台東区|地震・震災時の避難について|一時集合場所や避難場所、防災地図に関する情報
地震があった際は、慌てず行動することが大切です。
台東区にお住まいの皆さんは、震災時の避難についてきちんと把握していますか。
まず、事前知識として、地震があっても、すぐに避難すれば良いというわけではありません。
自分の家が危険でなければ、そこにとどまる方が安全な場合もあります。
状況に応じて、冷静に行動しましょう。
今記事では、台東区の地震、震災時の避難について詳しく説明していきたいと思います。
台東区にお住まいの方は、必ずチェックしてください。
避難方法について
台東区、震災時の避難方法は以下の通りです。
①自宅(被災現場)から一時集合場所に集まる。
②自宅が安全な場合は自宅に戻ります(在宅避難)。
③自宅が倒壊、焼失している場合は避難所に、自宅や一時いっとき集合場所に延焼火災の危険がある場合は避難場所へ避難する。
④避難所に延焼火災の危険がある場合は避難場所へ避難する。
⑤延焼火災が鎮火したが、自宅で生活できない場合は、区が指示する避難所へ避難する。
⑥延焼火災が鎮火し、自宅が安全な場合は、自宅に戻ります(在宅避難)。
引用:台東区ホームページ
「集合場所」「在宅避難」「避難所」「避難場所」の区別がつかないという方もいると思います。
状況によって、避難方法が変わりますので、この点もきちんと理解しておく必要があります。
震災時に関わる単語を1つずつ確認していきましょう。
一時集合場所
一時集合場所は原則として、町会単位で集団を形成し、避難者を受け入れる施設である避難所や避難場所に避難するための一時的な集合場所のことです。
集合した人の安全がある程度確保されるスペースをもった公園や学校の校庭などを各町会単位に、町会と地元警察署、区の三者の協議により選定されています。
また、一時集合場所は、大災害時において、地域内における情報交換、初期消火や救出救護活動などの拠点としての役割も期待できます。
在宅避難
在宅避難とは、災害時において自宅に倒壊や焼損の危険性がない場合に、そのまま自宅で生活を送る方法のことです。
在宅避難を行う場合には、生活必需品の備蓄が必要不可欠となっています。
在宅避難が可能か否かの判定基準は、以下の通りです。
・自宅の家屋に倒壊などの被害があるか
・隣家の倒壊・火災などで自宅に影響があるか
・自宅が水害や土砂災害の被害を受け、生活できないか
・日常生活をするうえで、他人のサポートが必要であるか
在宅避難時のために、非常用品を備蓄しておきましょう。
避難所
避難所とは、災害により、住居が倒壊・焼失し、救助を要する被災住民に対して、宿泊、給食、医療等の救援を実施するための施設のことです。
台東区では、区立の小・中学校をはじめ、区内の都立高等学校等計45ヵ所が指定されています。
避難場所
避難場所とは、大震災や火災から確実に身の安全を確保できる場所として、東京都震災対策条例に基づき指定されている場所のことです。
台東区民の避難場所としては、台東区内の、 上野公園一帯、谷中墓地、隅田公園一帯が指定されています。
地区内残留地区
地区内残留地区とは、市街地大火が発生しない地区で、火災が発生しても地区内の近い距離(1区画程度)の退避を行えば安全が確保でき、広域的な避難をする必要がない地区で、避難場所と同様に東京都が指定するものです。
防災地図<地震編>
最後に防災地図で避難所などを確認していきましょう。
避難所等一覧
地図面
いざというときのために、しっかりと把握しておきましょう。
家族や地域の人との共有も大切です。
まとめ
今記事では、台東区の地震、震災時の避難について詳しく説明しました。
避難所を確認するだけではなく、一時集合場所や在宅避難などについても理解しておく必要があります。
地震は予測できませんので、いざ起こったときにパニックになりかねません。
危機感を持ちつつ、冷静な行動ができるよう備えましょう。