ライオン(株)×環境ふれあい館ひまわりのコラボ企画「生物多様性について考えるプラスチックは、『わるもの』なの?」イベントレポート

2025年9月20日(土)、ライオン株式会社と環境ふれあい館ひまわりのコラボ企画イベント「生物多様性について考えるプラスチックは、『わるもの』なの?」が開催されました!
台東区内在住・在勤・在学の小学3、4年生親子が参加対象だったこのイベント。
プラスチックが生きものに与える影響や、自分にできる日々の工夫について理解を深めることができる内容となっていました。
本編でイベントのレポートをお届けします!
お読みいただいたみなさんにとっても、環境や生きもののことを考えるきっかけになれば幸いです!
「生物多様性について考えるプラスチックは、『わるもの』なの?」について
今回開催されたイベント「生物多様性について考える プラスチックは、『わるもの』なの?」は、区内の小学3・4年生と保護者を対象に、プラスチックの影響や環境にやさしい商品選び、日常でできる工夫を楽しく学ぶため、ライオン株式会社と台東区立環境ふれあい館ひまわりが共同で企画しました。
プラスチックは、私たちの暮らしを便利にしてくれる一方で、自然環境や生きものにさまざまな影響を与えることが知られています。
イベントでは、クイズを交えたお話のほか、ライオンが販売している商品の工夫点についてわかりやすく解説。
さらに、生物多様性のために自分ができることを考える時間も用意され、子どもたちはもちろん大人にとっても“身近な暮らしと地球環境のつながり”について考えられる内容となっていました。
イベントレポート
イベントでは、小学3・4年生と保護者がプラスチックと生きものの関係について和気あいあいと学んでいました!
当日の様子をお届けします!
プラスチックの問題点について【生き物に与える影響とは?】
まずは、プラスチックについて知っていくことからイベントスタート!
「プラスチックをさがせ!」というクイズが出題されました。
みなさんは、この中でプラスチックを使っているものがどれかわかりますか?

正解は、なんと全部!
参加者から驚きの声が上がりました。
多くのものに使われているプラスチックは、
① どんな形にもなる
② 水に強い
③ 軽い、薄い
④ 安く作れる
などのメリットがある一方で、生きものに良くない影響を与えてしまっているケースもあるとの説明が。
こちらは、隅田川で撮影された写真。
片方がくらげで、もう片方がビニール袋なのですが、見分けられるでしょうか?

正解は左がビニール袋で右がくらげ。
これは川や海に住む生物にとっても見分けが難しく、誤飲してしまうケースが多くみられるそうです。
人間以外の生きものに危害が及ばないようにするために私たちが最低限できることは2つ!

〈プラスチックを使う量を減らす〉
〈プラスチックを外に捨てない〉
真剣に話を聞いているみなさんの姿が印象的でした。
詰め替え体験しながらプラスチックを減らすアイデアを考えよう!
プラスチック使用量を減らすために、日常生活で意識できることのひとつに「詰め替え商品を使う」という選択があります。
実際、どのくらいプラスチックを削減できるのか気になる方も多いのではないでしょうか?
今回、ライオン株式会社が販売している「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」のボトルと、詰め替えパウチの重さはどれほどの差があるのか天秤で比べるクイズが出題されました。


なんと、ボトルは詰め替えパウチ約12個分の重さ!
ボトルを再利用するだけで多くのプラスチックを削減できることが目に見えてわかりました。
プラスチック削減に向け、ライオン株式会社の商品は詰め替えやすい工夫がされています。
【キレイキレイ薬用泡ハンドソープの工夫】
・ボトルの口が大きいので詰め替えるときにこぼしにくい
・ボトルの一部が透明でライン付きのため詰め替えた量がわかりやすい
・ボトルのポンプは逆さに置いても安定するので清潔を保てる
その工夫を体感できる詰め替え体験も行われました!
シールにイラストを描いて仕上げた世界に1つの素敵なボトルにハンドソープを注いでいました。


自宅でも見る度に気分が上がりそうですね!
さらに、参加者それぞれがプラスチックを減らすアイディアを出す時間も設けられました。
テーマは「①自分ができること」「②会社にしてほしいこと」の2つ。

こんな意見が出ていました!
① 自分ができること
・消しゴムを最後まで使い切る
・布の傘を使う
・モノを大切にする
② 会社にしてほしいこと
・カビが付きにくいボトルの開発
・生き物が食べても良いプラスチックの開発
・古いハブラシと新しいハブラシの交換
新しい視点で『なるほど!』と思うことだらけ。
小学生ならではの発想も多く、新たな気づきがありました!
みんなでプラスチックとの付き合い方を見直そう!

私たちの暮らしに欠かせないプラスチック。
軽くて丈夫で、水にも強い、便利な素材だからこそ使いすぎてしまっている現状があります。
プラスチックが生きものに良くない影響を与えてしまうという課題がある中で、プラスチックを「どう使うか」「どう減らすか」について親子で考えられる学べるイベントとなっていました。
まずは、自分にできることから。
ぜひみなさんも、プラスチックと上手に付き合う暮らしについて考えてみてください!
まとめ
〝プラスチック=悪者〟ではなく、正しく付き合い、使い方を工夫することが大切だと気付ける内容となっていた今回のイベント。
便利であると同時に、生きものに良くない影響を与えてしまっている現状について親子でしっかりと向き合う姿が印象的でした。
クイズや体験を交えながら「自分にできること」を考える時間は、子どもたちにとっても保護者のみなさんにとっても貴重な学びとなったようです。
筆者自身もプラスチックの使い方について考え直すきっかけになりました!
一人一人の小さな行動が、未来の地球や生きものたちを守る一歩に繋がるはずです!
みなさんも、ぜひ今日からできることを考えてみてくださいね。