~ハイアルどぶろく~
日を重ねるごとに表情を変えていくものには観るものを惹きつける力がある。
何気なく過ぎていく日常の中でも五感を研ぎ澄ませれば、いろいろなものが移り変わっていることに気付かされる。
振り返ってみるともう年の瀬。
時間というものに直接手を触れ肌で感じることはできないが、時間がもたらした変化を通じて、私たちは過ぎ去ったもの、変わっていくものの姿に出逢うことができる。
今回はそんな「時間」をテーマにしたお酒。
生まれたばかりでは荒々しく、生命力に満ち満ちたものが、次第に洗練され、そして円熟していく。
その移ろいにゆっくり盃を傾け、愉しんでみてはいかがだろうか。
口に含むと、お酒そのものが変わったのか、あるいは飲み手自身が変わってしまったのか。
恐らくその両方だろう。
目まぐるしく過ぎていく時間の中で、過去と現在と未来とを推し測るものさしとして、このさけとゆっくり付き合ってみるのもまた一興かと。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
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