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大相撲「力士」の聖地!国技館は両国だけじゃない!?蔵前国技館について調査!

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こんにちは、とくらです。

横綱白鵬の引退のニュースには驚きました…。

大相撲と言えば、照ノ富士関の横綱昇進など、今年も多くのニュースがあり、大変目まぐるしい年となりましたね。

また、昨年は新型コロナウィルスの影響で、地方場所が両国国技館での開催に変更されるなど、相撲ファンにとってもコロナ禍はハラハラすることが多かったのではないでしょうか?

かくいう私もその一人です。

コロナの影響で色々な規則ができ、休場する力士が出るたびにヒヤヒヤしていました…

さて、現在大相撲の東京での本場所と言えば、両国国技館で開催されていますが、実は現在の両国国技館が建造される以前にも「国技館」があったことは皆さんご存じでしょうか?

その場所は台東区蔵前です。

今日は、「蔵前国技館」についてお話したいと思います。


蔵前国技館とは

蔵前国技館は、両国国技館が作られる以前まで東京での本場所が開催されていた建物です。

東京都台東区蔵前2丁目1-1、都営浅草線蔵前駅から徒歩5分の場所にありました。

収容人数は11000人と、現在の両国国技館よりも少し規模は小さいものでした。

跡地は現在、東京都下水道局北部下水道事務所と見学施設「蔵前水の館」になっており、見学することもできます。

蔵前国技館が正式に建造されたのは1954年です。

1949年からの5年間は、なんと仮設の状態で興行を行っていました。

大相撲のテレビ中継、国技館での天覧相撲開始、十両以上の取り組みの電光掲示板設置などなど、大相撲の歴史に残る多くの出来事がありました。

また、明治以降中断されていた力士幟が1952年に蔵前国技館で復活します。

現在でも場所中に色とりどりの力士幟を見ると、「場所が始まったなあ」という気持ちになりますが、まさか、この幟が40年以上にわたって立てられていなかったというのは驚きです。

やはり、この力士幟の復活に伴って、蔵前国技館の周辺は大いに盛り上がりを見せたといいます。

確かに何となく、力士幟がないと始まりませんよね。

ちなみに、現在の両国国技館の地下で焼き鳥を焼いていることは有名な話ですが、これは蔵前国技館の時代から始まっており、当時は地上で焼いていたそうです。

さぞいい匂いが立ち込めたことでしょうね。

また、なんとアメリカ映画『007は二度死ぬ』でロケ地として使用されたこともあるそうですよ。

こういった様々な歴史からも、蔵前国技館は相撲史において非常に重要な施設なのです。



また、蔵前国技館には多くの偉大な記録ものこされています。

・蔵前国技館での優勝最多は大鵬・北の湖、ともに16回

・旧両国国技館と蔵前国技館の両方で優勝したのは、羽黒山のみ

・蔵前国技館と新両国国技館で優勝した力士は千代の富士だけ

・蔵前で幕内を務め、現役で最後に残ったのは水戸泉(現:年寄錦戸)

…etc

まだまだありますが、やはり出てくる力士の名前もそうそうたる昭和の名力士ばかりです。

個人的には、水戸泉の蔵前国技館を経験していたことに少しばかり驚いています…

そして、建物の老朽化もあり1984年9月場所千秋楽を最後に閉館となります。

翌年1月場所からは現在の両国国技館に開催場所を移しました。

ん?ところで、1954年?

意外と最近だな、と感じませんか?(私だけでしょうか…)

67年前に建造された蔵前国技館の後、両国に場所を移されていると考えると、意外と現在の国技館は歴史が浅いのでは…?

移転後の国技館は1985年から使用されているということはまだ36年程の歴史なんですね。

勝手なイメージですが、意外と若い!

最後に少しだけ、現在の両国国技館についてもご紹介したいと思います。

現在の国技館

両国国技館、というのは実は通称で、正式な名称は「国技館」なのだそう。

おそらく蔵前にあった国技館とややこしくなるため、一般的には「両国国技館」と呼ぶようになったのではないでしょうか。

そして、驚きの事実。

実は現在の「両国国技館」は「2代目両国国技館」だったのです。

旧国技館は、墨田区の「回向院」という寺院境内に建設されていました。

1985年1月場所から使用されている現在の国技館は2代目ということになります。

旧国技館は、天保4年(1833年)から回向院で相撲の興行を行っていたことから、1909年に回向院境内に建設されました。

つまり、両国→蔵前→両国という変遷があったわけですね。

蔵前の国技館を建て直すのではなく、両国に移した背景には、江戸時代から興行を行っていた両国という土地への力士たちの思いがあったのかもしれませんね。

1984年11月30日に完成すると、翌年1月9日、盛大な落成式が催され、千代の富士と北の湖の両横綱による三段構えが披露されたというから豪華な布陣ですね…!

これぞ昭和の大相撲という感があります。

そして現在、大相撲のみならず、多くのイベントが「2代目両国国技館」で開催されています。


まとめ

蔵前国技館の前にも国技館があったということに驚きました。

また、元々は大掛かりな施設ではなく、寺院の境内で興行が催されていたのも歴史を感じます。

蔵前国技館跡地の「蔵前水の館」では、蔵前国技館に関する展示もされているので、ぜひ見に行きたいです。

1月の本場所に向けて、皆さんも国技館の歴史に触れてみませんか?

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ライター紹介

とくらじゅん

イラストレーター・ライター

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。 妖怪イラスト、育児漫画、ADHDエッセイなどを書いています。
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