台東区立一葉記念館って何?樋口一葉の処女作「闇桜」原稿や、「たけくらべ」草稿などを展示

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五千円札でお馴染みの“樋口一葉”。

日本で知らない人はいませんよね!

しかし、何をした人かと聞かれるとイマイチよく分からないという方がいるのではないでしょうか。

ということで今記事では、樋口一葉のことが知れる「台東区立一葉記念館」について紹介して行きたいと思います。

貴重な収蔵品を見ることができますので、気になる方はぜひ最後までご閲覧ください!




樋口一葉(ひぐちいちよう)ってどんな人?

まずは、樋口一葉について紹介していきます。

樋口一葉は、1872年(明治5年)5月2日東京生まれの小説家です。

本名は「奈津」といいます。

15歳(明治19年)で中島歌子に和歌を学びますが、18歳(明治22年)で父の死により一家の生計を支えなければいけなくなりました。

その後、明治24年には半井桃水に師事して小説を書き始めます。

若くして、一家を養わなければいけないというのはかなりの重責を感じたでしょう。

小説は、処女作の『闇桜』、出世作の『うもれ木』などを発表したが、名作は「文学界」同人との交流を得て書いた『たけくらべ』。

ほかにも『にごりえ』『十三夜』『大つごもり』などを発表し、一躍有名となりました。

しかし、それからわずか1年半の24歳で肺結核により夭逝してしまいました。

ちなみに、樋口一葉の五千円札は、2004年11月1日から現在まで発行されています。

なぜ、選ばれたかというと、日本の社会で女性の地位が向上し、新しい時代の流れを作り出すためだと言われています。

日本銀行券の表面に女性の肖像が採用されたのは、樋口一葉が初めてです。

ざっくりと説明しましたが、これだけでもかなりの偉人だと言うことが分かりますよね。

『台東区立一葉記念館』について

続いては、先ほど紹介した樋口一葉について触れることができる『台東区立一葉記念館』について紹介していきます。

なぜ台東区竜泉に建てられたの?

台東区立一葉記念館は、日比谷線「三ノ輪」駅から徒歩10分のところに位置しています。

住所的には、台東区竜泉です。

なぜこの土地に建てられたのかというと、樋口一葉にゆかりがあるからです。

一葉は小説を書きはじめましたが、生活が苦しく、商いによってまかなおうと決意します。

そのため一葉は、母と妹と共に明治26年7月20日に下谷龍泉寺町三百六十八番地の二軒長屋へ転居しました。

8月6日からは荒物雑貨・駄菓子屋を開業。

しかし、商売の売上は思ったようにいかず、一葉は店を閉じ、明治27年5月1日に本郷丸山福山町四番地へ転居しました。

下谷龍泉寺町の住居は瓦葺平屋の二軒長屋で、隣は人力車夫が住んでいたといいます。

間取りは、間口二間、奥行五間半の十一坪。

駄菓子屋は六畳、次に五畳間、三畳間と続く、とても広いとはいえない場所で商っていました。

樋口一葉にとって、半井桃水との出会いが第1の転機とすれば、ここでの生活体験は第2の重要な転機なのでしょう。

台東区竜泉に建てられたのも納得です。

参考:一葉記念館 – 生涯学習センターのご案内 台東区ホームページ

どんなものが見られるの?

台東区立一葉記念館では、貴重な収蔵品を見ることができます。

処女作「闇桜」原稿や、「たけくらべ」草稿、小説の師半井桃水宛書簡や龍泉寺町で商売を営んだときの「仕入れ帳」など重要な資料を展示しています。

また、数々の企画展を開催しており、いつ言っても楽しむことができます。

現在開催しているのは、企画展「樋口一葉と和歌 ―かなの美―」です。

2023年3月18日(土)~5月21日(日)までの開催となりますので、土日やGWなどを利用して足を運んでみてください!

施設概要

<所在地>

〒110-0012東京都台東区竜泉3丁目18番4号

<開館時間>

9:00~16:30(入館は16:00まで)

<休館日>

毎週月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)

年末年始および特別整理期間中

<入館料>          

大人   300円、団体(20名以上)200円

小中高生 100円、団体(20名以上)50円

※障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳、特定疾患医療受給者証をお持ちの方とその介護者の方は無料です

※毎週土曜日は台東区在住・在学の小、中学生とその引率者の入館料が無料です

<問合せ>

電話:03-3873-0004

FAX:03-3873-5942




まとめ

今記事では、台東区立一葉記念館について紹介しました。

お札でよく目にする樋口一葉ですが、意外と知らないという方は多いです。

日本ではかなりの偉人ですので、ぜひ樋口一葉について知りたい方は台東区立一葉記念館に足を運んでみてください!

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ライター紹介

きむら

インタビュアー、ライター、編集

何より美味しいもの、美味しいものしか勝たん。 最近はフィルムカメラにハマり中(・・) 夢はプリキュアになることです。
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