれました。

子どもの手のひらサイズくらいの大きさで、お祭りの屋台などで売られている一般的な大きさでした。
勝尾寺の神秘的な雰囲気と山に囲まれた大自然の中、たくさん歩いて汗をかいた後のカステラは、空腹だけでなく心も満たされました!

出口に向かう途中には、お土産が販売されていました。
食べ物や飾り、雑貨などさまざまな種類が揃えられており、限定商品ばかりなのでどれを買うか悩みます。

出口手前には、写真映えしそうな大きなダルマのぬいぐるみが置いてありました。その大きさは迫力満点なのに、どこか愛らしくてクスッと笑える癒しスポットでした。

大きなダルマの周りには、ダルマがラッピングされている自動販売機が置いてあり、勝尾寺を出る前に水分補給ができてありがたかったです。
まとめ
今回ご紹介した「勝尾寺」はいかがでしたか?
「勝ちダルマ」で知られる勝尾寺は、境内のいたるところにダルマが並び、勝尾寺ならではの光景が魅力的なお寺です。
また、歴史のある本堂や美しい境内を散策しながら、季節ごとの風景も楽しめます。なかでも紅葉の時期には、色鮮やかな木々の姿も相まって、さらに印象的な景色に出会えます。
大阪府箕面市方面へ訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
勝尾寺
所在地:大阪府箕面市勝尾寺
電話:072-721-7010
平日 8:00〜17:00(最終受付16:30)
土曜日 8:00~18:00(最終受付17:30)
日・祝 8:00~17:00(最終受付16:30)
駐車場:普通車約350台
(紅葉時期や土日祝などは完全予約制)

&.rika
フリーライター

