『ガラフェスDASH!!~上野キテキテ大作戦~』|地域と音楽が融合!上野の夏を盛り上げる特別な一日

2025年7月26日、上野恩賜公園野外ステージ(水上音楽堂)で『ガラフェスDASH!!~上野キテキテ大作戦~』が開催されました。
真夏の太陽が照りつけるなか、アイドルやアーティストたちの熱いパフォーマンス、観客を巻き込んだ演出、そして地域と一体となった取り組みで、上野の街全体が活気に包まれる一日となりました。
本記事では、その様子をお伝えします!
目次
ガラフェスのはじまりとこれまで

ガラフェスが生まれたのは2018年。うえの夏まつりの一環として始まったこのイベントは、最初こそ観客数も100人程度と小規模でした。当時はアイドルの出演もなく、レゲエやDJが中心。現在も司会を務めるCHOP STICKさんのもと、手探りでの開催でした。
しかし「上野を盛り上げたい」という想いが形となり、年を重ねるごとに進化。徐々にアイドルやプロレスラーの出演が加わり、ファン層も拡大していきます。今回のイベントでは、北は北海道から南は沖縄といった24都道府県から来場客が訪れ、上野の夏の風物詩として認知度を高めてきました。
これまでには文化人のモーリーロバートソンさんがDJ出演したり、元AKB48の柏木由紀さんがステージに立ったこともあり、大きな話題を呼びました。さらに日比谷野外大音楽堂や豊洲PITといった大規模会場での開催も実現し、地域イベントの枠を超えて成長しています。
総勢18組の豪華なアーティストが集結!上野の夏を彩る


今回の「ガラフェスDASH!! ~上野キテキテ大作戦~」には、総勢18組のアーティスト・パフォーマーが登場しました。アップアップガールズ(仮)、クマリデパート、lyrical school、スタプラ研究生、東京女子プロレス、PLATINUM Princess研究生、松山あおいなど多彩な顔ぶれが集結。さらに、オープニングアクトでは、異世界アイドル☆パラレルパレードが、上野の夏を熱く盛り上げました。
【出演アーティスト】(出演順)
パッションノットファッション
異世界アイドル☆パラレルパレード
遥か、彼方。
HOTALOOP
PLATINUM Princess研究生
松山あおい
きゅ〜くる
wonder channel
Chuu♡Cute
アップアップガールズ(プロレス)
東京女子プロレス(荒井優希、風城ハル、渡辺未詩、らく、鈴木志乃、高見汐珠)
NωA Jr.
スタプラ研究生
クマリデパート
lyrical school
unSea
CHOP STICK
アップアップガールズ(仮)
高城れに、突然の登場で会場を沸かす!


多彩な出演者が会場を盛り上げる中、ひときわ大きな歓声を呼んだのは、サプライズゲストで登場した「ももいろクローバーZ」の高城れにさん。突如ステージに姿を現すと、会場は一気に興奮に包まれました。
高城れにさんはステージに上がると、スタプラ研究生と共に圧巻のパフォーマンスを披露。コーラを一気に飲み干して咳き込むコミカルな場面を挟みつつ、エンターテイメント抜群のステージでした。
その後は、プロレス仕立ての演出やジャンルの垣根を超えたコラボレーションも飛び出し、音楽と笑いが融合した、まさにガラフェスならではの忘れられないステージとなりました。
夏ならではのユニークな演出で大盛り上がり!


ガラフェスの魅力は、ただ音楽ライブを楽しむだけにとどまりません。真夏ならではの工夫が随所に散りばめられています。
中でも観客を盛り上げたのが、水鉄砲や水風船による放水演出。アイドルがステージから客席に向けて水を浴びせ、ファンはびしょ濡れになりながらも大盛り上がり。単なるパフォーマンスではなく、熱中症対策からこうしたパフォーマンスが生まれ、暑さを和らげながら楽しめる仕掛けとして定着しました。
また、アイドルイベントで定番のアイドルとのチェキ特典会もあります。さらにアイドルによるかき氷販売はガラフェスならではの名物。推しのメンバー色にシロップをかけて楽しむこともでき、ファンにとって特別な思い出になります。こうした交流があるのも、ガラフェスの魅力です。
地域とつながるガラフェス

ガラフェスは音楽フェスでありながら、地域貢献にも力を入れています。
その象徴的な企画がゴミ拾い活動。俳優の「ゴミ拾い侍」が先導になり、アイドルが観客と一緒に上野の街を歩き、ゴミ拾いを行うといった取り組みです。
ライブを楽しむだけでなく、アーティストとファンと街をきれいにする活動を共有することで、一体となった特別な体験ができるのもガラフェスの魅力。
また、過去には能登半島地震の被災地からアイドルを招いたこともありました。音楽を通じて被災地や地域に寄り添い、エンタメイベントにとどまらない社会的な意義を持ち続けているのもガラフェスの特徴です。
上野の街を舞台に広がる熱気

2025年のガラフェスは「上野キテキテ大作戦」と題し、上野観光連盟や地元飲食店とも連携。地域の飲食店経営者からお客さんに直接声をかけてもらうなど、地域の方も積極的に広報活動を行いました。
美術館や商店街、動物園など観光資源に恵まれた上野という街ならではの立地も、国内外から人を呼び込む大きな要素です。フェスをきっかけに上野を訪れ、ライブを楽しんだ後に街を散策してもらう。そんな「音楽×地域観光」の回遊性も、このイベントの大きな魅力となっています。
上野の夏を彩る唯一無二のフェス!

2018年の来客数は100人程度と小規模のイベントとして始まったガラフェスは、年々進化を遂げ、今では多くのファンや観光客を引きつける一大イベントに成長しました。
音楽、アイドル、地域貢献、観光促進など、すべてを掛け合わせた唯一無二のイベントとして、上野の夏の風物詩となりつつあります。真夏の暑さを吹き飛ばすような水の演出、アイドルチェキ撮影会や推しのカラーで楽しむかき氷、そして、地域を一緒に支える活動といった、上野でしか味わえないこの特別な一日をぜひ次回は体験してみてください!
(撮影/下山聡夏)