【取材】浅草の茶道体験サロン「和茶子-wasako-」で日本文化の魅力に触れる

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浅草といえば〝日本文化の魅力に触れることができる町〟というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。

そんな浅草で、思い出に残る経験ができるスポットが、茶道体験サロン「和茶子-wasako-」です。
安らげる和室で、気軽に茶道を楽しむことができます。

今回は、茶道体験サロン「和茶子-wasako-」の亭主・城和さんにお話をお伺いしました。

日本文化を楽しむきっかけになる「和茶子-wasako-」

「まず「和茶子-wasako-」がどのようなお店か教えてください!」

「和茶子-wasako-」は、浅草の雷門からほど近い場所にある茶道体験サロン兼、和カフェです。
昨年の11月にオープンいたしました。
茶道体験の場合、茶道の実演鑑賞と、和菓子と抹茶を召し上がっていただきます。
「和茶子-wasako-」という店名には漢字一文字ずつに意味を込めています。

店名に込めた意味
『和』…平和・調和・和み、『茶』…茶、『子』…「一」と完了や終了の「了」の字から為ることから、「一」から「了」までやり遂げるという意味があることから茶道を通じて世界平和を成し遂げる店

「「和茶子-wasako-」を浅草で開店しようと思ったきっかけを教えてください」

日本文化を気軽に知ってもらえるようなお店をオープンしたいと考えたときに、日本を代表する観光地の浅草は、日本らしさを感じたい観光客が多いだろうなと思ったのがきっかけです。
物件をいくつか見たのですが、日当たりが良くて駅からも近い現在の場所が最適だと感じ、ここに決めました。

 「11月にお店をオープンしてから、地域の方たちとの関わりはありますか?」

浅草の地域ボランティア活動などで知り合った店舗さんがいくつかあるので、お客さまにご紹介させていただくこともございますね。
 たとえば、抹茶を購入したいとお客さまがいらしたら、近所のお茶屋さんをご案内し、人力車に乗ってみたいというお客さまがいらしたら、東京力車さんをご案内しています。

「すでに浅草の店舗さまとの交流の輪も広がっているんですね!
「和茶子-wasako-」で茶道体験をするにあたり、茶道の知識があまりなくても大丈夫でしょうか?」

もちろん、どなたでも体験していただけます。
当店では、まず気軽に日本文化に触れていただきたいと考えておりますので、茶道の作法を強制しておりません。
茶道体験中は、正座ではなく足を崩して座っていただいても、畳ではなくソファ席をご利用いただいてもまったく問題ないです。ドレスコードもございませんので、着物と洋服どちらでも体験できます。

「オープンから現在まで、どのような客層が多いですか?」

現在は、海外からの観光客が非常に多いです。
浅草は、世界各国からの観光客が集まる地ですので、英語を使わない国の方もいらっしゃいます。
先日は、カザフスタンからお越しの方々が、通訳さんと一緒に足を運んでくださいました。
日本人のお客さまは、本格的な茶道体験をご所望される方が多いので、着物を着ていらしてくださることがあります。
また、観光中にお抹茶を飲んでくつろぎたい方が、カフェ利用をなさってくださいますね。

「日本文化に興味を持った方が、観光の思い出を作りにいらしているんですね。
「和茶子-wasako-」で提供中のお抹茶と和菓子は、どちらのものでしょうか?」

抹茶は、京都の宇治抹茶を使用しており、和菓子は、石川県の行松旭松堂さんから取り寄せています。

「和室や和菓子など、茶道体験を通して日本らしさを存分に味わえますね。」

そうですね。
これからも日本文化を守っていきたいという気持ちがあるので、日本文化の魅力をなるべくわかりやすく、多くの人にお伝えしていきたいと考えています。
「和茶子-wasako」-が、日本文化を好きになるきっかけを与えられたら嬉しいです。

「日本文化に触れられるイベントなども開催しているそうですね!」

月に1回、「着付レッスン会」を開催しております。
着物が着たいけれど、着方がわからないとお悩みの方が、今後ご自身で着付けできるようになるよう、講師をお招きして基本から手順をお教えしています。
レッスン時間は着付けと抹茶・和菓子付きで2時間。受講料は1レッスン3000円です。
午前中に開催しているので、レッスン後に着物を着たまま浅草観光を楽しんでいただけます。
夏には浴衣の着付レッスン会も開催を検討中です。

本格的な和室は心が整う空間

「和茶子-wasako」の和室は、ほっと安らげる落ち着いた空間です。
畳の香りに心癒されます。

ひと際目を惹く、真っ赤な大きい野点傘。

特に着物で写真を撮るとよく映えるため、お客さまにも人気があるそうです。
浅草のフォトスポットは人が密集することが多いですが、ここではゆっくりと撮影できます。

掛け軸は、書道家の狩野舟紅さんが書いたものだそう。

記されているのは、禅の創始者、達磨大師の言葉「一華開五葉(いっかごようをひらく)」です。
五枚の花びらが開き、やがて果実を結んでいくということを意味しているのだとか。

また、自然を感じることができるBGMは、R-LIVEスピーカーから流れています。
R-LIVEスピーカーは、独自に録音した森の原音を再生する音響空間デザインシステムです。

リアルな音で、まるで森林のなかにいるような感覚でリラックスできます。

初心者も安心!茶道体験

茶道には「正座で行う」などの作法がありますが、「和茶子-wasako」ではルールやマナーを強制されません。
日本文化に触れてみたいと感じている方が、誰でも気軽に体験できるのが魅力です。

海外からの観光客は、正座にあまり馴染みがないため、あぐらで行う場合も多いそうです

アメリカから来たご家族に茶道体験を楽しんでもらう様子

茶道体験は、下記の流れで進みます。

1.お菓子と抹茶碗を選ぶ

抹茶碗は個性溢れるデザインが取り揃えられています。
ご自身が特に惹かれたものをチョイスできますよ。

抹茶碗の一部を並べてもらいました

和菓子は、季節によってメニューが変わるので、そのときどきで四季の魅力を感じられます。

2.畳の上かソファ席のどちらか選び、お点前を見ながら抹茶とお菓子を堪能

目の前でお点前を見ながら抹茶とお菓子を堪能します。

茶道の所作はすべてが美しく、思わず見とれてしまいます。

日常生活に役立つお菓子の食べ方、抹茶の飲み方などもレクチャーしてもらえますよ。

3.抹茶を点てる

抹茶は、希望すれば自分で点てることも可能です。

自分で点てた抹茶も美味しかったです

4.最後は記念撮影!

「和茶子-wasako-」の和室は、フォトスポットに最適◎
思い出をたくさん写真に収められます。

赤い野点傘の下もおすすめのフォトスポットです

フランスからお越しのご家族と記念撮影!

茶道体験の料金

茶道体験 1回(45分)…1名 7000円

\YouTubeビジネスチャンネル「ビジ推しめぐり」にて公開/

まとめ

日本文化を知り、楽しむきっかけとなる「和茶子-wasako-」。

日本に住んでいても、日本文化に触れる機会は少なくなっている現代で、気軽に茶道体験ができます。
城和さんをはじめとするスタッフのみなさんが丁寧に教えてくださるほか、作法のすべてを強制されないため、茶道初心者でも安心です。

みなさんも、浅草の「和茶子-wasako-」で、日本文化の魅力に触れてみては。

和茶子-wasako-
住所:東京都台東区雷門2-18-15 コレクション雷門ビル5階
営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜日
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
電話番号:03-3843-6765

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ライター紹介

よしだ

めぐり部/編集・ライター

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