蔵前|蔵前神社で猫とたわむれ、ベーカリーで焼きたてのパンを楽しむ1日

寒暖差が激しい日々からやっと気候が安定してきた今日この頃。
ある日、たまたま朝早く目覚めると、青く澄み切った空が目に飛び込んできました。雲ひとつない快晴です。
お散歩日和としてぴったりの日に、どこかへ行きたいと思い立ち「神社参りに行こう!」と決めました。
朝早く目覚めた日に散歩がてら神社を参拝しにいくと、その日は一日中キリッとした気持ちで過ごせるのは私だけでしょうか。
いざ、神社参りへ!
訪れたのは、蔵前神社です。


こちらは、春の時期になると桜とミモザのコラボレーション楽しめるとして有名な神社です。
今回は訪れた時期が遅く、残念ながら桜もミモザも見ることはできませんでしたが、見頃を迎えた2つの花は圧巻の景色です。
蔵前神社の歴史は、元禄6年(1963年)まで遡ります。
5代目の徳川家将軍であった徳川綱吉が、山城國(現在の京都)にある男山から石清水八幡宮をこの地へと移したことが始まりだそう。
それ以降、江戸城にもたらされる災難を避けための鬼門除けとして、信仰されてきました。
御祭神として應神天皇、神功皇后、姫大神、倉稲魂命、菅原道真公、塩土翁命が祀られています。
さっそく参拝をしようと鳥居をくぐると、何やら手水舎に人だかりができていました。
よーく観察すると、人々の目線の先には猫ちゃんが!
なんと猫ちゃんが手水舎から直接水を飲んでいたのです。
あまりの人だかりに残念ながら写真に収めることができなかったのですが…。
気を取り直して参拝。
何度やってもシャンとした気持ちになります。
参拝を終えると、猫ちゃんは境内に移動して、日当たりのいい場所で日向ぼっこをしていました。


キリッとしたお顔が印象的。
首輪をしており、タグには蔵前神社の名前と電話番号が記載されていました。
この神社で暮らしている子のようです。
毛艶もよく、体つきもふくふくとしているので、可愛がられているのがよくわかります。



さて、予想外の出逢いについ長居をしてしまいましたが、もうひとつの目的地へ向かうために神社をあとにしました。
蔵前神社
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-14-11
人気のベーカリーへ
蔵前神社から歩くこと8分ほど。

LION本社のビル1階に入っている「TRASPARENTE La Cartolina」さんへ。

こちらは、中目黒の商店街に1号店があり、東京・神奈川・静岡で13店舗を構えるベーカリーです。
ガラス張りで明るい店内は、天井やカウンターが木ベースとなっており、シンプルながらに温もりのある印象を受けます。
席数は限られていますが、イートインスペースとテラス席が設けられているのは嬉しいポイントです。
さっそくパンを選んでいきます。


ショーケースにはズラッとパンが並んでいて、どれもこれもおいしそうです。
惣菜パンや菓子パンにぎっしりと詰まった具材が食欲をそそります。
こちらのベーカリーでは、一度に少ない数をこまめに焼き上げることで、なるべく焼きたてを提供できるようにしているそう。
惣菜がサンドされているタイプのパンもありました。

お値段は張りますが、こういうのってついつい買ってしまいがちです。
購入するパンを決めたら、カウンターで商品を告げ、支払いをします。
ドリンクメニューも充実していましたが、ここではオーソドックスにアイスコーヒーとアイスティーをチョイス。
パンのあたためやカットもサービスでしてくれ、テラス席で5分ほど待っているとパンが運ばれてきました。

まずはアツアツで食べたいゴルゴンゾーラとはちみつのピザを一口。
チーズとはちみつってなぜこんなにもマッチするのでしょうか。
パン生地を噛むたびにハチミツとチーズの油がジュワッと染み出し、口の中がおいしいでいっぱいです。
チョコクリームがたっぷりと詰め込められたチョココロネは、持つとズッシリとした重みを感じられます。
口触り柔らかなクリームは甘さ控えめでいくらでも食べられそうです。
オリーブフォカッチャは塩味のきいたオリーブがこれでもかというほど練り込まれており、爽やかな風味が特徴的。お持ち帰りして、自宅でシチューなどと一緒にいただいてもいいかもしれません。
完食後は少しの間、陽の当たるテラスで穏やかな春の風を感じながら、ぼーっと過ごしました。
忙しなく過ぎる日常生活からすこーしだけ距離を置きたくなったときには、このような休日を過ごしてみるのもいいかもしれませんね。
TRASPARENTE La Cartolina
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前1-3-26
営業時間:8:30〜18:00
まとめ
前から参拝したいと思っていた神社で、まさかの思わぬ出逢いがあり、とても嬉しい気持ちになれました。
神社仏閣で気持ちをキリリと引き締め、近くのベーカリーやカフェでゆったりとした時間を過ごす。
そんな日があるからこそ、日々の生活にメリハリをつけることができるのではないでしょうか。
みなさんもぜひ、ゆったり過ごす休日を楽しんでみてください。