【防災】台東区の助成支援で”賢く”災害に備えよう!

みなさんは普段から台東区のホームページをチェックしていますか?
自治体のホームページをこまめにチェックすることで、もしかしたら有益でオトクな情報に出会えるかもしれません。
実際に、台東区のホームページは住民の方に向けた様々な情報や取り組みを日々発信しています。
そのなかでも今回は「防災」をテーマに、台東区が用意している制度をご紹介します。
災害時に役に立つハザードマップ情報から、助成・支援まで、幅広く用意されています。
最近は地震だけでなく、大雨や台風などの自然災害による被害を受けることが珍しくありません。
有事の際、ご自身やご家族を守れるようにするためにも、ぜひ最後までお読みください。
台東区のハザードマップについて
災害が起こる前に、必ず頭に入れておきたいのが「ハザードマップ」の知識です。
ハザードマップとは、自然災害による被害を軽減し、防災対策に使用することを目的として、被災想定区域や避難場所などの防災関係施設の位置を表示した地図のことです。
地震や土砂災害、洪水など、起こりうる災害のパターンごとにハザードマップが用意されています。
もしものときのために、自宅にひとつハザードマップを常備しておくのが安心です。
台東区のホームページでは、詳細なハザードマップが公開されており、ダウンロードもできるため、あらかじめ印刷して避難リュックの中や普段使う鞄の中に入れておくといいでしょう。
台東区で受けられる「防災」関連の助成・支援とは?
台東区で用意されている助成・支援には、次のようなものがあります。
【助成・支援の一例】
・コンセントタイプ感震ブレーカー配布
・簡易型感震ブレーカーの配布
・防災士認証登録支援補助金
・防災用品あっせん
・集合住宅防災資器材購入補助金
・感震ブレーカー設置費用の助成
このうち、様々な方が利用しやすいものをピックアップして説明していきます。
なお、各助成・支援はすべて2025年7月時点で確認できる情報です。
①簡易型感震ブレーカーの配布
台東区では対象者に向けて、簡易型感震ブレーカーの配布を行っています。

簡易型感震ブレーカーとは、震度5強相当以上の揺れを感知した際に、ブレーカーやコンセントへの電気供給を強制的にシャットダウンさせることで、地震による「電気火災」を防止する機器です。
電気火災とは、地震の揺れによって引き起こされる電気機器からの出火や、停電から復旧した際に発生する火災のことです。
実は、東日本大震災で発生した原因を特定できる火災のうち、過半数以上がこの電気に起因する火災(電気火災)といわれています。
地震による二次災害を防ぐためにも、感震ブレーカーはなくてはならない存在です。
<配布対象者>
根岸3・4・5丁目、日本堤1・2丁目、東浅草2丁目、橋場2丁目、谷中2・3・5丁目に住民登録のある世帯のうち、配布を希望される方(賃貸も可)
<受け取り方法>
台東区が公開している「簡易型感震ブレーカーの配布のお知らせ(PDF)」に記載の「設置可否判断チェックシート」で、ご自宅の分電盤に設置可能かを確認し、申請書を記載のうえ、台東区役所 危機・災害対策課に提出
なお、申請は1世帯あたり1回とし、分電盤1基に対して1個の配布です。
気になる方はぜひ台東区のホームページを確認し、申し込みしてみてください。
防災用品あっせん
台東区では、区民と区内に勤務先のある方に向けて、防災用品をあっせんしています。特別価格で購入することができるため、もしものときに備えて申し込みしてみてはいかがでしょうか。
災害時、食べ物や水は比較的スムーズに支給されやすいですが、体や口内環境を清潔に保つ衛生用品や、災害用の簡易トイレは不足しやすいといわれています。
衛生状態が悪くなると、健康状態が悪化したり、感染症にかかったりする可能性が上がるため、以下のような衛生用品については普段から少しずつ備蓄しておくことをおすすめします。
・災害用簡易トイレ
・液体歯磨き
・ウエットティッシュやボディタオル

③集合住宅防災資器材購入補助金
区内にある集合住宅に向けて、集合住宅の管理組合などが防災資器材を購入する際に必要となる経費の一部を台東区が補助する制度です。
補助対象となる集合住宅である条件や補助の要件の詳細は、台東区のホームページにてご確認ください。
<補助金額>
防災資器材購入費用の2分の1を補助(1,000円未満は切り捨て)
※集合住宅の総戸数によって補助限度額(15万~45万円)が異なります。
<補助対象となる資器材(一例)>
・エレベーターチェア
・可搬式消火ポンプ
・救助用ロープ
・発電機
・災害時用トイレ
など
なお、食料品・飲料水は補助対象外であることには注意が必要です。
まとめ
今回は、災害への備えに活用できる台東区の助成・支援をご紹介しました。
最近ではトカラ列島で大きめの地震があったこともあり、ますます災害への備蓄を意識する機会が増えています。
もしものときに安心して行動するためにも、今一度ご自宅の設備や備蓄品の見直しをしてみてはいかがでしょうか。