【SDGsに貢献するビール】廃棄されるはずだった〝あるモノ〟を原料にした「蔵前WHITE/蔵前BLACK」って?実際に飲んでみた感想をお届けします

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アサヒビールは、台東区・蔵前の企業と連携してクラフトビール「蔵前WHITE/蔵前BLACK」の製造、販売を行っています。

「蔵前WHITE/蔵前BLACK」は、全世界共通の目標〝SDGs(持続可能な開発目標)〟や〝食品ロス削減〟と深い関わりがある商品です!

なぜ2種類のビールが環境問題と関係しているのかというと、どちらもあるモノを使用して造られているから。

本記事では、アサヒビールが製造している「蔵前WHITE/蔵前BLACK」がどのような商品なのかを詳しくご紹介するとともに、この2種類のクラフトビールを購入して飲み比べてみた感想をお届けします!




蔵前WHITE/蔵前BLACKについて

蔵前WHITE/蔵前BLACKはどちらも本来は廃棄される予定だった材料を使用して製造されています。

商品誕生のきっかけは「UPCYCLE B」プロジェクトがスタートしたことでした。

「UPCYCLE B」プロジェクトって?

「UPCYCLE B」プロジェクトは、アサヒグループと、ファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」が連携し、次世代にむけたサステナブルなライフスタイルを提案することを目的として始動しました。

「UPCYCLE B」プロジェクトの『暮らしの中でカジュアルにSDGsを実践しよう』という呼びかけを多くの人に届けるために開発されたのが蔵前BLACK蔵前WHITEです。

「UPCYCLE B」プロジェクト第一弾〝蔵前BLACK

蔵前地区のカフェや焙煎所では、欠損のあるコーヒー豆や殻がやむなく廃棄処分されているのが現状です。

そこに着目した「UPCYCLE B」プロジェクトのメンバーが廃棄予定のコーヒー豆をアップサイクルするアイディアを出し、誕生したのが「蔵前BLACK」。

コーヒーとビールのどちらも活かせるように試作を重ね、コーヒー豆本来のフルーティーな香りとほのかな酸味、ビターチョコレートのような苦味を出すことを実現しています。

原料で使われる欠損のあるコーヒー豆の提供は台東区蔵前にある「焙煎所 縁の木」など、3つのコーヒー店が協力しているそうです。

「焙煎処 縁の木」の代表 白羽玲子さんは〝いらないものもたいせつに〟をコンセプトにしたアップサイクルグッズ、フードを販売する「ZEROラボ」の運営と、「KURAMAE モデル」というものづくりの街・東京 蔵前発のアップサイクルプロジェクトへの取り組みも行っています。

「UPCYCLE B」と「KURAMAE モデル」の〝アップサイクル活動を積極的に行っていきたい〟という共通目標が廃棄する予定だったコーヒー豆を素敵な形で生まれ変わらせました。


「UPCYCLE B」プロジェクト第二弾〝蔵前WHITE

「蔵前BLACK」の誕生後、第二弾として開発されたのが「蔵前WHITE」です。

サンドイッチ製造で発生し活用しきれない“パン耳”を乾燥加工し、クラフトビールの原料として使用しています。

 蔵前WHITEはパン耳と小麦を原料にしたヴァイツェンタイプです。パン耳由来の香ばしい香りと小麦由来のフルーティーな香り、やわらかな口あたりが楽しめます。

パン耳”は、蔵前のパン・サンドイッチ専門店「マルセリーノ・モリ」が提供し、アサヒグループのクラフトビール醸造所「TOKYO隅田川ブルーイング」で製造しています。

蔵前ビール2種類を飲み比べ!

本来は廃棄されてしまうはずだったパンの耳とコーヒー豆はどのような味のビールに生まれ変わっているのか気になるところ。

ということで、2種類(蔵前WHITE ¥700/蔵前BLACK ¥700)を「焙煎所 縁の木」で購入し、飲み比べをしました。

缶のパッケージはそれぞれパン、コーヒー豆のイラストがあしらわれているモダンなデザインです。

アルコール度数は、蔵前WHITEが5.0%、蔵前BLACKが4.5%となっています。

2種類のビールをグラスに注いで並べるとこんな感じ。

写真左:蔵前WHITE 右:蔵前BLACK

こうして比べると見た目の違いは一目瞭然です。

さて、味はどのような違いがあるのでしょうか……?

蔵前WHITE

蔵前WHITEをひとくち飲むと、爽やかな酸味が口いっぱいに広がります。

フルーティーな香りとキレのある後味が合わさってスッキリとした味わいでした。

やわらかなくちどけで苦みは少なめだったので、苦いビールが苦手な方にも飲みやすいはずです!

蔵前BLACK

蔵前BLACKは飲んだ瞬間に独特な苦みをダイレクトに感じました!

コーヒーとビール、どちらもしっかりと味を主張しつつ、互いに引き立て合っていてまさにナイスコラボレーションでした。コクがあり、飲みごたえ抜群です。

ビールもコーヒーも両方好きな方は最高に美味しく感じる商品だと思います!

蔵前WHITEと蔵前BLACKを飲み比べた結果

2種類を飲み比べた結果、まったく異なる味わいが楽しめました。

両方購入すればそのときどきの気分で飲み分けができると思います!

個人的に、お風呂あがりに爽快感を感じたいときの一杯はスッキリ感がある蔵前WHITE、仕事から帰宅したときに疲れを癒す一杯は飲みごたえ抜群の蔵前BLACKを飲みたいなと感じました!(笑)

販売中のアサヒグループの外食店舗

蔵前WHITE/蔵前BLACKは缶ビールとしての販売だけではなく、アサヒビール外食店舗でグラスでの提供も行っています。

「蔵前WHITE」販売店舗

・TOKYO隅田川ブルーイング
・フラムドール
・展望喫茶アサヒスカイルーム
・スーパードライ新宿
・お茶の水テラス SUPER “DRY”
・BEER&SPICE SUPER “DRY”KITTE丸の内店
・スーパードライ梅田
・スーパードライ名古屋

「蔵前BLACK」販売店舗

・TOKYO隅田川ブルーイング バルstyle
・お茶の水テラス SUPER “DRY”
・スーパードライ梅田
・スーパードライ名古屋




まとめ

本来なら廃棄される予定だったコーヒー豆の殻やパン耳に着目し、素敵な姿に形を変えてできたビール「蔵前WHITE/蔵前BLACK」。

アサヒグループと、ファッションブランドECOALF(エコアルフ)が連携して行う「UPCYCLE B」プロジェクトの一環として開発されました。

美味しく飲む1杯が、間接的に持続可能な社会への貢献に繋がります!

みなさんも「蔵前WHITE/蔵前BLACK」を飲むことからサステナブルなライフを始めてみてはいかがでしょうか?

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ライター紹介

よしだ

めぐり部/編集・ライター

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