【東京国立博物館 創立150年】おすすめ国宝【弥生時代~古墳時代編】
こんにちは、とくらです。
2022年は上野公園内の博物館、東京国立博物館創立150年!
これを記念して今年は多くの特別展やイベントの開催、グッズの販売が行われています。
既に開催が終わってしまったものもありますが、来年の1月までまだまだ周年記念イベントは続きます!
収蔵品は現在約12万件、このうち国宝が89件、重要文化財648件を擁するトーハク。
150周年を記念して、普段はなかなか見ることのできないコレクションを見ることもできますよ!
そこで、全3回に渡って、国宝にスポットライトを当てた、特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の中から、私とくらが個人的にビビッときてしまった展示物をご紹介します!
読んでおけばもっと面白く鑑賞できるかも!?
今回は、弥生時代~古墳時代にかけて制作されたと言われる展示物についてご紹介します。
弥生時代~古墳時代の出土品
展示期間:10/18(火)~12/11(日)
【扁平鈕式銅鐸】
皆さんおそらく教科書で一度は見たことがあるがあると思います。
銅鐸です! ほとんどの人は写真は見たことあるけどこれが何なのかは知らない、という方も多いと思います。
銅鐸は、形からもわかるように要するにベルです。
弥生時代のお祭りでは銅鐸を鳴らして豊穣を祈ったのではないかと言われています。
狩猟や脱穀の様子、水田に集う生き物が描かれており、男女は頭部が○と△で描き分けられているのも面白いですね。
弥生時代中期に作られた、当時の暮らしを想像させる貴重な資料です。
【江田船山古墳出土品】
江田船山古墳という古墳、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
この古墳の出土品は92点が全て国宝に指定されており、全て一括して江田船山古墳出土品として東京国立博物館に所蔵されています。
刀に刻まれた文章などは古墳時代の様子を知る貴重な資料となっています。
なんと、出土品が発見されたきっかけは、明治6年地元の人が夢のお告げを受けて古墳を掘ってみた、というもの。
不思議なエピソードですね…!
【東大寺山古墳出土品(金象嵌銘花形飾環頭大刀ほか)】
東大寺山古墳は、奈良県天理市櫟本町にある前方後円墳です。
鍵みたいな形の、これまた教科書でよく見るタイプの典型的な古墳ですね。
この古墳から出土した品々は、こちらも一括して国宝として東京国立博物館に所蔵されています。
東大寺山古墳から出土した金象嵌銘花形飾環頭大刀は、日本国内で出土した最も古い象嵌銘文大刀として有名です。
中国の影響を大きく受けた文章が刻まれていますが、装飾から日本で制作されたものだとされているそう。
一説には、魏の国から卑弥呼に贈られたものではないかとも言われているそうです。
【埴輪 挂甲の武人】
これも教科書で見たことあるやつですね!
武人の埴輪!
左手には大刀、右手は弓、背中には矢を収めた靫を背負う埴輪です。
2019年に修理が完了し、正に今がベストコンディション。
古墳時代当時の東国武人がどのような装備をしていたのか、ということを詳しく知ることのできる貴重な資料です。
東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」
東京国立博物館創立150年を記念し、膨大な所蔵品の中から国宝89件すべてを含む名品と資料を通して、東京国立博物館を紹介する展覧会
会期:2022年10月18日(火)~12月11日(日)
会場:東京国立博物館 平成館 開館時間:午前9時30分~午後5時※金曜・土曜日は午後8時まで開館
休館日:月曜日
観覧料:一般2,000円 大学生1,200円 高校生900円
※中学生以下無料 ※事前予約制(日時指定)
アクセス:東京都台東区上野公園13-9
【JR上野駅】公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
オリジナルコラボグッズの販売や、東京国立博物館の国宝カードの配布(10月18日(火)~10月30日(日))も!
また、国宝カードは東京国立博物館以外でも、アトレ上野、上野マルイ、PARCO_ya上野、松坂屋上野店で配布されているそうです。
国宝89件からランダムで1件ずつカードになっています。
コレクター心をくすぐってきますね…!!!
また、公式サイトから89件の国宝一覧を確認することもできます。
お目当ての1枚を狙いに行くのも楽しみ方の一つかもしれません。
まとめ
今回は弥生時代~古墳時代の出土品についてご紹介しました。
どれも歴史の教科書で見たことがあるものばかりだったのではないでしょうか?
展示期間は10/18(火)~12/11(日)です。
必ず事前にチケットを予約してから見に行きましょう!
古代の暮らしぶりをより身近に感じられること間違いなしです!