マザーハウスの企画展『はじまりのバッグ展』をレポート!創業初期の歴史に触れる。お洒落で魅力的なバッグやアクセサリーたち

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台東区に本店を構えるMOTHERHOUSE(マザーハウス)では、2021年8月21日から「はじまりのバッグ展2006-2008 デザインとモノづくり哲学の変遷」を開催しています。

この企画展では、マザーハウスの創業初期の歴史について触れることができます。

気になったので、実際に行ってみました!

今記事では、バッグ展の詳しい内容や感想を紹介していきますので、ぜひ最後までご閲覧ください!


マザーハウスとは?

マザーハウスとは、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という目標を掲げ、2006年に設立されたブランドのことです。

バングラデシュ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの6カ国で、各国の素材と技術を活かしたものづくりをしています。

例えば、バングラデシュではジュート(麻)やレザーを使ったバッグ、インドでは手紬ぎ・手織り生地カディのアパレル製品、ネパールではシルク素材のストールなどが作られています。

店舗では、主にバッグやアパレル、ジュエリーなどを販売していますが、2021年2月からは、新たにインドネシア産カカオ豆を使ったチョコレートも販売しています。

現在(2021年9月)では、日本国内に34店舗、台湾に4店舗、香港に1店舗、シンガポルに2店舗、フランスに予約制のショールームを展開しています。

▼マザーハウスホームページはこちら

いざ『はじまりのバッグ展』へ

この企画展は『はじまりのバッグ展 2006-2008 デザインとモノづくり哲学の変遷』をテーマに、マザーハウス創業以来3年間にかけて制作した初期バッグの数々が展示されています。

ただ展示されているだけではなく、マザーハウスの代表取締役兼チーフデザイナー・山口絵理子さんのコメントや年表と共にバッグを見ることができるので、マザーハウスの歴史を大いに知ることができます。

また、会場にはQRコードが設置されており、読み取れば音声ガイドを聴くことができるんです!

さらに、展示といっても美術館や博物館とは違って “触れる”ことが可能なので、展示されているバッグを視覚だけでなく、触感でも楽しめます!

それでは、私が実際に行ったときのことを紹介していきます!

はじまりのバッグ展が開催されている場所は、秋葉原駅昭和通り口から徒歩5分程度のところに位置するマザーハウス本店になります。

外観はこんな感じです!

提供:株式会社マザーハウス

外観からとてもお洒落な雰囲気が漂っていますよね!

早速店内に入ってみると、バッグや小物が1つ1つ綺麗に並べられており、すでに展示会かと錯覚してしまうほど商品に輝きがありました。

提供:株式会社マザーハウス

綺麗な色合いや形に目を奪われますよね。

店内商品は後でじっくり見ることにして、お目当ての「はじまりのバッグ展」へ。

はじまりのバッグ展は店内の1番奥で開催されています。

この看板が目印になりますので、とても分かりやすいです!

さっそく入ってみると、まずは「社会貢献でしか買ってくれない」というテーマで3つのジュート(麻)のバッグが展示されています!

今では革製品のバッグが目立っているマザーハウスですが、元々はこの“ジュート(麻)”という素材から始まった会社です。

最初は160個のバッグを売り切り、次に650個のバッグを作りましたが、買ってくれるほとんどの人が“社会貢献のため”という理由だったので、なかなか売れずにとても苦労したそうです。

下記画像のバッグはその650個のバッグのうちの1つです!

お客様から提供していただいたものらしく、とても貴重な一点です。

15年くらい前の物ですが、とても綺麗に使われていて、どれだけこのバッグが愛されていたのか伝わりますね。

隣は「素材の声を聞く」というテーマで、また違う3つのジュート(麻)のバッグが展示されています!

同じ素材のジュートで作られたバッグでも、それぞれ雰囲気が違って素敵ですね!

また、触ってみないと伝わらないのですが、はじめて素材の良さと向き合うことに着眼点を置いたバッグらしく、とてもしなやかで触り心地が良いです。

次は「お客様の声を聞く」というテーマで、ジュート(麻)とレザーを半分ずつ使用したシリーズの3つのバッグが展示されています!

このシリーズはお客様の「レザーバッグが欲しい」という声と、山口さん自身の「ジュート(麻)の素材を大切にしていきたい」という想いから出来上がったバッグです。

どちらも取り入れるという考えが私はとても好きです。

次は「わたしたちだけのオリジナル素材を」というテーマで、エリコレザー誕生のバッグが展示されています!

エリコレザーというのは、山口絵理子さんの名前から取られていて、マザーハウスが初めて自社開発したレザーです。生々しい傷跡もあえて均一に加工せず、途上国らしいエネルギッシュな個性を残すという考えから誕生しました。

バッグをよく見ると、模様のようなものがいくつかあり、決して制作中にできた傷ではなく、もともとの牛の傷だと知るとロマンを感じられますよね!

次は「デザイナーとしての転換点」というテーマで、社会性を訴えかけた3つのバッグが展示されています!

山口さんはバングラデシュの社会問題に対して、自分が発信しなければという思いから、上記画像のようなバッグを作り上げました。

見たままの色や形だけではなく、デザインの背景や思いを知ることで、また違った見方ができますね。

最後のコーナーでは、山口さんの作業道具を再現したスペースやインタビュー映像を見ることができます!

また、それぞれのコーナーの音声ガイドでは、650個のバッグをどう売っていくかの詳しいエピソードについて、山口さんの素材に対する想いについて、山口さんのジュート(麻)とレザーに対する葛藤について、エリコレザー誕生の過程について、社会性を訴えかけたバッグに込められた思いやこれからのバッグのデザインの軸について話されています。

こちらもぜひ、チェックしてみてください!

ちなみに入場料はかからず、出入りも自由なので、思う存分はじまりのバッグ展を楽しめます。

開催終了時期は未定です。

気になる方は、お早めに訪れてみてください!

店内の魅力的なバッグを紹介!

店内には素敵なバッグがたくさん置いてあります。

1つずつ紹介していきたいと思います!



●Yozora 2 Way Bag L ¥40,700(税込)

こちらのバッグは、まず形や色がとてもかわいいですよね!

カジュアルすぎないしっかりとしたバッグで、ショルダーバッグとバックパックの2wayになっています。

スーツにも私服にも合いそうなので、色々な使い道ができると思います。

さらに、革のバッグなので重いのかなと思いましたが、持ってみるとめちゃくちゃ軽くなっていました。
普段から荷物が多い私にはとてもありがたい素敵なバッグです!


●Lay 2 Way Backpack ¥47,300(税込) 

こちらのバッグは、白いスティッチがとてもお洒落になっています!

ワンショルダーとバックパックの2wayになっているので、さまざまなシーンで活躍できそうです!

A4ファイルやパソコンも楽々入るので、ビジネスバッグとしても優秀です!

普段使いに便利な小さいサイズのものもあるので、合わせてチェックしてみてください!

●Rinne 2 Way Mini Shoulder ¥27,500(税込)

こちらのバッグは、私が1番好きなサイズ感のバッグです!

色合いもめちゃくちゃ可愛いです!

しかもこのバッグ、お客様から回収した過去のマザーハウスのバッグを組み合わせて作ったものになります!

どれも世界に1つだけのバッグと思うとワクワクしませんか?(⌒∇⌒)

●Sarari Jute Backpack ¥29,700(税込)

こちらは、マザーハウスのはじまりの素材であるジュート(麻)のバッグになります!

ジュート(麻)のバッグはレザーが主流になった今でも作り続けられているそうです!

なめらかな触り心地と、シンプルですっきりとしたデザインは使いやすいこと間違いありません!

収納がたくさんついているので、普段バッグがごちゃごちゃしてしまう人にとても良いと思います!

マザーハウスには、今回紹介したバッグ以外にも魅力的なバッグがたくさんあります!

1つ1つ手に取って、自分がときめくバッグに出会ってみてください!

マザーハウスにはこんな商品もある!

マザーハウスには、バッグの他にもいろいろな商品があります。

例えば、アクセサリーや革でできたハガキ、チョコレートなどどれも目に止まる素敵な商品ばかりです!

〈アクセサリー〉

〈革のハガキ〉
〈イロドリチョコレート〉

来店した際には、ぜひチェックしてみてください!


まとめ

はじまりのバッグ展に興味をお持ちいただけましたか?

この企画展に行けば、マザーハウスの歴史を知ることできたり、初期に制作されたバッグを見ることができたりするので、マザーハウスファンの方にはたまらない内容になっています。

また、マザーハウスを知らない方は、一度店内にある商品を一通り見てからはじまりのバッグ展に行き、もう一度店内の商品を見てみると商品の良さをより深く感じられると思うので、ぜひ試してみてください!

ちなみに、マザーハウス本店の隣には「E.(イードット)」というアパレルブランドがあり、そのもう少し先には「JEWELRY MOTHERHOUSE(ジュエリー マザーハウス)」というマザーハウスのジュエリー専門店もあります。

とても近い距離に位置していますので、そちらも合わせてご利用ください!

必ずときめく1点に出会えると思いますよ♪

MOTHER HOUSE(マザーハウス)
住所:〒110-0016東京都台東区台東1-10-7 ホーザンビル1F
営業時間:12:00~19:00
定休日:不定休
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
電話番号:03-4455-7408

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〈企画「はじまりのバッグ展2006-2008 デザインとモノづくり哲学の変遷展」概要〉
開催場所:マザーハウス本店
開催期間:2021年8月21日~未定
入場料:無料



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ライター紹介

きむら

インタビュアー、ライター、編集

何より美味しいもの、美味しいものしか勝たん。 最近はフィルムカメラにハマり中(・・) 夢はプリキュアになることです。
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