【上野】見るだけじゃない!参加もできる!上野の森美術館の公募展で入選した話

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こんにちは、とくらです。

上野公園内にある上野の森美術館では、有名な芸術家の展示だけではなく、多くの公募展も行われています。

今年は、なんと私とくらも上野の森美術館で例年行われている公募展「日本の自然を描く展」に応募してみました。

結果はいかに…!?

また、他にもこれからまだ間に合う、上野で開催される公募展についてご紹介しますので、普段から絵を描かれる方も、既に絵を生業としているという方もぜひチェックしてみてください!

第36回日本の自然を描く展

今年の応募数は2,483点、そのうち入選作品は1,845点。

上野の森美術館での展示は、8月2日(水) 〜 8月21日(月)に、4期に分けて開催されました。 また、展示されたのは入選作品のみとなり、入賞作品は仙台、西日本でも展示が行われます。

「日本の自然を描く展」は、美術の啓蒙、普及を目的とした公募展であるため、絵を描くことを職業としているか、趣味で描いているか関係なく「絵を描くことが好きである、楽しい」と思っている人たちが気軽に参加できる公募展となっています。

そのため出品作品のサイズはF10号(45.5×53.0cm)までの小品。 こうした公募展では大きなサイズの指定も多い中、かなり描きやすい大きさですよね。 身近な風景や風物、人物、静物をモチーフにした日本画、油絵、水彩画、版画などの作品を募集し、優秀な作品には賞が贈られます。

【条件】

油絵、日本画、水彩画、版画等平面の作品。<写真・模写は不可> ・課題部門:課題は「日本の自然」。日本の風景・風物など。 ・自由部門:人物、静物、外国風景、抽象画など。

「日本の自然を描く展」と題されていますが、実は自由部門では何を描いてもかまいません。

海外の風景画や、動物、抽象画を描かれている方もいました。

今回、私の作品は佳作入選ということで、期間内に展示していただきました。 入選すると分厚い図録と入場券なども貰えるので、たくさんの作品を一挙に見ることができます。 なんだかとてもお得な気持ち…

何気ない気持ちで初めて応募してみた絵画の公募展でしたが、他の方の絵を見たり、入賞作品を観察してみたり、とても勉強になる体験でした。

ちなみにこちらが私の描いた作品…
テーマが「日本の自然」ということで冬のお相撲さんを描いてみました。
我ながら、なかなか生き生きとした表情で描けているように思います。(正に自画自賛です。)

アクリル絵の具で絵を描いた経験は殆どなく、普段はデジタルイラストや、ペン画などを描いています。
今回、少し大きな絵をアクリル絵の具で描いてみたい!という気持ちはあったものの、技術力はもちろん他の応募者の方には到底及ばないものでした。
しかし、展示会場で実際に他の作品と共に並んでいるこの絵を見ると、何とも言えない感動が…
技術だけではない良さがあったのではないでしょうか。(まったくの自画自賛ですね。)

この公募展は毎年開催されているので、自身の作品を発表してみたいという方はぜひ来年の募集までに準備をしてみてはいかがでしょうか?

明日をひらく絵画 第42回 上野の森美術館大賞展

こちらは日本の自然を描く展よりも少しハードルが高めの「大賞展」です。

大きさもM50号 (116.7×72.7cm) 以上、S100号 (162.1×162.1cm)以下という規定があり、普段から絵画の制作をしていない方にはかなり大きめに感じるかもしれません。

しかし、こちらは大賞を受賞すると賞金に加えて個展の開催も。

画家としてデビューしたい、より名前を知られたいという方にはぴったりではないでしょうか。

「上野の森美術館では、次代の美術界をになう、個性豊かな作家を顕彰助成する「上野の森美術館絵画大賞」を昭和58年に制定し、以来毎年作品の公募を行っています。

日本画・油絵・水彩・アクリル・版画などの素材の違いや、具象・抽象にかかわらず、既成の美術団体の枠を越え、21世紀にふさわしい清新な絵画作品を公募し、将来有望な作家の積極的な参加を期待します。

応募された作品は厳正な審査を行い、入選作品を選出します。 さらにその中から優秀な作品には賞を贈ります。また受賞作家には、作家活動奨励のため、上野の森美術館ギャラリーにおいて翌年に入賞者展、絵画大賞受賞者は翌々年に個展開催の機会を設けています。」 公式サイトより

【条件】

日本画、油絵、水彩画、アクリル画、版画などの絵画作品。 過去2年間に制作された、公募展未発表のもの。 *公募展などで入選した作品は不可 (選外作品は可)。 *卒業・修了制作展及び学内発表、個展・グループ展に出品した作品は可。 *壁掛け可能な作品であること。 *電源を必要とする作品は不可。 *写真、コンピュータグラフィックス (CG)、切り絵、押し花、ちぎり絵など手描きされた部分のない作品は不可。

【搬入日】

2024年2月23日(金・祝)、24日(土) 10:00 〜 16:00

場所       :東京都立産業貿易センター 台東館 4F 住所:東京都台東区花川戸2-6-5 TEL: 03-3844-6234 (当日のみ)

まとめ

上野では芸術作品を見るだけでなく自ら発表する場もあるというのが素敵ですよね。

今回佳作入選したことで、絵がまた少し好きになった気がします!

絵を描いているけどなかなか発表する場所がない、という方は参加してみると、自分の絵が美術館に実際に展示される体験ができるかもしれません。

ぜひ気軽に応募してみてください!

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ライター紹介

とくらじゅん

イラストレーター・ライター

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。 妖怪イラスト、育児漫画、ADHDエッセイなどを書いています。
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