台東区で考える防災。備蓄だけじゃない、今から確認しておきたいこと。「避難所」と「避難場所」の違い、知っていますか?

9月は「防災の日」をはじめ、防災について考える機会が増える時期です。
防災というと、非常食や水、懐中電灯などの防災グッズを準備することを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。もちろん、いざというときのために必要なものを備えておくことは大切です。
一方で、平時だからこそ確認しておきたいこともあります。
たとえば、自分が住んでいる地域の避難先や、災害が起きたときにどのように行動するのかを知っていますか?
台東区では、地域ごとに避難所や避難場所が定められているほか、洪水や高潮などの災害に備えてハザードマップも公開されています。
「近所の学校に避難すればいいのかな」と思っていても、実際には町会によって避難予定先が異なる場合があります。
だからこそ、何も起きていない今のうちに、自分の住んでいる地域について知っておくことが大切です。
家族で一緒に確認しておけば、いざというときにも共通の認識を持って行動できます。
まずはお金をかけずにできる、身近な防災から始めてみませんか?

台東区では地域によって避難先が違う?

災害が起きたとき、「避難するなら近くの学校へ」と考えている方もいるかもしれません。
台東区では、地域ごとに避難予定先が定められています。自宅から近い学校などが、必ずしも自分の避難予定先とは限りません。
災害の状況によって避難する場所や行動が異なります。自宅が安全なら在宅避難、自宅が倒壊・焼失している場合は避難所、自宅や一時集合場所に延焼火災の危険がある場合は避難場所へ避難するのが基本です。
一時集合場所は、町会単位で一時的に集まり、避難所や避難場所へ移動するための場所です。
たとえば谷中周辺では、一時集合場所として「谷中墓地入り口前」や「日蓮宗瑞輪寺」「玉林寺」などが定められています。避難所は「上野中学校」「谷中小学校」「都立上野高等学校」、避難場所は「谷中墓地」です。
避難予定先は「住所」だけでなく、町会ごとに定められている点もポイントです。
「うちは○○小学校が近いから、そこかな」と思い込まず、普段暮らしている地域の避難先を一度確認しておくと安心です。
台東区公式サイトでは、「避難について」のページで、避難予定先となっている施設を確認できます。施設名だけでなく所在地も掲載されているので、自宅からの距離や道順をあわせて見ておくのもおすすめです。
また、台東区には住所を入力すると町会や一時集合場所、避難所、避難場所などを確認できる防災アプリ「台東防災」もあります。
昼間と夜間では街の様子も変わるので、普段の散歩を兼ねて確認しておくのもよいでしょう。
まずは台東区公式サイトを開いて、「自分の町会は、どこが避難予定先になっている?」と確認するところから始めてみましょう。

「避難所」と「避難場所」はどう違う?

「避難所」と「避難場所」。どちらも災害時に逃げる場所というイメージがありますが、実は役割が異なります。
避難所は、自宅の倒壊や焼失などで生活ができない住民を受け入れ、宿泊や食事などの救援を行う施設です。
台東区では、区立の小・中学校や高等学校、区民館などが避難所として指定されています。
一方、避難場所は、地震時に発生する延焼火災やその他の危険から身を守るために、一時的に避難する場所です。
台東区では、上野公園一帯、谷中墓地、隅田公園一帯など、広い公園や緑地などが避難場所として指定されています。
たとえば、谷中周辺で暮らしている場合、避難所として「谷中小学校」などが指定されていますが、災害の種類や状況によっては、避難場所へ移動することも考えられます。
つまり、「災害が起きたら、とりあえず近くの避難所へ」と一律に考えるのではなく、どのような災害が起きているのか、どこへ避難する必要があるのかを判断することが大切です。
台東区の公式サイトでは、避難所と避難場所について、それぞれの施設や地域を確認できます。
普段の生活ではあまり意識しない言葉だからこそ、何も起きていないときに違いを知っておくと、いざというときの判断にも役立ちそうです。

台東区の「ハザードマップ」を一度見てみよう

防災について考えるとき、まず頭に浮かぶのは「地震」という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、地震への備えは大切です。避難先を確認したり、家具の転倒を防いだり、非常用の持ち出し品を用意したり。普段からできることはいろいろあります。
でも、台東区で暮らすなら、地震以外の災害についても一度考えておきたいところです。
たとえば、大雨や台風による水害です。
台東区には隅田川や神田川が流れているほか、地域によっては大雨による浸水などが想定されています。
「自分の住んでいる地域では、どんな災害が起こる可能性があるのだろう?」
そんな視点で一度見てみたいのが、台東区の「ハザードマップ」です。
台東区では、災害の種類に応じたハザードマップを公開しています。現在は「荒川水害」「神田川水害」「内水氾濫」「高潮水害」「土砂災害」の5種類を1枚にまとめたハザードマップが公開されています。
地図を見ると、自宅の周辺だけでなく、普段歩いている道や、家族の職場・学校の周辺がどのようになっているのかも確認できます。
ハザードマップは、危険な場所を確認するためだけのものではありません。
自分の住む地域の特徴を知り、どう備えたらいいかを考えるきっかけにもなります。
災害が起きてから初めて見るのではなく、何も起きていないときに家族で一緒に眺めてみる。「この道は大雨のときどうだろう」「もし自宅にいるときだったらどうする?」と話しておくだけでも、いざというときの行動を考えるきっかけになります。
備蓄品を買いそろえることだけが、防災ではありません。
まずは自分たちが暮らす台東区を知ること。
その第一歩として、台東区公式サイトの「ハザードマップ」を一度開いてみてはいかがでしょうか。

防災は「備蓄」だけじゃない。家族で確認しておきたいこと

防災というと、非常食や水、懐中電灯などをそろえることを思い浮かべがちです。
もちろん、いざというときの備蓄は大切です。でも、それと同じくらい、災害が起きたときに家族がどう動くかを、平時に話しておくことも大切ではないでしょうか。
たとえば、家族それぞれが別の場所にいるときに災害が起きるかもしれません。
「子どもは学校にいる」「親は仕事中」「自分は自宅にいる」など、状況はさまざまです。
そんなとき、あらかじめ
• 自宅周辺の避難所・避難場所はどこか
• 家族それぞれの学校や職場から、どこへ避難する可能性があるか
• 家族が離れているとき、どこで落ち合うか
• 災害時に連絡が取れない場合はどうするか
などを話しておくと、いざというときに慌てにくくなります。

そして、もう一つ確認しておきたいのが自宅で過ごせる場合の備えです。
災害が起きたら、必ず避難所へ行くとは限りません。自宅の安全が確保できる場合には、住み慣れた家で過ごす「在宅避難」という選択肢もあります。
そのためにも、飲料水や食料だけでなく、トイレ用品、モバイルバッテリー、懐中電灯など、普段の生活を続けるために必要なものを家族で考えておきたいところです。
防災は、何か特別なことを始めるというより、「もしものとき、私たちはどうする?」と家族で話すことから始めてもいいのかもしれません。
台東区の公式サイトを一緒に見ながら、避難先やハザードマップを確認する。そんな時間を、普段の生活の中に少しだけ作ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

防災というと、非常食や水などの備蓄に目が向きがちですが、普段から地域や家族のことを知っておくことも大切な備えです。
台東区では、地域によって避難予定先が異なり、避難所と避難場所にもそれぞれ役割があります。さらに、地震だけでなく、水害や土砂災害についてもハザードマップで確認できます。
まずは台東区公式サイトを開いて、自宅周辺の避難先やハザードマップを確認してみましょう。そして、家族で「災害が起きたらどうする?」と話してみる。
いざというときに慌てないために、できることから少しずつ。台東区で暮らす私たちだからこそ、身近な地域を知ることも、防災の一歩になりそうです。

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ふじみ

フリーライター

フリーライター。FP。お得なものと変なものが好きです。推しのライブに参戦するために生きています。
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