台東区|子宮頸がん予防のワクチンはもう打った?接種を逃した方でもHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを公費(無料)で受ける方法とは
がんの中では比較的若い世代に発症しやすい“子宮頸がん”。
しかし、子宮頸がんは予防方法があります。
それはHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを打つことです。
ワクチンとなると、費用が気になる方も多いでしょう。
ということで、今記事では、台東区で子宮頸がん予防ワクチンを無料で打つ方法を紹介していきたいと思います。
まだ、ワクチンを接種していない方はぜひ最後までご覧ください!
HPVワクチンの効果
子宮がんのうち子宮の入口にできるがんが子宮頸がんです。
現在、日本では女性のおよそ300人に1人の方が、生涯のうちに子宮頸がんで亡くなると推定されています。
HPVワクチンは、子宮頸がんの主な発生原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防するので、結果的に子宮頸がんを予防できます。
HPVは主に性交渉で感染することから、初回性交渉前に子宮頸がん予防ワクチンを接種することが推奨されています。
ちなみに子宮頸がんは検診で容易に発見できるので、20歳になったらワクチン接種後も、定期的な検診を受けましょう。
HPVワクチンを無料で受ける方法
HPVワクチンを無料、つまり公費で受けるには、以下の2つのパターンがあります。
●小学校6年生(12歳)~高校1年生(16歳)相当の女子
●平成9年度~平成18年度生まれの女性
それぞれ詳しく説明していきます。
●小学校6年生(12歳)~高校1年生(16歳)相当の女子
HPVワクチンは、平成25年4月から決められた年齢では無料で接種を受けることができる「定期接種ワクチン」となっています。
定期接種の対象年齢は小学校6年生(12歳)~高校1年生(16歳)相当の女子です。
9価ワクチンの場合、初回接種が15歳未満では2回または3回接種。
15歳以上では、3回接種が必要となります。
いずれも無料で受けられます。
定期接種のサーバリックスとガーダシルは、接種スケジュールと成分が異なりますので、初回に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを必要回数受けることが必要だということを覚えておきましょう。
●平成9年度~平成18年度生まれの女性
1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女性は、2022年4月から2025年3月までの3年間、定期接種としてHPVワクチンを無料で受けることが可能です。
なぜ、上記の年齢だけがあらためて接種の機会が設けられているのかというと、平成25(2013)年から令和3(2021)年の間、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていたからです。
その期間に定期接種の対象であった方々は、HPVワクチンの公費での接種機会を逃した方が多いです。
そのため、公平な接種機会を確保する観点から、定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えて、あらためて公費での接種の機会が与えられています。
HPVワクチンを接種できる場所
台東区でHPVワクチンを接種できる場所は、区内の協力医療機関です!
日時は医療機関により異なりますので、事前に確認してください。
また、23区内の指定医療機関でも接種することができます。
希望される場合は、他区の保健所か医療機関へ直接お問い合わせしてください。
まとめ
今記事では、子宮頸がん予防のHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを無料で打つ方法を紹介しました。
子宮頸がんはがんのなかでも、予防できるがんです。
さらに、12歳~16歳の女子または平成9年度~平成18年度生まれの女性であれば無料(公費)で接種できます。
病院に行くのは面倒くさいかもしれませんが、無料期間のうちに打つことをおすすめします。