松が谷・矢先稲荷神社|100枚の「馬」の絵、神武天皇から乃木大将まで日本の歴史的英雄が勢ぞろい!60年に1度の「丙午」の最強のパワースポット

2026年は、60年に一度訪れる「丙午(ひのえうま)」の年です。
干支の中でも群を抜いて強烈なエネルギーが動くとされ、「激動の年」になると言われています。
そんな中、一躍脚光を浴びているのが台東区・松が谷にある「矢先稲荷神社(やさきいなりじんじゃ」です。
その理由は、天井を埋め尽くす100枚の「馬」の絵にあります。
今回は、60年に1度の「丙午」におすすめする最強のパワースポット矢先稲荷神社について詳しくご紹介します。

矢先稲荷神社とはどんな神社なのか?

矢先稲荷神社とは、江戸の「武」の精神を今に伝える神社です。

江戸時代初期の寛永19年(1642年)、江戸幕府三代将軍・徳川家光が武術興隆の目的で、京都の三十三間堂を模し、江戸版「浅草三十三間堂」をこの地に建立しました。

その守護神「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」を祀ったのが矢先稲荷神社です。

名前の由来

矢先稲荷神社の名前の由来は、江戸時代に盛んに行われた「通し矢(とうしや)」が名前の由来です。
江戸版「浅草三十三間堂」の通し矢の的の先に、稲荷大明神があったことから「矢先(矢の先)稲荷」と名付けられました。
通し矢とは、三十三間堂の裏側の南側に的を置き、120m離れた北側から矢を撃ち抜く競技のことです。

元々は水戸・尾張・紀伊の徳川御三家で行われていました。

浅草名所七福神「福禄寿(ふくろくじゅ)」を祀る

矢先稲荷神社は、武芸だけでなく、「浅草名所七福神」巡りの一社でもあります。

こちらには人々の切なる願いを優しく受け止める「福禄寿(ふくろくじゅ)」が鎮座しています。

福禄寿が授けてくれるのは、私たちが生きていく上で何より心強い三つの徳です。

「福」:日々の暮らしを彩る、あたたかな幸福。

「禄」:歩みを支え、豊かさをもたらす財宝。

「寿」:愛する人と長く健やかに過ごすための長寿。

この場所を訪れ、その深い慈愛に触れるとき、心には不思議な安らぎと、明日へ向かう力が満ち溢れるといわれています。

天井を埋め尽くす100枚の「馬」の絵!

矢先稲荷神社では、江戸版「浅草三十三間堂」の歴史や、浅草名所七福神「福禄寿」の御神徳以外にも、とんでもない「至宝」を目にすることができます。

拝殿へと導かれ、ふと天井を見上げたその瞬間、視界を埋め尽くすのは、時空を超えて駆け巡る100枚もの「馬」の天井画です。

この壮大な連作は、神武天皇の時代から、近代馬術の伝説である昭和の軍人で金メダリスト・バロン西まで、悠久の時を網羅しています。

一枚一枚に描き出されているのは、馬と人が共に歩み、命を燃やしてきた歴史の断片です。

その力強い筆致からは、今にも蹄(ひづめ)の音が響き、馬たちの勇烈ないななきが聞こえてくるような、凄まじい躍動感が伝わってきます。

静かな本堂の佇まいとは対照的に、頭上に広がる天井絵には、百花繚乱の美しさと、時代を駆け抜けた魂の輝きが満ち溢れています。

なぜここに100枚の「馬」の天井絵があるのか?

なぜ、矢先稲荷神社には、100枚の「馬」の天井画が存在するのでしょうか。

きっかけは、昭和35年(1960年)、現在の社殿が完成した際のことです。

実は、矢先稲荷神社の旧社殿は、昭和20年(1945年)の東京大空襲により、焼失しました。

現在、建立されているのは昭和35年(1960年)に鉄筋コンクリート造で再建されたものです。

この時、かつてこの地が武芸の聖地であった誇りを胸に、弓術と固く結ばれた「馬術」の勇姿を天井に刻み込み、永遠に語り継ぎたいという、氏子崇敬者(うじこすうけいしゃ)たちの強い想いが沸き起こりました。

単なる装飾ではなく、この街のアイデンティティを永遠に刻み込みたいという、地元の人々の情熱がこのプロジェクトに繋がったのです。

日本画家・海老根駿堂氏が5年の歳月をかけて完成

この途方もない願いに応えたのが、当時の財界でも権威として知られた日本画の巨匠・海老根駿堂(えびねしゅんどう)氏でした。

海老根氏は、神話の時代から昭和に至るまでの膨大な日本の乗馬史を、一枚一枚の絵に落とし込んでいきました。

その制作期間は、実に約5年。

半世紀以上の時を経てなお、馬たちの筋肉の躍動感や英雄たちの気迫が色あせないのは、この5年という歳月に込められた圧倒的な筆致の力があるからです。

神話から昭和へ、100枚に描かれた日本史の歴史的英雄たち

天井を埋め尽くす100枚の絵は、単なる「馬の図鑑」ではありません。

そこには、神話の時代から現代(昭和)に至るまで、日本という国のカタチを創ってきた「人と馬の壮大な叙事詩」が描かれています。

〇神話・古代の英雄

日本建国の父とされる「神武天皇」をはじめ、伝説の皇族たちが時代を切り拓く姿が描かれています。

〇戦国・江戸の武将

戦乱の世を駆け抜けた「織田信長」や、幕府を拓いた「徳川家康」など。
さらには、悲劇のヒーローとして人気の高い「源義経」など、名だたる武士たちの騎馬姿が並びます。

〇近代の立役者

明治維新を経て、近代日本の礎を築いた「乃木希典大将」など。
完成当時、人々にとっての記憶に新しかった英雄たちの姿まで網羅されています。

60年に1度の「丙午」と「100枚の馬の絵」がそろった最強のパワースポット!

2026年は、60年に一度巡ってくる「丙午」の年。
「午」は火の象徴であり、古来より「躍進」や「行動力」を司る神聖な動物です。
その馬の絵が100頭も一堂に会する、矢先稲荷神社は、いわば「最強のパワースポット」。
停滞していた運気を一気に改善するには、これ以上の場所はありません。
ぜひ、今年は60年に1度の最強のパワースポット、矢先稲荷神社を訪れてみることをおすすめします。

まとめ

今回は、60年に一度の「丙午」にこそ訪れたい最強のパワースポット、矢先稲荷神社の魅力をご紹介しました。

私たちは人生の岐路に立つとき、どうしても迷いや停滞を感じてしまうことがあります。

しかし、かつて武士たちが一矢に魂を込めたこの場所には、どんな困難も突き抜けていく「一矢必中」の強靭なエネルギーが今も満ち溢れています。

もしあなたが今、新しい挑戦を前にして不安を感じていたり、現状を打破したいと願っているのなら、ぜひ矢先稲荷神社の拝殿を見上げてください。

頭上を駆ける100頭の馬たちと、時代を切り拓いてきた英雄たちの姿は、あなたの中に眠る「躍進」の力を呼び覚ます最高の追い風となってくれることでしょう。

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smileman

地域の魅力を発信しているフリーライターです。 台東区の歴史、文化、人物、土地、食、芸術、風習、建築物などをわかりやすく紹介します。

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