鶯谷|あんず入りたい焼きが名物!驚きのコスパ、根岸の小さなたい焼き店「あんず」を実食
近所を散歩していると、なぜか気になるお店というものがあります。
JR鶯谷駅から歩いて数分。言問通りから一本路地へ入った住宅街に、以前から気になっている小さなたい焼き店がありました。
その名も「根岸たい焼き あんず」。
かわいらしい店名と、店先に掲げられたたい焼きの看板が目印です。
前を通るたびに気になってはいたものの、あまりにもこぢんまりとした店構え。
「入ったら何も買わずには出られないな……」
そんな気持ちもあって、実は何年も素通りしていました。
ところがある日、店先の手書きメニューを見て足が止まります。
たい焼きの中身に書かれていたのは「あんず」の文字。
「あんず入りのたい焼き?」
気になったうえに、お値段も驚くほどお手頃です。
これは行ってみるしかない。
そう思って休日に訪れたところ、まさかのお休み。
不定休とは聞いていましたが、少しがっかりしました。
ところが、一度気になってしまうと諦めきれません。
翌日の夕方、再び足を運んでみることにしました。
今回は、根岸の住宅街で見つけた小さなたい焼き店「あんず」を紹介します。
住宅街にひっそり佇むたい焼き店

あんずがあるのは、JR鶯谷駅から徒歩5分ほど。
言問通りから一本入った住宅街の中です。
このあたりは昔ながらの民家と新しい住宅が混在する下町らしいエリア。
近くには根岸小学校もあり、どこか穏やかな空気が流れています。
そんな街並みの中に、たい焼き店「あんず」はひっそりと佇んでいました。
目印は店頭のかわいらしいたい焼きの看板。
派手さはありませんが、つい目を向けてしまう存在感があります。

店先には手書きのメニュー表。
最近は300円近いたい焼きも珍しくありませんが、こちらはどれも驚くほどリーズナブルです。
この価格を見ただけでも、ちょっと得した気分になります。
実は最初に訪れた日はお休みでした。
不定休とのことで、せっかく来たのに入れず。
ところがそうなると不思議なもので、余計に気になってしまいます。
翌日、改めて訪れてみると無事営業中。
思わず心の中で、
「開いてる!」
とガッツポーズをしてしまいました。
気になる店名「あんず」の正体は?

店内はとてもコンパクト。
2~3人も入ればいっぱいになりそうな広さです。
ショーケースの向こうでは、店主さんが一人で切り盛りしていました。
そして正直に言うと、最初は少し緊張しました。
かわいらしい店名とは対照的に、店主さんはなかなか迫力のある雰囲気。
愛想を振りまくタイプではありません。
しかし勇気を出して、
「店名にもなっていますし、あんずありますか?」
と聞いてみると、
「あー、1個だけあるよ」
との返事。
「よかったー!」
と思わず声が出ました。
さらに、
「昨日も来たんですよ。でも閉まってました」
と話すと、
「あー、ごめんね。不定休なんだ」
と、気さくに返してくれます。
勝手に身構えていただけで、話してみると親しみやすい店主さんでした。
なんだかうれしくなってしまい、予定よりたくさん買うことに。
それでも3個で470円。
財布にもやさしいお店です。
3種類のたい焼きを実食
あんず 170円

今回のお目当てがこちら。
店名にもなっている「あんず」です。

最近流行りの薄皮パリパリ系ではなく、ふんわりもっちりした昔ながらのたい焼き。
どこか親しみやすさがあります。
中には甘めのつぶあん。
そして、その中に小ぶりなあんずが3つ入っています。
最初は
「本当に合うのかな?」
と思いましたが、食べてみると驚きました。
あんずの酸味が良いアクセントになっているのです。
甘いあんこと爽やかな酸味。さらに食感の変化も加わり、とても楽しい。
これは予想以上のおいしさでした。
あんことあんず。
個人的には、「かなりあり」です。
ミックス(つぶあん&カスタード) 150円

続いてミックス。
つぶあんとカスタードを一度に楽しめる欲張りなたい焼きです。
実は私は、この組み合わせを食べるのが初めてでした。
ありそうで意外と見かけません。
食べてみると、これが相性抜群。
カスタードは昔ながらのクリームパンに入っていそうな懐かしい味わいです。
どこか昭和の喫茶店やパン屋さんを思い出すような優しい甘さ。
ひとつで二度おいしい、お得感のある一匹でした。
アイスクリーム(バニラ) 150円

そして驚いたのがこちら。
たい焼きの中にあんことバニラアイスが入っています。
それだけでも十分魅力的なのですが、さらに驚きがありました。
なんと、たい焼きの下のカップ部分にもアイスが入っているのです。

まるで、
「うな重のご飯の下にも、もう一段うなぎが入っていた」
ような感覚。
うれしいサプライズです。
しかもお値段は150円。
思わず二度見したくなる価格でした。
また立ち寄りたくなる下町のおやつ

あんずを訪れて感じたのは、昔ながらの下町のおやつ屋さんが持つ魅力でした。
派手な宣伝があるわけでもありません。
行列ができているわけでもありません。
それでも、店主さんが一人で焼き続けるたい焼きには、どこかほっとする温かさがあります。
そして何より、値段がお手頃。
今回は3種類購入しましたが、合計でもワンコイン以下でした。
気軽に買えて、おいしくて、ちょっと珍しい発見もある。
だからこそ、地域で愛されているのかもしれません。
一度はお休みで振られてしまいましたが、翌日に再訪して正解でした。
次に近くを通った時も、きっとまた立ち寄ってしまうと思います。
あんず
住所:東京都台東区根岸3-11-6
営業時間:12:00~18:00
定休日:不定休
アクセス:JR鶯谷駅から徒歩約5分

ふじみ
フリーライター

