【京都・伏見】伏見稲荷大社・千本鳥居の絶景と名物「すずめの丸焼き」を堪能!

圧倒的な本数の赤い鳥居が連なる、京都屈指の人気観光スポット「伏見稲荷大社」。国内外問わず多くの観光客が訪れるこの場所は、写真で見る以上の神秘的な魅力があります。さらに、山を一つ登り切るような達成感、そして下山後のお楽しみである絶品グルメまで、一日中楽しめるエンターテインメント性に溢れているのです。
今回は、筆者がJR稲荷駅を降りてから山頂までの道のりを体験レポート!絶対に抑えておきたい「写真撮影のコツ」、そして伏見稲荷名物「すずめの丸焼き」の実食レポートまで、約3時間にわたる大満足の伏見稲荷散策を余すところなくご紹介します。

駅からすぐ!大勢の観光客で賑わう本殿と大鳥居

散策のスタート地点は「JR稲荷駅」。駅を出てすぐ目の前にそびえ立つ真っ赤な大鳥居の迫力に、いやが応でも観光のテンションが跳ね上がります。
さすがは全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。スタート地点からすでに大勢の観光客で賑わっており、凄まじい活気に満ち溢れています。まずはこの大鳥居をバックに記念撮影を済ませたら、立派な楼門をくぐって本殿へ向かいましょう。
本殿周辺も、常にお参りをする人の波が絶えません。ご朱印を集めている方は、この本殿のすぐそばにある授与所でいただくことができるので、先に貰っておくのがオススメ。鳥居形の絵馬も伏見稲荷大社の思い出にぴったりです。

朱色に塗られた美しい社殿に旅の安全を祈願したら、いよいよ伏見稲荷の代名詞とも言える「千本鳥居」の入り口へと向かいます。

いざ千本鳥居へ!知らなきゃ損する「写真撮影のコツ」

本殿の奥へと進んでいくと、いよいよお待ちかねの千本鳥居がスタートします。真っ赤な鳥居が太陽の光を遮るように隙間なく連なる光景は、まさに圧巻の一言。とくに、スタート地点からすぐの「二手に分かれる鳥居」の周辺は、多くの観光客が撮影するスポットです。

しかし、ここで皆様に覚えておいてほしい撮影のコツをお伝えします。それは「スタート地点の混雑の中で、無理に人のいない写真を撮ろうと立ち止まらないこと」です。
入り口付近は全員が感動してカメラを構えるため、常に大混雑しています。しかし、もしこの後「山頂」付近まで登る予定があるなら、ここはサクッと目に焼き付けるだけで通過してしまってOK!
なぜなら、山頂付近まで登ると観光客の数がガクッと減り、どこまでも連なる赤い鳥居のトンネルを「貸し切り状態」で、写真の撮り放題になるからです。実際、筆者が訪れたのは一年で最も混み合うお盆の時期でしたが、山頂付近では人が全く映り込まない美しい鳥居の写真を、何枚も撮ることができました。

ただし、スタート付近は太陽に直接照らされた明るい千本鳥居、山頂に近づくにつれて高い木々の間から入る木漏れ日に照らされた千本鳥居と少し趣が異なるので、歩きながら両方カメラに収めておくのもよいでしょう。

鳥居だけじゃない!個性豊かなキツネたちと疲れを癒す茶屋エリア

また、山道を歩いていると、様々な顔つきやポーズをした「お稲荷さんのキツネ」に出会えるのも楽しみの一つです。

巻物をくわえたキツネ、口から水を出しているキツネ、複数で並んだキツネ・・・、たとえ同じ造形をしたキツネ像でも凛々しい顔、少し愛嬌のある顔など、年月を経て生まれるかすれや欠けが個性を生んでいます。

そんな個性豊かなキツネたちを観察しながら歩いていると、あっという間に時間が過ぎていきました。

なお、伏見稲荷の散策は実質的な「山登り」となりますが、本殿から中腹までの通路自体はかなり広く綺麗に整備されています。自分のペースで歩くことができ、長蛇の列で前に進めないといったストレスは感じませんでした。
さらに道中には約10〜20分おきに、スイーツやお土産を販売している風情ある茶屋が点在しています。自動販売機も山の至る所に設置されているため、ペットボトルを何本もリュックに詰める必要はありません。

注意点としては、茶屋で提供している人気の和スイーツなどは休日だと昼過ぎに売り切れてしまうこと、狙うなら午前中からの散策がオススメです。

ついに山頂到達!子ども連れなら無理して登る必要はない?

絶景ポイントを過ぎると、いよいよ山頂(一ノ峰)へのラストスパートですが、ここから先はかなり過酷な階段が連続します。さらに、道幅や立ち止まれるスペースも限られてくるため、こまめに休息を取りながら、自分の体力と相談して慎重に登る必要があります。
そして、息を切らしながらようやく辿り着いた山頂!……なのですが、実は山頂には「ここが山頂」というような大きな目印はありません。

さらに、木々に覆われているため、先ほどの絶景ポイントのような景色も見られないのです。そこにあるのはひっそりと佇むお社のみ。お賽銭を入れて静かにお参りをする、神聖で厳かな空間が広がっています。
【ルート攻略アドバイス】
山頂までの往復は、休憩を含めて2〜3時間は見ておいた方が良いでしょう。体力的にも時間的にも、無理をして絶対に山頂まで行かなければならないわけではありません。特に小さなお子さまの場合、終盤の階段を少しハードに感じるはず。目的と体力に合わせて、引き返すポイントを決めておくのが、伏見稲荷を最も賢く楽しむコツです。
• 「とにかく鳥居を楽しみたい!」という方は、スタートから少し登った「奥社奉拝所」あたりまで。
• 「京都の絶景を見下ろしたい!」という方は、中腹の絶景スポット「四ツ辻」あたりまで。
山頂を目指さなくても、十分に伏見稲荷の魅力は感じられますよ。

本殿周辺にはイマドキスイーツや、お酒好き歓喜の屋台も充実

無事に下山し、本殿まで戻ってきたら、本殿を正面にして左側の道へ進みましょう。京阪本線の「伏見稲荷駅」へと続くこの道は、活気あふれる商店街になっており、ズラリと並ぶ飲食店や屋台から美味しそうな匂いが漂ってきます。
最近では若い世代や外国人観光客向けに、写真映えするイマドキの「京都スイーツ」の専門店も増えており、甘いもので登山の疲れを癒やすのにぴったりです。

さらに、お酒好きの筆者が見逃せなかったのが、複数の屋台が集まった複合施設のエリア。焼き鳥や海鮮焼き、京都らしいお惣菜をつまみながら、昼間からビールやサワーで乾杯できる夢のような空間が広がっていました。登山後の乾いた喉に流し込む一杯は、まさに至福の瞬間です。

伏見稲荷大社の名物「すずめの丸焼き」を食べてみた!

ここで絶対に挑戦したいのが、伏見稲荷の名物として古くから親しまれている「すずめの丸焼き」 。

五穀豊穣の神様であるお稲荷さんにとって、大切なお米を食べてしまうすずめは天敵。そんなすずめを退治して食べてしまおう、という風習から生まれたと言われています。

今回筆者が立ち寄ったのは、有名な老舗「お食事処 稲福」さん。店頭で香ばしく焼かれており、食べ歩きとして買っていく方も多いのですが、個人的には圧倒的に「店内での飲食」をおすすめします。

というのも、すずめの丸焼きは小さな骨が多く、串に刺さった状態のままかじりつくのは意外と難易度が高いのです。店内で座って、串から外しながら食べる方が断然食べやすく、服や手を汚さず食べられました。もし店内が空いていたら、迷わずイートインを選びましょう。

見た目のインパクトに少し躊躇するかもしれませんが、思い切って一口。甘辛い特製の醤油タレがしっかりと絡んでおり、カリッと香ばしく焼き上げられています。
味そのものは鶏肉とレバーの中間のような、野鳥特有のコクとほんの少しの苦味があり、濃いめのタレと見事にマッチしています。ビールや日本酒のお供にはたまらない、大人の珍味といった味わいでした。

まとめ

今回は、伏見稲荷大社の山頂までの道のりから、商店街でのグルメ体験までをフルコースでご紹介しました。
混雑を避けて絶景の鳥居写真を撮るなら山頂を目指すのがおすすめですが、体力に合わせて奥社や四ツ辻で引き返しても十分に伏見稲荷の魅力を堪能できます。そして下山後は、少し勇気を出して名物「すずめの丸焼き」に挑戦し、歴史ある食文化に触れてみてください。
神秘的な景色と、美味しいグルメが融合した伏見稲荷大社。ぜひ歩きやすいスニーカーを履いて、大満足の京都散策に出かけてみてくださいね。

伏見稲荷大社
住所:京都府京都市伏見区深草薮ノ内町68番地
営業時間:【参拝】 24時間可能 【授与所】 8:00-18:00
定休日:なし
アクセス:
JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ
京阪本線 伏見稲荷駅下車 徒歩5分

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的川未来

ライター・インタビュアー

大学時代を過ごした京都へ数年前に戻り、カメラを片手に街を巡るトラベルライター。かつての記憶と現在の姿を比較しながら、京都の魅力をお届けします。新旧が入り混じる京都ならではの魅力を、在住者ならではの視点から切り取ります。
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