「見えないもの」と「見えるものの成り立ち」を問いかける二人展「CUE」が西麻布で開催!

西麻布にて、東京藝術大学の同期である二人の画家、尾形凌氏と真田将太朗氏による初の二人展「CUE」が開催されます。本展は、「見えているはずのもの」と「見えないものの存在」という、私たちの知覚に深く問いかけるコンセプトが魅力です。本記事では、この注目の展覧会の詳細と見どころを詳しくご紹介します。

藝大同期が仕掛ける「CUE」とは? 知覚を揺さぶる新感覚アート体験

東京藝術大学の同期生が、異なる道を歩んだ末に再び交差する――そんなドラマチックな設定で幕を開ける、注目の二人展「CUE」が西麻布で開催されます。尾形凌氏と真田将太朗氏、それぞれの才能が織りなす世界が、私たちの知覚を静かに揺さぶり、新たな発見へと導いてくれることでしょう。

一体、何が私たちを待ち受けているのでしょうか? この展覧会のコンセプトは、「何かが立ち現れる直前の兆し」というテーマです。それは、まるで日常の中に潜む、まだ形にならないけれど確かに存在する「何か」の予感に触れるような感覚。まさに、“きっかけ”を意味する「CUE」というタイトルがぴったりだと筆者は感じました。

異なる視点が交差する、二人のアーティスト

この展示の最大の魅力は、東京藝術大学の同期でありながら、大学院で全く異なる領域へと進んだ二人のアーティストが、修了直後に再び一つの空間で表現をぶつけ合う点にあります。それぞれの独自の視点と表現方法が、どんな化学反応を生み出すのか、期待が高まります。

尾形凌氏:不可視の存在を可視化する試み

漢字

尾形凌氏は、日本の伝統的な浮世絵や仏画にインスピレーションを得ながら、現代における「妖怪」や「不可視の存在たち」を絵画、立体、アニメーションなど多彩な手法で表現されています。彼の作品は、単なる空想上の生き物を描くのではなく、人の内側に沈んだ感情や都市に漂う違和感、社会の歪みや滑稽さが、まるで妖怪のように像を持ち始めた姿として描かれている点が非常にユニークです。尾形氏の作品における「見えないもの」へのアプローチは、現代社会が抱える漠然とした不安や違和感を視覚化してくれるようで、非常に興味深いものです。彼が見えないものを描くことで、むしろ私たち「人間」という存在の輪郭を揺さぶってくる、その深い洞察力に注目したいですね。

真田将太朗氏:風景の成り立ちを問い直す抽象絵画

男性が壁の絵の前で座っている画像

一方、真田将太朗氏は、画家としての活動の傍ら、東京大学大学院で情報学研究に従事し、AI時代における創造性のあり方を探求されています。彼の作品は、具体的な形を持たない「抽象絵画」でありながら、重力や時間といった身体的感覚を起点とした大型の作品で国内外から高い評価を得ています。

真田氏が描く風景は、単に目の前の景色を写し取るものではありません。そこには、風景が風景として成立するまでの時間や、その場に立つ私たちの身体、そして身体を地上につなぎとめる重力といった、普段は意識しない根源的な感覚が抽象的に織り込まれているのです。反復される垂直の筆致は、私たちが見ることの持続、つまり知覚そのものの痕跡を示しているように感じられます。彼の作品からは、科学的な探求心と芸術的な表現が融合した、新たな視覚体験が期待できそうです。

「CUE」が生み出す化学反応:交錯する視点と初の共作

「見えないものを描く尾形氏」と、「見えているはずの風景の成り立ちを問い直す真田氏」。方向は異なっても、両者はともに、世界がこちらに姿を見せる“きっかけ”の層に触れているという共通点があります。

まるで異なる周波数のラジオが、ふとした瞬間にピタリと合い、新たなメロディを奏でるように、この二人の表現が交差するとき、私たちの知覚は静かに揺さぶられ、これまでにはなかった新たな像が立ち上がってくるでしょう。

特に注目すべきは、本展のために描き下ろされた初の共作4点です。お互いの制作を見つめ合ってきた二人だからこそ生み出せる、予想もしない表現がそこに込められているに違いありません。会場では両者共に2mを超える大作を中心に、計20点以上の新旧作が展示されるとのこと。圧倒的なスケール感と繊細な表現が交錯する空間を、ぜひ肌で感じてみてください。

CUE RYO OGATA 真田将太朗 2026年4月15日(水)-2026年5月9日(土)※日曜休館 18:00-24:00 WALL_alternative 東京都港区西麻布4-2-4 1F

アートと日常が溶け合う空間「WALL_alternative」

今回の展示会場となる「WALL_alternative」は、東京・西麻布に位置する夜のオルタナティヴ・スペースです。アートを軸に、音楽やカルチャーが交差する、まさに「夜のたまり場」のような場所となっています。

WALL

バーカウンターが併設されており、展覧会のコンセプトを味覚でも体験できる日本ワイン(岡山県「ドメーヌ・テッタ」のワイン!)や、自然栽培の野菜を中心にした食事メニューも楽しめます。アートを鑑賞しながら美味しいワインを片手に語り合う、そんな大人な時間の過ごし方も魅力です。入場は無料・予約不要なので、気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントですね。

見逃せないスペシャルイベントも開催!

せっかく足を運ぶなら、ぜひイベントもチェックしておきましょう。アーティストとの交流や、作品の背景を深く知る貴重な機会が用意されています。

OPENING RECEPTION

日時: 2026年4月15日(水) 18:00-21:00
内容: アーティストが在廊し、交流が楽しめます。19:00-20:00にはシークレットゲストによるスペシャルライブも開催されます。
参加費: 無料
申込: 事前申込制(詳細は公式サイトをご確認ください)

TALK SESSION

日時: 2026年5月2日(土) 18:00-19:00
登壇者: 尾形凌氏、真田将太朗氏、古後友梨氏(MEET YOUR ART共同代表)
内容: MEET YOUR ART公開収録形式で、本展での取り組みやそれぞれの作品制作背景について、より深く掘り下げられます。
参加費: 無料
申込: 事前申込・抽選制(当選者には4月24日(金)にお知らせがあります。詳細は公式サイトをご確認ください)

これらのイベントに参加することで、作品への理解がさらに深まり、アーティストの想いをより身近に感じられるはずです。

開催概要

二人展「CUE」は、アートファンはもちろん、新しい体験を求めているすべての人におすすめできる、知的好奇心を刺激する展覧会です。

展覧会名: 尾形凌 × 真田将太朗「CUE」
会期: 2026年4月15日(水)〜5月9日(土)
休館日: 日曜
時間: 18:00-24:00
会場: WALL_alternative (東京都港区西麻布4-2-4 1F)
入場料: 無料・予約不要
主催: WALL_alternative
公式サイト
WALL_alternative Instagram

まとめ

本記事では、尾形凌氏と真田将太朗氏による二人展「CUE」についてご紹介しました。

コロナ禍の中で表現の世界を模索してきたお二人のアーティストが、修了という節目を経て提示する新たな「CUE」。彼らの作品が、皆さんの知覚を揺さぶり、どのような「きっかけ」を与えてくれるのか、ぜひ会場で体感してみてはいかがでしょうか。素敵なアートとの出会いの場になるかもしれません!

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『全ての魅力にスポットライトがあたる社会実現へ』 デジタルPRのプロダクトをベースにして、顧客の魅力をより明るくよいものに“魅せる”活動をしています。

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