浅草・観音裏で見つけた心温まる食と酒の隠れ家『酒楽 ら・せらん』

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浅草・観音裏に静かに佇む『酒楽 ら・せらん』をご紹介。
昼はボリューム満点のとんかつ御膳、夜は青森の地酒と多彩な一品料理が楽しめる居酒屋として、観光客にも地元の方にもおすすめの一軒です。
そんな店主・中村雄一郎さんのこだわりが詰まった『酒楽 ら・せらん』の魅力や情報を、モデルとして活動中のナナエさんと共にお届けします。

浅草・観音裏は老舗や洗練された店が並ぶ食通エリア

毎日多くの観光客で賑わう浅草。雷門や仲見世通りが有名ですが、そこから少し歩いた先に、地元の人々に長く愛されてきた「観音裏(かんのんうら)」という静かなエリアがあります。浅草寺の本堂裏手に広がるこの一帯は、落ち着いた街並みと趣ある飲食店が点在する、いわば “通な人が通う浅草” ともいえる場所です。

そんな観音裏エリアの一角、言問通りから一本入った路地に『酒楽 ら・せらん』はあります。周辺には、昔ながらの甘味処や予約必須の名店が並び、グルメな人々が足を運ぶエリアとしても知られています。

観光スポットの喧騒を離れて、静かにゆっくりと食事や会話を楽しみたい方にぴったりの場所。それが浅草・観音裏です。

丁寧な手仕事が光る、店主の料理

お店の扉を開けると、厨房でテキパキと動きながらも、穏やかに迎えてくれる店主の姿があります。物腰柔らかな店主の料理は、どれも手間を惜しまず丁寧に作られているのが伝わります。

一口で違いがわかる!「米澤豚一番育ち」とんかつの魅力

『酒楽 ら・せらん』のとんかつには、山形県置賜地方で育てられたブランド豚「米澤豚一番育ち」が使用されています。農場で厳選された飼料を与え、ストレスを抑えた環境で丁寧に育てられた「米澤豚一番育ち」は、やわらかくクセのない肉質と、さっぱりしながらもコクのある脂が特長です。

特にひれ肉は驚くほどやわらかく、揚げてもジューシーで軽やか。衣のサクサク感と相まって、最後の一口まで重たさを感じさせません。素材そのものの旨みが感じられるとんかつは、ランチでもディナーでも満足感のある一品です。

ボリューム満点だけど軽やかな、季節の御膳

『酒楽 ら・せらん』のランチタイムは、観音裏の中でも特に人気。店内にはおいしそうな揚げ物の香りが毎日漂っています。

訪れた日にいただいたのは、季節限定の「春膳」。米澤豚のひれかつに、エビフライ、白身魚のフライ、野菜フライまで盛りだくさんで、見た目はとてもボリューム満点。

御膳には、すり鉢と胡麻、ソースが運ばれてくるのがここのスタイルです。擦った胡麻をご飯にかけてもよし、ソースに混ぜて香ばしさをプラスしてもよし、自分好みに合った食べ方ができるのも魅力であり、食を進ませます。

炊きたてのご飯はつやつやでふっくら、キャベツはシャキシャキでみずみずしく、思わずおかわりしたくなるおいしさ。ご飯もキャベツも1回ずつお代わりができるサービスも嬉しいポイントです。

そして、揚げたての揚げ物は、サクッと軽やかな衣の中に、素材本来の旨みがギュッと詰まっています。中でも米澤豚一番育ちのひれかつは、やわらかく脂の甘みが広がり、とてもジューシーな歯ごたえ。さらに、揚げ物とは思えないほど軽やかな後味で、ボリュームがありながらも、最後まで重たさを感じさせませんでした。

広めの席間と落ち着いた空間も心地よく、ランチ後には余韻を楽しみたくなるような満足感がありました。

夜はゆったりと、お酒と料理に癒される時間を

『酒楽 ら・せらん』は夜になると、落ち着いた雰囲気の居酒屋へと変わります。カウンター席もあり、一人でもふらっと立ち寄りやすい空間です。

ドリンクは、店主の出身地でもある青森の地酒を中心に、焼酎やワインなど種類も豊富にそろっています。揚げ物に加え、お刺身やピザなどの一品料理も充実しており、食事としても、お酒のあてとしても満足できるラインナップです。

地元の常連客に親しまれているのはもちろんのこと、観光で訪れた人たちからも「ゆっくりお酒を楽しめるお店」として高い支持を集めています。店名の通り、お酒を楽しみに訪れる人々が集まり、観音裏の静かなロケーションの中で、あたたかな賑わいを見せています。

観音裏で味わう、上質なとんかつと静かな時間

『酒楽 ら・せらん』という店名は、青森のねぶた祭りのかけ声をもじっているそうです。そして、「食とお酒を通じて人の心を和ませたい」という店主の想いも込められています。その言葉通り、料理も空間も、肩肘張らずにくつろげるやさしさに包まれています。

浅草寺や仲見世通りといった観光名所を楽しんだあとは、少しだけ足をのばして浅草・観音裏を歩いてみてください。賑やかさの裏にある静かな時間の中で、極上のとんかつに出会えます。

ランチでしっかり御膳を味わいたいときも、夜にお酒とともにゆったりとしたひとときを過ごしたいときも、『酒楽 ら・せらん』には心と体を満たしてくれる料理とおもてなしがあります。

浅草を少し深く味わいたい、そんなひとときに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

酒楽 ら・せらん(しゅらく ら・せらん)
住所:東京都台東区浅草3-24-9
電話番号:03-6458-1016
営業時間:【月~水・金・土】11:30~14:30/17:00~22:00
【日・祝日】12:00~15:00/17:00~22:00
休業日:木曜日、隔週水曜日のディナータイム
アクセス:【つくばEXP 浅草駅】から534m

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ライター紹介

73kg

フリーライター

うん十数年。台東区に生まれ育ち、今もなお住み続けている大好きな街。 昔から散歩が趣味で、音楽を聴きながら、いろいろな場所をただふらふら歩く。あの坂から見るきれいな夕焼け、横をふと振り向くと懐かしい気持ちにさせるまがり角、どこまでも散策したくなる街、台東区。 そんな下町っ子の私が、おすすめのスポットやカルチャーなど台東区の魅力をご紹介します。
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