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ショッピング アート

蔵前で「書くたのしさ」を知る。コーヒー片手にこだわりの文具選びを「カキモリ」で

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ものづくりと職人の町・蔵前は、ハンドメイドの材料が買える問屋も多いのが特徴の町。

そんな蔵前にある、文房具好きが集まる「カキモリは」オリジナルのノートが作れるとしてメディアにも取り上げられる人気の文房具専門店。

カキモリは中でも、「書くこと」を第一に考えている文房具屋。
ノートや万年筆、インク、手帳、レターセット、付箋など、「書くため」の文房具を取り揃えていて、休日には若者から観光客まで多くの人が訪れます。

便利なツールが増え、なんでもデジタルになりつつある昨今。
最近は文字を書くことが減っている人も多いのではないでしょうか?

そんな時こそ、蔵前のカキモリで「書くたのしさ」を探しにいきましょう。





都営浅草線と大江戸線の駅がそれぞれある蔵前駅から徒歩8分ほど。

多くの店が集まる大通り周辺から離れて、西の鳥越方面へ進んだところにある「カキモリ」。
閑静な住宅街の中でひときわ繁盛している様子なので、特に休日は目立つことでしょう。

ガラス張りの広々とした建物で、一見しただけでは文房具屋とはちょっとわかりませんね。
万年筆のタッチで描かれた店名がトレードマークの、提灯みたいな温かみのある掛け看板が入り口にかかっています。


店内は天井が高く、木の温かみを感じる空間が広がります。木目の床や壁に施されているカラーは、色鉛筆をイメージしているのだとか。

広いお店の中央は、カキモリのスタッフの方によるオーダーノートを制作する作業スペース。
ノートが出来上がっていく工程をすぐそばで見ることができます。



入り口から入るとすぐに、メモやシールなどの文房具スペースがあります。


こちらはカキモリが開発した顔料インク。

従来の万年筆用インクよりも詰まりにくく、乾くと色が定着するため色を重ねることも可能で、筆まめな方や絵を描く方に人気がある品です。

デメリットがあった顔料インクにあえて挑戦し、顔料絵具のプロである「ターナー色彩株式会社」と共同で開発した、「詰まりづらい、混ぜられる万年筆用水性顔料インク」です。


こちらは、カキモリが取り組んでいる「ハギレプロジェクト」から生まれた、製造の際にどうしても出来てしまう端切れから新しい商品として生まれ変わる「ハギレシリーズ」。

余った端切れも無駄にすることなく、ペンキャップやペンケースに生まれ変わっています。

プロダクトにこだわるからこそ抱くカキモリの想いと、ものづくりの町の職人が成せる技ですよね。



壁沿いにカキモリの便せん・レターセット、普通の文房具屋では見かけないような、ちょっと特殊な鉛筆シリーズが並びます。

カキモリは元々お祖父さんが群馬で創業し、文房具屋の3代目となったオーナーの広瀬琢磨さんが始めたお店だそう。
「書く」ことから始まる、人と人との結びつきや、「分かち合う」たのしさや喜びを伝えたいとの思いで蔵前に店を構え、10年になります。

こちらは、数十種類の万年筆と用紙のラインナップ。

カキモリでは試し書きの用紙も様々なタイプが用意されているので、ペンと紙の相性を試すことができ、文房具好きにはたまらないスペースでしょう。

インクが乾きにくかったり、にじんでしまったり、自分の書き心地の好みも知ることができて面白いですよ。


入り口の方に並べられていた、カキモリの顔料インクを試せるコーナーも。
展開されている色にはそれぞれストーリーがあり、プレゼントにぴったり。


ブルーに若干のピンクを感じる「Blue Moment」は、夕日が沈み、夜に向かっていく黄昏時のせつない瞬間。



大航海時代を表現する「Voyage」は遠く離れる人へ。



爽やかなミントグリーンの「Soda Glass」や、他にも深い色合いのインクが豊富です。
店内で販売されている美しいガラスペンとともに使えば、いつも違った特別な物書きの時間に。



カキモリの「PADノート」は、ページを1枚ずつペリペリと切り外すことができるので、ページをそのまま資料としてファイルに入れることもできて便利です。
ノートが開きやすくコピーやスキャンも難しくないので、ビジネスマンへの贈り物にも喜ばれそう。


カキモリで人気となっているオーダーノートは、サイズ、表紙、中紙、パーツの素材もそれぞれ何十種類もの中から選べます。

オプションで、表紙に付ける角金(かどがね)や名入れのサービスもあり、自分だけのオリジナルノートの完成。

ノートといえども、その用途は様々。
とにかくスケッチブックのように書きたい、スクラップ帳のように写真も貼りたい、いつでも持ち運びたい。
目的別のノートを探すのではなく、柄やパーツも自分で一から組み合わせられる。
そうした需要が文房具好きを惹きつけます。


素材を選んだら、店内の作業場で、スタッフさんが手作業で製本してくれます。
束になった紙が整えられ、穴を開ける音など、カキモリの店内には心地良い音が響きます。


そしてカキモリでは、使い終わったノートの表紙を、中紙を交換することで使い続けることができる「中紙交換」や、インクの「リフィルサービス」を行っています。
製造の際に出る端切れから新たな商品を作る「ハギレプロジェクト」に、制作時に失敗し使えなくなったノート紙を再利用した袋など、様々な試みを実行しているお店でもあります。

学生時代を思い出すと、日々使っていたノートやペンは消耗され、使えなくなったら捨てざるを得なかったことがほとんどではなかったでしょうか。
文房具の大きなパーツや細かな金属・プラスチック部分など、環境問題が身近になるととても気になっていましたが、カキモリさんであれば毎回ゴミを出すことなく、アイテムを使い続けることができますね。 


作るだけ、ではなく、作られたその後のことも考えているお店の想い。これこそ本当のメーカーのあり方なのだと感じました。


普通の文房具屋では見つけることのできない、個性とセンスが溢れる文房具が揃う専門店・カキモリ。
カキモリのある蔵前は、最近では、特徴が似ているとして「東京のブルックリン」なんて言われるようにもなり、コーヒー屋さんも多く並ぶようになりました。

そんなこの町でコーヒーを片手に、オリジナル文具が集うカキモリで、文房具好きなあの人や、趣味に仕事にと忙しい自分へのプレゼントとして、文房具探しをしてみてはいかがでしょうか。

●基本情報
「カキモリ」
住所:東京都台東区三筋1-6-2 小林ビル1F
時間:11:00~18:00
定休日:月
アクセス:大江戸線・都営浅草線 蔵前駅より徒歩8分
公式HP:https://kakimori.com/



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ライター紹介

くまりら

インタビュアー、ライター

93年生。縁あって、前職では有名少年漫画作品の編集をいくつか担当。 歴史ロマンのあるもの、美味しい食べ物、韓国アイドル、エンタメが好き。
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